福岡市博多区の由緒ある寺社が光に包まれる「博多ライトアップウォーク」が今年も開催されます!この期間だけの光と和のコラボレーションや、特別に公開される空間など、貴重な光景に出会える幻想的なイベントなのです。
日本夜景遺産認定「博多ライトアップウォーク2015」
2006年からスタートして今年で10年目!すっかり博多の秋の風物詩です。まずは今年の概要を紹介します。
会場:櫛田神社、承天寺、東長寺、妙楽寺、円覚寺、妙典寺、正定寺、本岳寺
入場料:1日フリーパス【当日券】1,300円(2枚以上同時購入なら@1200円)
※前売券1,000円(チケットぴあやローソンチケットなどで販売中)
博多ライトアップウォーク2015公式HP
開催に先駆けて、福岡大仏が人気の東長寺と、うどん発祥の地として有名な承天寺のお昼の姿を散策してきました。ライトアップではどんな景色が見られるのか、期待を膨らませながら紹介します!
「東長寺」福岡大仏と地獄極楽めぐり
東長寺は、地下鉄祇園駅からすぐのところにあります。真言宗九州教団の本山で、本尊は弘法大師(空海)、弘法大師創建の寺としては日本最古です。ここの見どころは、福岡大仏と地獄・極楽めぐり!
福岡大仏へは、参拝口から2階へあがります。2階からの景色はこんな感じです。
見えている大きな木は桜です。ちょっとしたベンチもあるので、桜が満開の季節にはお花見ランチを楽しむOLさんの姿も。
この先は残念ながら撮影NGですので、看板の写真でご想像ください。
福岡大仏は、高さ10.8mで木造(檜)坐像では日本一の大きさです。そして大仏様の左下から中へ入ることができます。そこから地獄極楽めぐりのトンネルがスタート!
地獄の絵などを見ながら進んでいくと、真っ暗な通路が。まさに漆黒の闇で、何も見えません!手すりがあるのでそれだけを頼りに恐る恐る進みます。でも安心してください!最後は極楽にたどりつけます。
「仏様の教え(手すり)にそって手探りでも進めば、極楽に行けますよ」ということでしょうか。
この地獄の暗闇の途中には仏様のリングがあるそうですが、何度チャレンジしてもまだ見つけられません。あまりの暗闇に、毎回前へ進むのに精いっぱいです。
ここは、「街なかにこんな大きな大仏様が?」「こんな漆黒の世界が!」と驚きがつまった穴場スポットです。しかも参拝無料で楽しめるのは嬉しいですね。外国人の方も多く見かけます。
ライトアップウォークでは福岡大仏の夜間特別公開も
東長寺にはほかに、本堂・五重塔・黒田家墓所などもあります。
この五重塔は平成23年に建てられたものなので新しく色鮮やかです。この華やかさが夜のライトアップでどんな景色になるのか気になります。
そして今年のライトアップウォークでは、福岡大仏の夜間公開があります。初の特別公開ということなので楽しみですね。
承天寺通り~博多千年の門
東長寺から徒歩5分とかからずに承天寺通りへ。
そして博多千年の門。2014年に完成したばかりの、新たな博多のシンボルです。
「承天寺」ではうどん・そば振る舞いイベントも
承天寺は、うどん・そば・おまんじゅう発祥の地として有名です。
▲左:うどんそば発祥の地の碑、右:お饅頭どころの碑
これにちなんで、イベントではうどん・そばの振る舞いがあります(入場券提示が必要)。11/21~23の15時から開始、各日100名限定です。他にも伝統芸能によるステージイベントも。
「承天寺」石庭は必見!
承天寺敷地の奥の方には方丈という建物があり、その前には美しい石庭が広がります。
方丈は普段一般公開されていないのですが、期間中(11/21~23の15時~17時)は特別に観覧できます(入場券提示が必要)ので、普段見られない方丈からの石庭の眺めと、夜はライトアップ、どちらも楽しめます。
他にも夜市や茶会、いけばな展示など、魅力的なイベントが満載のライトアップウォーク。ぜひこの期間だけの幽玄美が広がる世界へ、足を運んでみませんか。その際はぜひお昼の風情も楽しんでください!