三重県にある「御在所ロープウエイ」。季節問わず絶景を楽しめるスポット、とのことで気になっていました。調べてみるとアクセスも良し。
そこで、紅葉シーズン手前!ではありますが、一足先に訪れてみました。実際行ってみたら、かなり面白いところ満載、絶景も楽しめました!ということでレポしていきます。
絶景を見るならロープウェイに乗るべし!
始まりはここから。ロープウェイ乗り場です。車以外でここまで来る場合は、バス停を降りてからここまで10分くらい歩く必要があります。
この一帯は温泉街と聞いてきたのですが、かなり怪しげな雰囲気でした。(この話はあとでしますね)
で、ここがロープウェイ乗り場です!
ここに来るまでも結構登ってきましたが、さらに、さらに! 上に行くために必須の乗り物。ロープウェイが遠~くに見えますでしょうか? あの乗り物に今から乗ります。
料金は、往復2,160円。「ちょっと高くない?? 」と思う方! 私もそうでした。……が、今から理由がわかります。
さほど並ばす、ここまで来ました。混雑時は、相乗りになるそうです。ロープウェイというか、大きめの観覧車のような見た目。では、いよいよ乗車です。
相席にはなりませんでした。10人乗りのロープウェイ、貸し切り~
こんな感じで登ってきます。まあまぁ、よくあるロープウェイの景色って感じですよね。
綺麗です。晴れてよかった~。何枚も写真を撮りました。写真を撮るときは、すれ違うロープウェイも一緒に写すといい感じに。
だんだん、恐怖心が芽生える
で、写真撮ってて気づきます。「なんか、長くない? 」
どこまで高く登るの~??
ロープウェイ内の自動音声が「標高〇〇…日本一の高さを誇る鉄塔…」とか不安感をあおってきます。
もう眼下に、山がいくつもあるけど大丈夫なの? これ、高所恐怖症の方はアウトだと思います。私は高いところ大丈夫なんですけど、さすがにここまで高いとは……
深く考えてしまうと、「このロープだけで釣り上げられてるのか」とか考えてしまって、ロープの安全性を疑いたくなります。
そんな気の遠くなるような15分を過ごし、ようやく山頂までやってきました! ロープウェイ代は、この乗車時間と山頂への入場料と考えれば、これくらいするよね~という気がします。
山頂に着いたら2つの選択肢が
頂上からの景色は、また綺麗! ロープウェイから見る景色と比べて安心感がありますね。
気を付けたいのが気温。地上よりはるかに寒くて、15℃しかありませんでした。結構しっかりとした登山着を着ている方が多かったのも納得です。
山頂に着くと、なんとさらに上!を目指すためのリフトが待ち構えています。このリフトに乗ってくと、滋賀県に突入することになるみたいです。琵琶湖も見えるとか。
しかし、乗り物はもういいや……ってのと、もともと歩くのが好きなので「歩き」を選択。
この選択は間違っていなかったのです!
絶景巡り開始
緑のなか歩くのは気持ちがいいですね~。15℃とは言え、山の寒さを恐れていた私は、けっこうな厚着をして行ったので快適でした。
この辺は、冬になるとスキー場になるみたいです。このように緑が楽しめる時期は限られますね。リフトを横目に歩いていくと……
山がポコンと。階段が設けてあります。この階段、結構雑な感じで登りづらく、ちょっと疲れるんですけどあきらめないでください。ここを頑張ると、私が紹介したい1つ目の絶景スポットが待ってます。
それがこちら!
違う世界にいるみたい! 草原ぽい感じもします。地上とは見える景色が違う、気温も全然違う、この景色を見ているとなんかすごく遠い場所にきたような……不思議な気持ちになります。
あまりにも気持ちがいいので寝転んでしまいました。
ここで座ってみる景色は、リフトに乗ったら味わえません。歩いたからこそ見れる、青い空と芝生、と絶景。寝てしまいたくなるくらい気持ちがよく、幸せな場所でした!
さて、この絶景を楽しんだ後はロープウェイ乗り場に戻りますが、その途中も見逃せません。それがここ。
国見岳。あまり人の気がなかったんですけど、行ってよかった。
この岩の上を登ると、
こんな景色が……! 岩の上から見ているので、さらに開放感があるというか、かなりいい場所でした。
ただ、景色に見入っていたら突如強い風が吹いて、体もってかれそうになりました。ちょっと怖かった。足場が不安定な分、そこは注意です。
絶景は簡単には見られない
この旅で痛感したことです。紹介した景色を見る、気持ちのいい場所に行くためには、ロープウェイもしくは登山が必要です。高さを見る限り、登山は素人に手が出そうにないです。
そのため、ロープウェイを選択することになると思いますが、これが「長い、高い、怖い」。ロープウェイってこんな感じだっけ? って思うくらい初めて味わう高さでした。
人によっては、絶叫マシンより怖いのでは……?と思うほど。でも、これを乗り越えるからこそのあの絶景。すごく遠い場所に来たような感覚は、間違いなくロープウェイの乗車時間で作り上げられたと思います。
標高1,212mの旅、ロープウェイからの景色だけでなく、ちょっとしたスリルも味わえちゃう、山頂も楽しめちゃうということで、かなり記憶に残るスポットになりました。
アクセスと周辺観光
名古屋からのアクセスは、車でも電車でもバスでもOK。私は、行きは電車、帰りは名古屋駅行きのバスで帰ってきました。電車だと、近鉄四日市駅で乗り換える必要があるのでバスの方が楽ちんでした。
▲湯の山温泉~御在所ロープウエイのバス時刻表(取材当時)
▲湯の山温泉駅~四日市駅までの電車時刻表(取材当時)
電車の本数、湯の山温泉駅~御在所ロープウエイまでのバスの時間は、それぞれ要チェック。これから紅葉シーズンになるので混雑も予想されます。スムーズな旅のために、乗り換え時間の確認も重要かと思います。
ロープウェイは1分間隔ぐらいでどんどん来るので、時間的に気にしなくてよさそうです。ただ天気などによって、運休が発生するそうなので要注意です。
そして、周辺観光。以前伺ったアクアイグニス(こちら)です。御在所ロープウエイからはバス1本で行けます。10分くらい乗ると、アクアイグニスの目の前で降ろしてくれるのですごく便利! 帰る前に、スイーツなり、温泉なり楽しめます!