札幌駅周辺でお手軽にアイヌ文化に触れる方法がある
日本

北海道の民族といったらアイヌ。最近はマンガの影響もあってブームの兆しが見えつつあります。

せっかく北海道に来たらならアイヌ文化に触れたい!と思う方も多いはず。アイヌ文化スポットで有名なのは「阿寒湖アイヌコタン」ですが、札幌から車で4時間はかかります。

ですが、諦めないでください! 札幌駅周辺でアイヌ文化に触れるスポットが存在します! 北海道旅行に来たけど、あまり遠方を見る時間がないという際ははぜひ参考にしていただければと思います。

JRを降りたら早速お出迎え

ウレシパモシリ北海道イランカラプテ像
どーんと、お出迎えしてくれるアイヌの男性像。こちらは札幌の玄関口である、JR札幌駅西コンコースにあります。この像、実は名前があって「ウレシパモシリ北海道イランカラプテ像」というそうです。

日本語に訳すと「互いに育ち合う大地(ウレシパモシリ)北海道こんにちは(イランカラプテ)」という意味で、平和と自然との共存の願いが込められています。
JR札幌駅西コンコース
目立つからか、待ち合わせの目印として利用されることも多いです。余談ですが、目の前のお土産屋さんは全道各地の商品が置いてあるので、旅行最終日に買い忘れ等があったときは便利です。

数歩歩いたら、すぐに次のアイヌスポットへ……

JRアイヌタペストリー
先ほどのJR札幌駅西コンコースから歩いて1分くらいのところに、早くも次のアイヌ文化スポットが……! 遠くから見てみると、結構な大きさがあることがわかりますね。
JRアイヌタペストリー2
見事なアイヌ文様のタペストリーです。近づいてみると、とっても色鮮やかできれいです。どことなく現代風に作られているようにも見えますね。

大通駅方面へは地下歩行空間(チカホ)を通ってみましょう

札幌駅から大通駅までは地下歩行空間という通路があります。冬でも寒い外を通ることなく、札幌駅と大通駅の間を行き来できます。
ようこそ札幌へ
地下歩行空間の入り口です。「ようこそ札幌へ」という柱の後ろに「イランカラッテ」の文字があります。北海道へ来たという実感がより出てきて、わくわくします。
ちかほ展示
先ほどの、柱がある反対側にアイヌ文化の解説パネルがあります。こちらも地下歩行空間内にあり、誰でも無料で見ることができます。アイヌが使用していた道具や楽器、衣服などについて詳しく解説しています。
アイヌとヒグマ
1つピックアップしてみました。アイヌはキムンカムイ(ヒグマ)を狩猟対象にしていたのですね……絵を見ると弓で狩猟しています。あんなに大きなヒグマと弓で戦うなんて……すごいです。

ちなみに、キムンカムイの「カムイ」はアイヌ語で神格を有する高位の霊的存在のことです。アイヌの人々はあらゆるものにカムイが宿っていると考えていたようです。
ちかほ
地下歩行空間を大通り側に進むと、一定区間ごとの柱にアイヌ文様のタペストリーが展示されています。
アイヌタペストリー
幾何学的な模様が魅力的です。こちらは「美しい心」という題名がつけられていました。ひとつひとつ、思いが込められて作られているのがわかります。

少し足を伸ばして……

札幌駅から10分ほど歩いたところに「北海道立アイヌ総合センター」があります。こちらは入場料無料で、日曜、祝日、年末年始を除く9:00~17:00で営業しています。

センター内には資料展示室、図書資料室、保存実習室があり、アイヌ民族の歴史や生活用具などを見ることができます。学芸員や職員の方々にも解説を聞くことができるそうなので、実際にお話を伺ってみると新たな発見がありそうです!

北海道立アイヌ総合センター
北海道札幌市中央区北2条西7丁目 かでる2・7ビル7階
営業時間:9:00~17:00
休業日:日曜日、祝日、年末年始(12/29~1/3)

おわりに

何気なく歩くだけでも、自然とアイヌ文化が目に入ってきて北海道に来たと実感できるのではないでしょうか。道民の方も、じっくりと見たことがない方が多いかもしれないですね。

札幌駅周辺にお越しの際はぜひ、足を止めて、アイヌ文化に触れてみてください。アイヌが守ってきた北海道をより好きになることができるスポットでした。

この記事を書いた人

あんみ。

あんみ。アイヌマニア

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86年生まれ。北海道で生まれ、北海道で育ち、だけど寒さにめっぽう弱い道産子。女子大を卒業後、アプリ制作をお手伝いしたり、医療書籍に関する仕事などを経てひょんなことからプログラマに。アイヌ文様に目がない。道内各地を走りまわり、インドア派である一つ年下の旦那さまを連れまわす日々。人混みが苦手で旅行好きとして致命的であるがゆえに穴場を探すのが得意。

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