そこは福岡県北九州市若松区、洞海湾の港沿い。赤い若戸大橋がすぐ近くにあってレトロな建物が並ぶ、知る人ぞ知るおしゃれスポットです。
そんなレトロな建物の中にあるのが、三日月屋というクロワッサン専門店です。これを食べるために遠方からわざわざ訪れる人も多く、評判が評判を呼んでいます。
福岡に来たら是非食べて欲しい、三日月屋のクロワッサンについてお伝えします。
元々はスーパーハウスでスタートした三日月屋のクロワッサン
福岡県北九州市は工業で栄えた地域です。北九州市の若松区と戸畑区の間には洞海湾があり、当時は石炭を運ぶための通路になっていました。
今は静かですが、当時はかなり賑わっていたようです。今でも洞海湾に行くと、その頃の歴史の跡を少しだけ感じられます。
そんな洞海湾を見渡せる場所に、三日月屋の店舗はあります。
もともと三日月屋のクロワッサンは、若松区の一角のスーパーハウスからスタートしました。多くの人が行列を作って並んでいたのを今でも覚えています(私も何度も並びました)。
まもなく、こちらのレトロな建物に移転しました。
落ち着いた雰囲気の店内には、ずらりとクロワッサンが並びます。
三日月屋のクロワッサン
天然酵母で作られた、三日月屋のクロワッサン。それを初めて食べた時の衝撃は今でも覚えています。手のひらサイズの大きなクロワッサンは……外はパリパリ、中はふわふわ。そして、生地がとても甘くて美味しかったです。
それから年月が経過し、種類もたくさん増えました。プレーン、あずき、シナモン、メープル、きなこ、などがあります。
個人的にオススメするNo.1は、何と言ってもプレーンです。クロワッサンの生地の甘さを一番感じられるからです。ほかにあずき、シナモン、きなこ味も大好きなのでよく買います。
綺麗な包装に包まれているクロワッサンは、なんだか開けるのがもったいくらいです。
私のお気に入りの食べ方は、袋の後ろにも書いてありますが、トースターで少し温めて食べることです。こうすることで、外のパリパリ感がさらに強調され、内側のふわふわ感とのギャップをより一層楽しむことができます。
また、バターやジャムなどは何もつけずに食べるのがお気に入りです。シンプルに生地そのものの味を楽しめるからです。
お土産にもぴったり!
三日月屋のクロワッサンは手土産にもぴったりです。パンの包装紙、紙袋、箱はどれも高級感があります。
私は他県の人に三日月屋のクロワッサンをお土産にすることが多いのですが、「これ本当に美味しいね」とみんな口を揃えてくれます。自分が作ったパンでもないのに、地元で作られたパンだというだけで、誇らしい気持ちになります。
北九州市の若松区から始まったお店ですが、今では北九州市を中心に店舗の数が増えています。福岡空港や博多駅にも店舗があるので、旅行で福岡に訪れた際は是非この美味しさを味わってほしいです。
先日他県の友達が、「福岡空港でたまたま三日月屋のパンを見つけ食べてみたら、すごく美味しかった」と言っていました。
普通のパンに比べてお値段は少し高いですが、それでもやっぱり食べたくなってしまう、とっておきのクロワッサンです。