フランス西海岸のサン・マロ湾に浮かぶ幻想的な修道院が世界的にも有名なモンサンミッシェルです。潮の満ち干きによって孤島へと変化し、時間によってもその表情を変えていきます。今回は世界中から巡礼者が訪れる荘厳なモンサンミッシェルの楽しみ方をご紹介致します。
全景が見渡せる道中で写真撮影を
モンサンミッシェルはとても大きな修道院であり、真下にいると全景は全くと言っていいほど見えません。絵葉書のような素敵な写真を取るには全景が見渡せる、少し離れたところが撮影ポイントになります。ツアーなら写真撮影のために停まってくれますし、歩いても行けますので是非全景が写る場所で記念撮影をしてください。どこを切り取っても絵になる景色です。
修道院内部と回廊
修道院内部には礼拝堂があります。みどころはたくさんありますが、最上階にあるゴシック様式の回廊と中庭は圧巻です。柱は37本あり、修道士たちはここで瞑想にふけっていたそうです。さてモンサンミッシェルとはフランス語で「大天使ミカエルの聖なる山」という意味です。修道院内部に大天使ミカエル(フランス語読みでミッシェル)の像もあります。実はモンサンミッシェルの一番先端(上)には同じく大天使ミカエルの像があるので是非目を凝らして見てくださいね。
対岸から歩いて夜のモンサンミッシェルヘ
宿泊が可能なら、対岸のホテルをオススメします。夜になるとライトアップされるモンサンミッシェルを見ることができるからです。対岸のホテルから少し歩くと夜の海に浮かび上がる幻想的なモンサンミッシェルが見られます。30分強のお散歩で島内まで行けますので体力に余裕のある方は是非行ってみてください。ただ、歩道が整備されていないのでフロントで反射ベストを借りて行くようにしましょう。また夜は少し冷えますので上着もお忘れなく。日の入りが遅い夏は20時を過ぎてようやく夕暮れになり、完全に日が暮れるのは22時近くになります。そのマジックタイムの空の移り変わりはとても美しく神秘的です。夜には聖歌が歌われる日もあるそうですよ。
モンサンミッシェルのグルメ
モンサンミッシェル名物といえばオムレツです。かつて遠くからやってくる巡礼者に力をつけてもらおうと振舞われたのが名物のふわふわオムレツです。レシピは秘密とのことですが、噂では1つのオムレツに卵が3個使われているそうです。メレンゲのような口当たりのオムレツはやや薄味ですが、ふわふわ具合に感動すること間違いなしです。その他ノルマンディー地方の名産にはプレサレ(子羊)、シードル(りんごのお酒)などがあります。プレサレは臭味がないので、普段は羊肉を食べない人でも美味しく頂けると思います。是非ここでしか食べられない名物グルメを堪能してください。
モンサンミッシェルのお土産
参道にはたくさんのお土産屋さんが並んでいます。オムレツで有名なラ・メール・プーラールのクッキーやモンサンミッシェルをモチーフにしたコインアクセサリー、付近で取られたゲランドのソルト、石鹸などが売られています。人へのお土産用に、自分の記念にと、用途によってお土産を選ぶのも楽しいものです。プーラールおばさんのクッキーやソルトはパリ市内でも変えますが、クッキーはここなら色々なフレーバーが売っていて味見もできるのでオススメです。また、郵便局があり、ここから絵葉書を出せばモンサンミッシェルのスタンプを押してもらえますので是非ご準備ください。
憧れのモンサンミッシェルで挙式可能
モンサンミッシェル内のセレモニーホールではなんと挙式をすることができるそうです。挙式、パーティー、ヘアメイク、衣装など一式がパッケージになったプランもあります。荘厳なチャペルでの挙式はまるで夢のようですね。世界遺産での挙式は一生忘れられない思い出になることでしょう。これから挙式を考えている人は是非参考にしてみてください。
今回はフランス西海岸ノルマンディ地方の海に浮かぶ神秘の修道院モンサンミッシェルをご紹介しましたが如何でしたか?行ってみたい世界遺産ランキング上位に入る壮大な景色に魅せられること間違いなしです。フランスへ行かれる際には是非旅程に追加してくださいね。