こんにちは、ライターの新田です。今回はラトビアのリゾート地、ユールマラを紹介します。同時に、旧ソ連圏おなじみの飲み物、クヴァスも紹介。西欧のリゾート地とは少し違う雰囲気をお楽しみください。
そもそも、ラトビア・ユールマラとは?
フランスのニースだと説明不要ですが「ラトビア・ユールマラ」と聞いてもパッとイメージできる方は少ないでしょう。まずは、ユールマラの基本情報をお伝えします。
ユールマラはバルト海に面したラトビアのリゾート地。首都リーガから電車でたったの30分で着きます。
そのため、ソ連時代から人気を博しており、多くのリゾートホテルが立ち並んでいます。ラトビアはもちろん、周辺諸国、ロシアからも観光客が訪れます。
なお、電車を利用する場合はユールマラの中心地、マユァリ(Majori)駅で降りることをオススメします。
ユールマラで飲んだ極上のクヴァス
ロシア・ハバロフスクのクヴァス自動販売機
ユールマラに着いたら、ちょうど12時でした。そこで、とあるレストランに入ることに。メニュー表を見ると「クヴァス」があったのでさっそく注文しました。
クヴァスはロシア、旧ソ連を代表するノンアルコールの飲み物です。一般的には小麦や大麦の芽、もしくは粉、ソバ粉を発酵させたもの。それに、ミントや果汁で匂いをつけます。
私はロシアで何回かクヴァスを飲んだことがあります。はっきりいって、あまり好きな味ではありませんでした。
ですが、「ラトビアのクヴァスは違うのかなあ」と思い注文することに。すると、コーラのような色をしたクヴァスが出てきました。これがとてもおいしかったのです!
コーラと少し似ていますが、とてもあっさりしています。比較するなら、スロバキアのコッフォラと似ています。一瞬「間違えたかな」と思いましたが、スタッフに口頭で確認したので、間違えはないと思います。
ウクライナ人の友人にクヴァスについて質問しました。すると「国が違っても、作り方はほどんど同じ」とのこと。
なぜ、ユールマラのクヴァスはロシアのクヴァスと比べて全く異なるのか……謎は深まるばかりです。もし、クヴァスに詳しい方がいましたら教えてください。
遠浅の海、バルト海
せっかく、バルト海のリゾート地に来たのですから、バルト海を紹介しましょう。
バルト海は遠浅の海です。ある程度進んでも、地面に足が付きます。そして、内海のためとても穏やかな海です。そのため、水泳が苦手な方にとってはもって来いの海です。また、バルト海はあまり潮の匂いがしません。
砂浜に足を一歩踏み入れると、サラサラの砂が本当に気持ちいいです。まるで、パウダーみたいな感触、このような砂浜は初めてでした。
さすがに6月ということもあり、泳いでいる人はあまり見かけませんでした。多くの人が砂浜をのんびりと歩き、中には水着に着替える人も。私も砂浜にあるベンチでボーとしていました。
西欧のリゾートと比べると華やかさに欠けますが、のんびりと過ごすには最適なスポットだと思います。
ところで、簡易シャワーはありますが、日本のような海の家は全く見かけません。多くの人が事前に水着を着けていました。バルト海で泳ぐ方は入念に準備したほうがよさそうです。
ユールマラにはオシャレな木造建築の建物が目立ちます。このような建物はラトビアらしさが表れていると思います。バルト海と一緒にじっくりと観察してみましょう。
リゾート地だけあって、イベントも行われています。私が訪れた日は自転車大会がありました。子供から大人まで、たくさんの参加者が楽しそうに自転車をこいでいました。広告などを見ると、ラトビアは自転車スポーツが盛んなように思われます。