こんにちは。南米大陸のちょうど真ん中にあるボリビア在住のZICです。
ボリビアにはウユニ塩湖を筆頭にたくさんの観光地がありますそして今、世界遺産に認定されるために目下申請中のある場所があります。それは、市立ファンセサ白亜紀公園。
通称、恐竜公園とも呼ばれる場所で、恐竜の足跡が残っている場所なんです。早速ご紹介します。
恐竜公園へのアクセスは、まず世界遺産の町スクレへ
市立ファンセサ白亜紀公園、恐竜公園に行くためにはまず、憲法上の首都とも呼ばれているスクレの町へ行きます。
スクレは首都ラパスからはバスで11時間、ボリビア第2の都市サンタクルスからは14時間の場所にあります。長距離かつ、道もあまり良くないので国内線の飛行機で移動するのもおすすめです。
現在ボリビアの首都はラパスですが、かつてはスクレが首都として栄えました。町はスペインの植民地時代の面影を残し、コロニアル調で白く塗られた建造物は本当に綺麗です。町自体が世界遺産に認定されたのも納得です。
南米に居ながらヨーロッパの面影と空気を楽しめるおすすめの町、それがスクレです。
スクレの郊外にある、恐竜公園
スクレの町の少し郊外に恐竜公園はあります。公共交通機関のバスでも行けますが、タクシーの方が速いのでおすすめです。タクシーだとスクレの町から20ボリビアーノ(約320円)ほど。
そして、いざ恐竜公園に到着すると最強の恐竜、ディノサウルスがお出迎え。
市立ファンセサ白亜紀公園の入り口となります。ディノサウルスだけでなく、たくさんの恐竜のモニュメントが公園内に設置されていて楽しむことができます。
ディノサウルス越しに見えるスクレの町は美しく見えます。他にも公園内には化石を展示した博物館もあります。
そして、いよいよ恐竜の足跡を見に行きましょう。
ボリビアにあった恐竜の足跡
公園から徒歩で行ける場所にその恐竜の足跡はあります。実はこの場所、フランスのセメント会社が原料となる石灰石を採掘しようとしたところで恐竜の足跡が見つかり、採掘が中止になったという逸話があります。
専門家が詳しく調べると、6,500万年以上前の恐竜の足跡群であることがわかりました。1m以上もある大きな足跡もこの時発見されたようで、それは博物館に展示されています。
全長1㎞の岩盤に刻まれた恐竜の足跡。点々と見えるのが恐竜の足跡です。全部で6,000個弱はあると言われており、世界最大規模の恐竜の足跡群だとも言われています。
くっきりと見える足跡、それらがすべて恐竜のものだと考えると太古の歴史を肌で感じます。
たくさんあります。
ここまでくっきりと、そして大量の恐竜の足跡を見れる場所は他にはないのではないでしょうか。
そんな超貴重な化石であるこの足跡群と恐竜公園を、世界遺産にようと現在申請中です。認定される日も近いかもしれません。世界遺産に認定されてメジャーになる前にぜひ見ておきたいスポットです。