エールフランスのプレミアムエコノミー席を体験!+10万円の価値はあるの?

AF機内食(ランチ)

こんにちは、モチヅキです!
昨年末、関西空港からパリまで、エールフランスのプレミアムエコノミークラス(エコノミークラスとビジネスクラスの中間のクラス)を利用してみました。
正規価格だと、エコノミークラスに+10万円ほどの運賃(往復の場合)。この運賃は、サービスに対して高いの?安いの?

関西空港からパリまで、エールフランス・プレミアムエコノミー席を利用。

12月末に、関西空港からコペンハーゲンに行ってきました。
その時に利用したエールフランスには「プレミアムエコノミー」席なるものが存在することを知り、早速関西-パリ間で利用してみました。

エールフランスのプレミアムエコノミー席を予約すると、このようなメリットが受けられます。

空港では……

・23kg以内の手荷物を2つまで無料で預けられる
・エールフランスラウンジを利用できる(有料)
・搭乗開始後、優先搭乗できる
到着先の空港で手荷物を優先的に早く出してくれる

機内では……

・エコノミー席よりも40%広い座席に座れる
・座席には調整可能なレッグレストフットレストがついてくる
・前の座席の人が座席をリクライニングさせても、席が倒れてこない座席に座れる
・大きな手荷物収納スペースがある
・1人につき1本ミネラルウォーターがプレゼントされる
アメニティキットももらえる
……など。

空港でのサービスでは、エールフランスが所属する航空アライアンス・スカイチームの上級会員が利用できるサービスのほとんどを利用できることになります。
これらのサービスは何度か利用していますが、空港での時間を効率的に利用でき、いち早く空港から出られるためとても重宝しています!

プレミアムエコノミーのサービスの詳細は、エールフランスのこちらのページをご確認ください。

通常価格はいくらぐらい?

価格に関しては、時期によって異なりますが、エコノミーの往復航空券価格に10万円プラスした価格がほとんどのようです。
私の場合、片道しか利用しなかったため、片道あたり、エコノミーの片道航空券+5万円くらいの価格になると思います。

前日チェックインで格安アップグレード

関西空港からパリまでは、直行便で12時間〜13時間ほど。
長時間のフライトでいつもお尻や腰を痛める私には、エコノミークラスの座席は苦行そのもの。
今回、思い切ってアップグレードすることにしました。

ただ、ここでネックになるのが「価格」ですよね……。
片道に+5万円以上出すと予算オーバーになるため、「前日のオンラインチェックイン」を利用することにしました。

実は、搭乗前日にエールフランスサイトからオンラインチェックインすると、エコノミープレミアムなどのエコノミークラス以上の座席に空きがある場合、格安料金で希望の座席を購入できるサービスがあります。

そのサービスを利用して、片道あたり通常5万円以上するお席を、なんと2万円程度で予約できました。
ちなみに、エコノミークラスで航空券を予約している場合、前日オンラインチェックインサービスを利用して上のクラスの席を予約しても、マイルの加算率はエコノミークラスの加算率のままとなりますので、マイルを貯めたい方は注意が必要です。

さあ乗るぞ!

空港でチェックインを済ませ、ようやく搭乗口に。
エコノミークラスの乗客よりも早く搭乗(優先搭乗)できるため、機内でゆっくり手荷物を整理できました。
座席を見ると、厚手のブランケット、枕、エビアン(500ml)が置いてありました。
AFプレミアムエコノミー席
私が利用した便では、プレミアムエコノミー全体の座席数は20席程度で、高身長の方や体のサイズが大きめな方、お年を召された方が多くご利用されていたように思えました。空席はほとんどありませんでした。

座席は最前列。足が伸ばせました♪

AFプレミアムエコノミー座席2
今回予約した席は最後尾の席だったのですが、チェックインカウンターの方が「最前列に空きができましたので、そちらに移動させましょうか?」と、最前列に席を移動させてくださいました。
最前列だったため、足元に荷物を置くことはできなかったのですが、足を伸ばせて大満足でした。

ちなみに、私の身長は170cmなのですが、窮屈さは全く感じられず、脱いだブーツを足元に置いても問題なく足を伸ばせました。

また、気になるシート幅ですが、身長170cm(ガッチリ体型)の私でもリラックスして座れる広さで、正座に三角座り、シート上であぐらをかくこともできました!
座り方を変えても苦しくなく、体の脇にもまだスペースがあるようなサイズ感でした。

前述の通り、足元にはレッグレストも付いているため、座席をリクライニングさせても足を伸ばしやすかったです。フットレストは最前列の席だったためか、見当たりませんでした。
フットレストがなくても、シート上で座る体勢を変えやすかったので、いつもエコノミークラスの席で感じていた体のむくみも少なかったように感じます。

また、席の前にある荷物収納スペースにはパソコン、機内誌、充電ケーブルなどを入れてみました。
マチが広めのポケットです。見た感じ少しパンパンですが、問題なく使えました。

肘置き戦争にさようなら!

エコノミークラスで、席の肘置きを隣席の人と無言で奪い合う……これ、結構経験されたことがある方は多いのでは?
今回の座席は、2名分の肘掛けが用意されているので、心置きなく肘掛けを使えました。

個人モニターも広め!

AF個人モニター

個人モニターは肘掛けから取り出すタイプでした。
今回はフライトインフォメーションしか見なかったのですが、大画面で見やすかったです。
言語は英語とフランス語のみのようでした。

ウェルカムドリンクとおつまみ登場

AFウェルカムドリンク
席についてしばらくすると、ニコニコした男性CAさんがウェルカムドリンクとスナックを配布しはじめました。
フランス語で話しかけられましたが英語でも通じました。

ウェルカムドリンクはソフトドリンクとアルコールから選択可能で、私はシャンパンを選択。
スナックはピザ味のクラッカーで、ほどよい塩味とトマト味が楽しめました。

充電も可能♪ただし、Cタイプのプラグが必要

AF座席充電スポット
座席の右側下には、充電スポットが用意されていました。
が、残念ながら日本のプラグを刺しても充電されなかったため、機内での充電を考えている方はヨーロッパ仕様のプラグ(Cタイプ)を持参されることを強くおすすめします。

アメニティとメニューをいただく

AFアメニティとメニュー
ウェルカムドリンクとスナックが片付けられて20分後くらいに、機内アメニティとメニューが配られました。
まず目を引いたのが、とてもデザインが素敵でカラフルなメニュー。これまで30社以上の航空会社を利用してきましたが、こんなきれいなメニューは初めてでした♪

アメニティは、エールフランスによると半年に1回デザインを変えて提供しているようです。
全種類コンプリートしたい!という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はイエローとブルーの2色から選択が可能になっていましたよ。
AFアメニティ内容
アメニティの中身は、

・歯ブラシ
・歯磨きジェル(ブッコテルム社のもの)
・ノイズキャンセリングイヤホン用シール
・耳栓
・ソックスとアイマスクのセット

となっていました。

機内食は絶品!

AF機内食(ランチ)
チキンのソテーをチョイス。フランスパンと最高の組み合わせでした!

また、一番美味しかったのが、写真右下の鴨とスモークサーモンのシーフードサラダ。
こちらも付け合せのパンとカマンベールチーズとの相性抜群でした。
軽食としてサラダだけ欲しくなるほど、美味しかったです!

ちなみに、機内食は海鮮丼とチキンのソテーからメインを選択できるようになっていました。
AF機内食メニュー
飲み物はホワイトワインを選択。
AFワイングラス
グラスはガラス製でエールフランスのロゴマークも付いていてびっくりしました。
エコノミーだとペコペコのプラスチックカップなのですが、席だけでなく、ここでもエコノミーとの差は歴然でした。
AF食後のショコラ
「食後のショコラ」にも驚きました。
デザートは食事と同じトレーに置かれた状態で出てくることが多いのですが、このクラスでは食事が全て下げられた後に食後のデザートならぬ「食後のショコラ」がいただけましたよ。

チョコレートはフランスの老舗チョコレートメーカーの1つ・ヴァローナのもので、口に入れた瞬間にとろけるなめらかさでした。
AF機内食(朝食)
着陸の直前にももう1食機内食が提供されました。
いかにも朝食というようなフルーツとコッペパン、そしてかぼちゃとベーコンのペンネパスタでした。

このパンの他に、別のパンも追加できるようでしたが、あまりにも炭水化物が多かったため、こちらはパスしておきました。

往復10万円プラスの価値、あり?なし?

とても快適な時間を過ごせ、おいしい機内食も堪能でき、大満足のフライトでしたが、往復10万円プラスできるか、というと少し高すぎるかもしれません。
ビジネスとエコノミーの間のクラスですが、座席・サービスともに、どちらかというとエコノミー寄りに感じられました。

機内食もエコノミーとあまり大差はないようでした。ですが、搭乗前日のオンラインチェックインで2万~3万円程度プラスして利用できるなら、ぜひまた利用したいと思っています。

この記事を書いた人

モチヅキ アヤノ

モチヅキ アヤノライター

89年生まれのフリーライター。 大学卒業後、アパレルショップのWEB担当を経て、インテリア商社にて商品開発を担当。「女子がときめくもの」を中心にマーケティング・開発してきました。 海外出張や海外旅行の機会が多く、常に海外のおいしいグルメや素敵なインテリア、ライフスタイルのことで頭がいっぱいです♪

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