• マレーシアの伝統工芸「バティック」が大好き。工場見学も楽しい理由とは? | TRIP'S(トリップス)

    マレーシアの伝統工芸「バティック」が大好き。工場見学も楽しい理由とは?
    マレーシア

    私はバティックが大好きです。バティックとはろうけつ染の布のことで、マレーシアの伝統工芸です。一つひとつの過程を手作業で進めていく様子は何度見ても飽きないので、友達が遊びに来てくれた時にいつも行くお決まりの観光スポットになっています。そこで今回は、私が住んでいる街の近くにあるバティック工場をご紹介します。

    ソクたびソクたび

    Natural Batik Village

    Natural Batik Villageって?

    最近は観光地なら大抵見かけるようになったバティック。それぞれの土地ごとに少しずつ特徴があるようですが、特に盛んなのがマレー半島の東海岸沿いです。マレーシアのクアンタンという街にあるNatural Batik Villageは、そんな工場のひとつです。

    早速、工場へご案内!

    Natural Batik Villageは、クアンタンの市街地から少し離れたところにあります。海沿いにトレンガヌの方向に進んでいくと、スイスガーデンというホテルが見えてきます。Natural Batik Villageはそのすぐ近くです。
    マレー半島東海岸沿い
    Natural Batik Villageに行くまでの道では、牛やヤギが道をゆっくりと歩いていたり、マレー式の家の景色が続いていたりして、眺めてみると面白いです。
    Natural Batik Villageのお店
    バティック工場と言っても、工場という雰囲気はなく、名前の通りナチュラルな木造の小屋です。
     
    中に入ると、お土産コーナーが広がっています。マレー人のスタッフが子供と一緒に店番をしていますが、いつも楽しそうにおしゃべりしています。マレーシアらしいゆっくりとした空気が流れています。
    Natural Batik Village
    店の奥へと進んでいくと、工場が広がっています。工場というより作業場かアトリエといったほうがあっているかもしれません。この作業場は独特なロウを溶かした匂いがしています。私はこの匂いが大好きです。
     
    作業場はどこを歩いて見学しても大丈夫です。近くまで行って写真を撮らせてもらったり、作業している人に話しかけたりできます。タイミングが合えばバティックを染める過程についてのツアーをしている時もありますが、ツアーにはあまりお目にかかったことがありません。そこは適当なマレーシア、仕方ないです。

    バティックが出来上がるまで

    私は一度だけタイミングが合い作業の過程について説明してもらったことがあります。その時に教えてもらったことをお伝えしたいと思います。
     

    ①布に絵を描く

    見本の絵を見ながら鉛筆などで絵や模様を描いていきます。
     

    ②鉛筆で描いた線をロウでなぞっていく

    Natural Batik Village
    熱く温めたロウを専用のペンに入れて、線をなぞっていきます。その時、躊躇なく一気に描いています。簡単そうに見える作業ですが、そこがプロの技! 見ていて本当に楽しいです。
    Natural Batik Village
    同じパターンの染物の場合、ロウをつけたスタンプを押していきます。これは男の人が行っていることが多いです。
    Natural Batik Village

    ③色をつける


    筆で色をつけていきます。Natural Batik Villageのスタッフによるとこの染色の色は自然界のものから作られているようです。色鮮やかだけど、どこか優しいのは自然からのものだからかもしれません。
    Natural Batik Village
    色は塗っている人が勝手に決めていいようなので、その人のセンスが試されます。同じ絵でも色が変わると全く違った絵に見えてきます。

    ④色が乾いたら、ロウを溶かす。そして洗う

    Natural Batik Village
    色が乾いた布を、大きな鍋に入れてロウを溶かしていきます。この時に色を定着させるために薬剤を入れるそうです。
    Natural Batik Village
    グツグツ煮立った大きな鍋の中は、ロウや余計な色が溶け出てきてすごい色になっています。小さい時に読んだ白雪姫で、お妃様が毒リンゴを作っている様子を想像してしまいました。

    ⑤乾かす


    綺麗に洗ったバティックは太陽に当てて乾かされます。マレーシアの強い日差しを浴びて色鮮やかなバティックが風になびいている様子はとても素敵。
     
    こうやってバティックは作られています。こうやって一つひとつを丁寧に作られている様子を見ていると、バティックに愛着が湧き、ますます好きになっていきます。

    バティック染色体験も!

    バティック染色体験もできます。私はまだ試してみたことがないのですが、友達がバティック染色体験をやってみたそうです。自分だけのバティックを作るのは思い出になって良かったと言っていました。いつか私もしてみたいと思ってます。

    マレーシアのお土産はここで!

    Natural Batik Village
    Natural Batik Villageのお土産コーナーも面白いです。もちろん、バティックのものが中心ですが、マレーシアやクアンタンのロゴがはいったTシャツやキーホルダーなども売られています。この作業場で作られ、他のお店に出荷されます。
     
    それでNatural Batik Villageで買うとクアラルンプールなどのお土産ショップで買うのに比べて安く購入できます。しかもお店の人はとても優しいので色々と相談に乗ってくれます。
    Natural Batik Village
    バティックを使って作った小物類、例えばテーブルクロスやポーチなどはお土産にぴったりです。ロゴが入ったTシャツはちょっと……という人でもポケットの部分がバティックになっているTシャツなどもありました。このTシャツ、甥っ子お土産に購入してみました。
     
    一緒に行った友達も、ここでお土産を買うことが多いです。その中のひとりはテーブルクロスやバティックで作られたシャツ、スカーフなどを購入していました。

    オススメは、なまこ石鹸

    Natural Batik Village
    中でも私がNatural Batik Villageに来た時には絶対買うのものは、なまこ石鹸です。なまこ石鹸もNatural Batik Villageで作っているそうです。私がお店に行くたびに毎回買っているので、私の顔を見るとお店のおばちゃんは、できたばかりの新しい石鹸がある場所へ連れて行ってくれます。そんな優しさもこのお店が好きな理由です。
     
    お土産としても喜ばれて、「買ってきて!」と頼まれることもあります。バティックで包まれているのもかわいいです。

     マレーシアのスローな空気を味わえます


    マレーシアの独自の文化に触れることができるNatural Batik Villageは何度行っても飽きることがありません。ロウの匂いが好きというのもあるかもしれませんが。マレーシアのゆっくりした空気を感じることができる素敵な場所だと思います。

    私はバティックが大好きです

    私はバティックが大好きです。我が家のテーブルクロスもバティックです。独特の色鮮やかな色使い、そしてデザインが好きです。マレーシアに来たばかりの頃はそれほど好きだと思わなかったのですが、だんだん好きになってきました。地元に染まってきたのか……面白いなと思います。
     
    地元の人はバティックをくるくる巻いてホームウェアにします。私は、お気に入りのバティックの布を買ってくると巻きスカートに作ってもらいます。そうすると普段着としてバティックを着ることができるので楽しいです。しかもバティックを着ていると地元の人が喜んでくれるので、地元の人ともっと近くなったような気がしてそれも嬉しいです。
     
    日本でもそうですが、古くから伝わる伝統的なものは本当に素敵だなと思います。
    私はバティックが大好きです

    この記事を書いた人

    yazu

    yazu

    九州出身です。
    今はマレーシアに住んで数年になります。旅行も大好きでマレーシアを拠点に、東南アジア周辺の旅行にもよく出かけます。

    マレーシアで、夫と共に、発展途上国ならではの思いがけないハプニング満載の生活を送っています。そんなことをしていたら、段々たくましくなってきました。東南アジア旅行では、いろいろな文化の違い、食事、地元の人との出会いを楽しんでいます。

    そんな中で、自分たちが経験したこと、感じたことを記事にしたいと思います。だれかに楽しんでもらえたら嬉しいです。

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