こんにちは! ボリビア在住のZICです。南米のボリビアと言えば、アンデス山脈や高地の町をイメージされるかもしれません。
しかし、実は国土の中の大半を占めるのはジャングル地帯なんです。そう、あのアマゾン川のジャングルに囲まれた国でもあります。
そんな熱帯のボリビアならではの絶景があります。それは、地平線まで広がるジャングルです! もし、ボリビアの熱帯地方を訪れる機会がありましたら、ぜひ見ていただきたい景色です。
熱帯の田舎町、サンティアゴ・デ・チキートス
ボリビア第二の都市サンタクルスより400Km。車で5時間ほどの場所にサンティアゴ・デ・チキートス(Santiago de Chiquitos)という町があります。
サンタクルスから国道4号線をひたすら走り、町の名前の看板を見つけたら左折。舗装された山道をずっと登ると、サンティアゴ・デ・チキートスに到着します。
この町を含むボリビアのサンタクルス郊外はチキタニア地方と呼ばれ、熱帯でうだるような暑さが持ち味ですが、このサンティアゴ・デ・チキートスは少し高地にあって風が吹くと涼しい印象があります。
世界遺産に登録された教会があるくらいで、本当に何もない田舎町です。全くと言っていいほど観光地化されていません。
町の中心である中央広場も閑古鳥が鳴いています。町の人々は山の奥地や都市へ働きに出てしまっているため、町には人気がありません。
いくつかホテルはあるので、ここでしっかり観光業が根付けば仕事も増え、町の人も働けるのになぁといつも思ってしまいます。
道には放し飼いになっている牛が歩いている始末。本当に人気のない田舎町です。しかし、そんな田舎町に、一生に一度は見ておきたい絶景が眠っています。
町を見下ろす偉大なる絶壁
サンティアゴ・デ・チキートスの町を歩いていると、巨大な絶壁を遠目に確認することができます。この絶壁こそがこの町の最大の観光スポットへといざないます。
雲を届くんじゃないかと思うほどにそびえるこの巨大岩をなんと、登ることができるんです。
地平線まで広がるジャングルを見渡せる展望台。ミラドール
この絶壁を登ることができると看板にも書かれています。La Antesala del Cieloとはスペイン語で空の待合室という意味。それだけ高い場所から景色を眺められることを強調しています。
最大600m地点まで登れるそうですが、かなり疲れそうです。その半分の高さの場所からでも景色は同じだと地元のボリビア人が言っていたので、それを信じて、半分の地点の展望台に行きたいと思います。
El Miradorとは展望台の意味です。サンティアゴ・デ・チキートスの町を見渡すその展望台の景色とはどんなものでしょうか?
展望台と言っても切り立った足場の上から景色を眺められるというもの。
登ってみると、見渡す限り広大なジャングルが! 柵もないので少し危険ですが、その景色はまさに絶景。
まるで、ジオラマにも思えるほど現実離れした風景が広がります。大海原の広大さとはまた違う一面のジャングルを眺めることができます。
曇っているのが少し残念ですが、少し晴れ間が見えると……
地平線まで広がるジャングルを見渡すことができます。アマゾンのジャングル地帯ならではの素晴らしい絶景です。これほどスケールの大きな一面緑の光景は、一生忘れられません。
周りの絶壁と相まって圧倒的な自然を体感できます。晴れた日だとさらに絶景度が増します。ボリビアの熱帯地方に来られたならぜひ行ってもらいたいおすすめスポットです。