「猫空」は台北郊外にあるお茶リゾート。台北市初の高空ロープウェイで全長4.03㎞の空の旅が楽しめるのですが、なんと床全面が透明ガラスのゴンドラがあるのです。スリル満点の景色に大興奮の後には、茶芸館でのほっこりタイムも!
そしてさらに今回のプチトリップでは、最後にオチが待っていました。行きたかった茶芸館の隣の店に入ってしまい、店を出てから間違いに気付いたのです…。この珍エピソードもついでにお伝えします。
超便利!猫空(マオコン)へのアクセス
ロープウェイ出発駅の最寄り駅は、MRT文湖線の終点「動物園駅」です。台北駅からだと忠孝復興駅か大安駅で文湖線に乗り換えれば、あとは終点まで電車にゆられるだけなので、気軽にいけます。30分ほどでMRT動物園駅へ到着。
こちらの出口からでて、左に見えているロープウェイの出発駅へ向かいます。徒歩3分もかからず到着。
ロープウェイの料金は終点「猫空駅」まで50元(≒179円/2016年2月現在)と超リーズナブルです。到着したのは平日の15時頃でしたので、チケット売り場は1,2組待ちぐらいでした。しかも台湾MRTの悠遊カード(EASYCARD)が使えるので、カードを持っていればチケット売り場に並ばず、そのまま改札口へ行けて便利です。
ロープウェイは「一般」と「水晶」の2種類
ロープウェイは、一般(普通のゴンドラ)と水晶(足元が透明ガラスになっているゴンドラ)の2種類あり、入場口が分かれているのでここで決断しなければいけません!
料金は一緒なので、せっかくなら水晶に乗りたいですよね。ということで、人気の上に台数が少ないので、水晶の方はいつも行列とのことです。
それもあって平日に訪れたところ、待ち時間は10分ほど(一般ゴンドラはほぼ行列なし)ですみましたが、週末は行列覚悟です!もし待ち時間が長かったら、行きは一般で、帰りに水晶でという手もあるかもしれません。私たちもそうでしたが、帰りは一般に乗る人が多いようで、帰りの水晶の行列は行きより少なかったです。
水晶ゴンドラは5人乗りなので、私たち2人とアジア系カップルとあいのりで、全長4.03㎞の空中散歩スタート!
想像以上にクリアな水晶ゴンドラ
足元の透明ガラスは、思ったよりクリアで下の景色がはっきり見えます。山の中なのでほぼ緑の景色ですが、それでも最初は足がすくむほどスリルは満点!
▲足元は全面透明ガラスで、左のシルバー部分が椅子です。
▲ほぼ緑の景色の中、時々道や建物が見えます。
▲高低差もすごいです。
▲高いところ好きの私にとってはたまらない光景です!
▲この辺が私の中での絶景&大迫力ポイントです。全長4.03㎞は、ほんとに圧巻!
この日はあいにくの曇り空でしたが、ぼんやりと台北101も見えました。途中2駅を通過し、終点の「猫空駅」まで30分ほどです。ゴンドラ内は通気口から風が入ってきて結構冷えますので、猫空へ行く時は防寒対策をしっかりすることをおすすめします。
終点「猫空駅」へ到着、寒さにびっくり
ロープウェイを降りて駅をでるとすぐ看板があり、茶芸館らしき店名がずらり。
左側にはちょっとしたフードコートがあります。
ハイキングコースとしても人気のスポットなだけに、歩いてまわるコースがあるようです。ただ、山の上&曇り空でこの日はとても寒く、ゴンドラですでに冷えていたこともあり、残念ながら散策は早々に断念。
茶芸館の中国茶で温まる
日本映画「闘茶」のロケ地にもなった、アンティークな家具に囲まれた雰囲気が気になっていた茶芸館「縁續縁」が駅のすぐそばということで、駅を出て右へ向かうとすぐに看板発見!
建物の手前にあった緑の看板の入口から店内へ。(よく見ると「縁續縁」とは別の店名が書いてありますが、この時は「縁續縁」のつもりで入ってしまいました…。)
中国茶をオーダーし、店員さんに入れ方を教えてもらいながら、しばしほっこりタイム。
▲2人で1種類のお茶をオーダーして、470元(≒1678円/2016年2月現在)
茶葉は茶筒にたっぷり入っています。お湯も沸かし放題で飲み放題。さらに残った茶葉は持って帰るというありがたいシステムでした。ただ、茶器も結構簡易的で店内にアンティークな家具もあまりなく、少しモヤモヤとしながらも中国茶を楽しんでお店を出ると、なんともう一つ入口が!!よく見ると「縁續縁は2階」という意味らしき看板が…。
そこではじめて、間違って隣の店に入っていたことに気付きました。「縁續縁」は黄色看板の入り口から階段を登るのです。すでにお茶飲み放題で水腹ということで、今回は諦めることにしました。次回は迷わず2階へ行ってみたいと思います!!
最後に笑えるオチもあり、思い出深い猫空プチトリップとなりました。次は天気のいい日に夜景を楽しみたいです。その時は防寒対策も忘れずに!
※月曜日は運休。特殊なイベント等で運行時間の変更や、天候により停止などもあるようなのでご注意を!