日本の少女漫画界に燦然と輝く伝説的な作品「ベルサイユのばら」。その作者である池田理代子さんの漫画家デビュー50周年を記念した展覧会が日本橋高島屋にて開催されています。
大の「ベルばら」ファンの筆者が、オープン初日に早速行ってまいりましたのでレポートいたします。
50年の軌跡
池田理代子さんは日本を代表する漫画家のひとり。1967年、大学生の時にデビューされ、代表作である「ベルサイユのばら」は「週刊マーガレット」で1972年に連載をスタートしました。また47歳で東京音楽大学声楽科に入学、現在は声楽家としても活動されています。
そんな作家生活の50年間を華麗に振り返る展覧会が今回の『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』なのです。
会場は
会場は日本橋高島屋8階催事ホールです。
平日というのに、初日ということもあってかたくさんのお客様が来場されていました。
池田理代子さんの挨拶、略年譜に続いて出迎えてくれるのは、大迫力の週刊マーガレットやプリンセスの表紙たち。筆者は単行本でしか読んだことがなかったので、こんなにたくさんの表紙を飾ってきたということを初めて知りました。
少女時代にマーガレット、プリンセスを読んでいた方々にとっては、少女の頃にタイムスリップした気持ちになれそうですね。なつかしさからか、みなさん食い入るように見ていらっしゃいました。
展示は、年代を追ってされていています。デビュー直後から、話題作を数々生み出してきていたのですね。特に「虐待」「いじめ」「被爆」など現代社会でも問題となっているテーマをいち早く取り上げている作品もあり、先見の明がある方なのだなと改めてすごさを感じました。
そして池田理代子先生の代表作「ベルサイユのばら」
今回の展覧会のタイトルにも入る、メインである「ベルばら」コーナーにやってきました!
名シーンの数々を、宝塚歌劇団での公演写真も併せて展示してあり、漫画ファンにも宝塚ファンにもたまらない展示となっています。ちなみに筆者が初めて見た宝塚の「ベルばら」2001年の宙組公演の写真もあり、大興奮でした!
そして、先日のマリーアントワネット展に行った際もそうでしたが、漫画でも何度となく号泣したマリーの断頭台の場面。これも貴重な原画が展示されており、貴重さとストーリーとでまた涙でした。
写真が撮れるコーナーも
展示物は基本的に撮影禁止なのですが、撮影可能なコーナーも用意されていますよ!
宝塚歌劇団の「ベルサイユのばら」の公演で実際に使われた衣装。こちらはアントワネットとフェルゼンの衣装です。よく見ると細かい刺繍やレースの装飾がされていて本当にきれい!! ここまで近くで衣装を見ることのできる機会は滅多にないので感激しました!
このほか、オスカルとアンドレの衣装で撮影可能なものもありました。
もう一つ、こちらも名作「オルフェウスの窓」のジオラマ展示も撮影可能です。是非写真に収めてSNSなどで自慢しちゃいましょう。
現在進行形
現在も執筆活動を続けている池田理代子さん。前日発売されたばかりの「ベルサイユばら―エピソード編」やベルばらのキャラクターをポップに描いた「ベルばらKids」などの新作の展示もされていました。
見逃せないオリジナルグッズ
物販コーナーでは、今回の展覧会限定のオリジナルグッズも多数販売されていますよ。「ベルばら」グッズはもちろんですが、「お兄さま」などのグッズは普段なかなかお目にかかれないので、要チェックです!
今回のオリジナルではありませんが、「ベルばら」のコスメシリーズも。こちらのアイライナーとマスカラ、筆者も愛用しておりますが、見た目だけでなく使い勝手もいいんですよ!
また、ドレスコードプレゼントでオリジナルグッズが貰えるキャンペーンを行なっているので、ゲットされたい方は是非ロングワンピースでご来場ください!
全国で開催
この展覧会、東京日本橋だけでなく、今後3か所を廻っていきます。
大阪高島屋 2017年3月29日(水)→4月10日(月)
京都高島屋 2017年4月12日(水)→4月23日(日)
横浜高島屋 2017年4月26日(水)→5月8日(月) 公式ホームページより
また、この3か所以外にも開催が企画されている地方もあるそうなので、この会場にいけない方も楽しみに待っていてくださいね。
ファン感涙の展覧会
今回の展覧会は池田理代子さんのデビュー50周年記念という事で、その歴史の重みを噛み締められる貴重な展示物の数々に感動しっぱなしでした。
池田理代子先生の美しく繊細な原画を一堂に見ることのできる貴重なこの機会、皆さんも『デビュー50周年記念展 池田理代子-「ベルばら」とともに-』に行ってみてはいかがでしょうか??
開催期間 : 2017年3月8日(水)→3月20日(月・祝)
会場 : 日本橋高島屋8階催事場
営業時間 : 午前10時30分~午後7時30分 ※最終日は午後6時閉場。入場は閉場の30分前まで
入場料 : 当日料金 一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
公式HPはこちら