観光シーズンを迎え、京都駅は修学旅行生や外国人観光客で毎日賑わっています。新幹線や電車で京都駅に到着すると、みなさんタクシーやバス乗り場に向かい次の観光地に向かうため、足早に京都駅を離れてしまいますが、もったいない! 実は、穴場の絶景スポットやリニューアルしたお店がオープンし京都駅自体が観光地でもあります。交通の拠点だけではない京都駅の魅力をご紹介します!
意外と知られていない絶景スポット 空中経路
京都駅を初めて訪れた方は、その斬新なデザインに驚かれることでしょう。古都のイメージとは全くことなる奇抜なデザインで、建設当時は賛否両論ありましたが、コンセプトはとても奥深いものがあります。
デザインの基本は、平安京の都市の特徴である碁盤の目。中央コンコースを核として、左右の空間が階段状に伸びていく大胆な空間造りとなっています。ガラスと金属で作られたアーチ状の天井は、明るさを取り入れ圧迫感のない印象です。
どこまでも続くエスカレーターを上っていきましょう!
中央コンコースの左右にエスカレーターがどこまでも続いています。正面向かって左側には、ホテルグランヴィア。右側に伊勢丹デパートがあります。今回は、伊勢丹側のエスカレーターから上りました。上に行けば行くほど観光客は少なくなり、一番上は伊勢丹のレストランフロアへと行くことができるようになっています。
エスカレーターで上までのぼり、振り返るとこの光景。斬新なデザインというのがわかりますね。大階段脇にSkyway 空中経路の看板があります。
中に入るとラーメン小路。全国の有名ラーメン店の味を楽しむことができます。今回はグッと我慢して、奥へ向かいます。
表示に従い進んでいくと空中経路の入り口があります。
急に雰囲気が変わりました! 宇宙船の内部にいるよう感じです。17時~22時まで30分のサイクルで「光のファンタジー」と称してライトアップされます。
ガラス格子の間から目の前の京都タワーをきれいに見ることができます! あまり高い建物がない京都なので、この高さから京都タワーを見ることができるのはとても貴重です。
ホテルグランヴィア側に渡ってきました。京都タワーの写真ポイントにもなっています。
エスカレーターを下れば出発した中央コンコースに戻れます。30分~45分あれば一周できます。
新幹線中央口前 リニューアル 「ASTY SQUARE」に祇園辻利の新ブランド「ぶぶる」
お茶の魅力を堪能してもらいたいと作られた「ぶぶる」。京都の古い言葉でお茶を意味する「ぶぶ」に「る」をつけて動詞形にしたのが名前の由来。煎茶、玉露、玄米茶、ほうじ茶など、抹茶以外のお茶の魅力を若い人にも知ってもらいたいとお洒落なパッケージで販売されています。お茶とフルーツシェイクをかけ合わせた新感覚のドリンクやお菓子を販売しています。イートインコーナーもあります。
↓玉露×マンゴー/煎茶×バナナ パッケージが可愛いです。
新幹線中央改札のすぐ脇にあるので、テイクアウトして新幹線の中で飲むのもいいですね。
出来立てのお団子 藤菜美
京都清水の産寧坂に本店があるだんご茶屋。「ぶぶる」の対面にお店があります。できたてをその場で提供することにこだわるため、店内厨房で作られています。出来立てのお団子は温かく、素材にこだわった団子は柔らかく、みたらしやぜんざいは甘さ控えめ。何個でも食べられるくらい後味の良いお団子です。2個入りや3個入りのパックもあります。
わらび餅も人気です。
荷物預かりも完備 CROSTA
大きな荷物を持って歩き回るのは大変ですよね。京都駅には荷物を京都、大阪市内の提携ホテルやJR大阪・新大阪駅に運んでくれるキャリーサービス、ロッカーに入らないような大きな荷物を一時的に預かってくれる場所があります。8時~20時まで。京都駅地下中央改札口横にあります。
交通の拠点としてだけでなく、京都駅も見どころの一つです。少し余裕を持って京都駅を訪れ最後の最後まで京都観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。