下北沢は古着や演劇などファッションとカルチャーに彩られた若者の聖地ですが、今や世界中から人が訪れるほど大人気。そんな下北沢には、遙か昔からこの土地の繁栄を支えてきたパワースポットが存在します。
今回ご紹介の北澤八幡神社は、江原啓之さんがかつて神職で奉職していた神社としても有名。スピリチュアリストが過ごした神社も気になりますが、さらに日本財界の巨人・渋沢栄一ゆかりの代沢稲荷神社にも参拝し、がっつり開運シモキタ散歩をしてきたのでレポします!
スピリチュアリストが奉職した北澤八幡神社とは?

下北沢駅から歩くこと15分ほど。周囲は一気に閑静な住宅街に様変わりします。すると小高い丘の先に鎮守の神様・北澤八幡神社が視界に入ります。「老若男女を問わず人を惹きつける下北沢の賑わいは、もしかするとこの八幡様のおかげなのかもしれない」なんて思ってしまうような、温かくも威厳あるたたずまいを見せています。
そんな北澤八幡神社を紐解いていきましょう。

ご由緒
15世紀中盤、当時世田谷城主を務めていた吉良家が、守護神として武家の神様でもある八幡神社を勧請したのがその始まり。また近代に入るとこの地域は一等地として政治家から文人などの著名人が居を構え、近年では芸能人も住むようになりました。そんな歴史の変遷から「セレブ神社」と呼ばれているのだとか。
ご祭神
・応神天皇(おうじんてんのう)
・比売神(ひめかみ)
・神功皇后(じんぐうこうごう)
・仁徳天皇(にんとくてんのう)
ご利益としては、技芸上達・厄除け・縁結び・安産・健康長寿などが挙げられます。
摂社・末社
北澤八幡神社は摂社末社の数も多く、バラエティーに富んでいて「ここでお参りすれば、全ての願いを叶えてもらえるオールマイティな神社」と評価する人もいるそうです。

社殿に向かって右側には高良玉垂社。厄除けや延命長寿を司る神様・高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)が祀られています。お狐様に守られているので、稲荷社も合祀されているようです。

その向かい側には富士山の溶岩で作られた「富士山遥拝所」が設けられています。その横からは晴れた日に富士山が見えるとのこと。参拝時に見えたらそれだけでも開運できそうな気分になれますね。

次は社殿に向かって左側へ。小さな森のような空間に、ウサギなどの置物がさりげなく配置されていてちょっとしたメルヘン気分が味わえます。

芸能や財運を司る弁財天が祀られた弁天社。演劇や音楽などアートは下北沢の象徴ですから、この弁天社の存在こそが下北沢の守り神なのかもしれません。

弁天社の横には様々な稲荷社が鎮座しています。もとは別の場所に鎮座していたのがこの境内に合祀されたと記載があります。お稲荷さんは商売繁盛の神様ですから、やはり下北沢の繁栄を支えているパワースポットだと思えてしまいます。
さらに上の画像の左から二つ目の小さなお社「愛宕稲荷社」は、もとは由来不詳のお稲荷さんでしたが、奉職中だった江原啓之さんの脳裏に「愛宕」という言葉が浮かんだことから、愛宕稲荷社と名付けられたそう。江原啓之さんのファンの方はぜひお参りを!

そして筆者的に一番強いエネルギーを感じたのがこの産土(うぶすな)社。今となっては姿形はありませんが、その昔周辺には大きな池があったそうで、そこに宿っていたと伝わる龍を土地神様として祀っているお社です。池こそ無くなったとはいえども、醸し出すご神気は強く威厳ある雰囲気に包まれた、まさに「下北沢の龍神スポット」。龍神様を崇敬している方はお見逃し無く。

参拝を終えたところ、ちょうど北澤八幡神社には古着屋の袋を持った若い人や、外国人観光客の姿が見られ、どうやら下北沢の鎮守の神様として知る人ぞ知る神社になっているようです。
●北澤八幡神社
東京都世田谷区代沢3丁目25-3
住宅街にひっそり鎮座するお稲荷さんー代沢稲荷神社

次にご紹介するのは、閑静な住宅街にひっそり鎮座する代沢稲荷神社。地図アプリの案内がないと、うっかり見逃してしまいそうなほどこじんまりとしています。それでもQRコードの案内など現代的に整備されているのが印象的でした。

ご由緒
この地域一帯に屋敷を構えていた阿川家の邸宅内で、江戸時代初期から祀られていたのが、平成の時代に当時の当主により誰でも参拝できるようになったそうです。この阿川家というのは、江戸時代世田谷一帯の警察権を持つ寄場名主(よせばなぬし)の一族で、江戸時代には将軍家の休息所になるほどの家柄だったとか。
近代に入ると渋沢栄一、菊池寛、横光利一など当時の大物著名人が来訪したことからも、阿川家の影響力の大きさが窺えます。特に渋沢栄一は頻繁に阿川家の屋敷を訪れ、経済や政治について語っていたそうで、「渋沢栄一ゆかりのお稲荷さん」と言われるのも納得。

ご祭神
・宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
・吒枳尼眞天(だきにしんてん)
どちらも日本の歴史の中で「お稲荷さん」として知られる神様ですが、宇迦之御魂神が神道系であるのに対して、吒枳尼眞天は仏教(密教)系の神様。共に参拝者に強運を授けることで知られています。境内のご由緒書にもある通り、日本古来の信仰のあり方だった神仏習合の特徴を示すお稲荷さんなのです。
●代沢稲荷神社
東京都世田谷区代沢2-14-7
開運散歩なら池ノ上駅下車が便利

北澤八幡神社と代沢稲荷神社は共に世田谷の一等地に鎮座しています。そんな土地柄をはぐくんだのも、この神様たちの守護のおかげなのかもしれません。実際に現在でも品のある住宅地として、政治家、芸能人などの著名人の自宅があると言われており、さらに国内に限らず世界中から人が集まるカルチャー&ショッピングスポット「シモキタ」を擁するこの地域の安定的な発展を見ていると、そう思わずにはいられません。
こんどあなたが下北沢へ遊びに行くときは、土地の守護神を詣でるのも一案です。新鮮な気持ちでシモキタを見つつ、その繁栄にあやかれるかもしれませんよ。

さてそんな北澤八幡神社と代沢稲荷神社ですが、気になるのがアクセス方法ですよね。
どちらも下北沢駅から15~20分程度ですが、個人的には最初に井の頭線の「池ノ上駅」で下車し、南口から南下して代沢稲荷神社、その次に北澤八幡神社へ向かう順番がオススメです。
池ノ上駅は急行こそ止まりませんが、その分人が少なく、静かで穏やかな雰囲気。人混みのストレスを感じることなく、心穏やかに神社へと向かうことができるはず。そして、北澤八幡神社での参拝を終えたら、いよいよお待ちかね、シモキタ散策のスタートです!茶沢通りを抜けて下北沢の中心部へ向かい、古着屋や雑貨屋を巡ったりカフェでひと休みしたりと、思い思いの時間を楽しんで開運散歩の締めくくりとしましょう。




