こんにちは! 小春日和です。今回は世界の三大瀑布と呼ばれるナイアガラの滝(カナダ/アメリカ)、ビクトリアの滝(ジンバブエ/ザンビア)、イグアスの滝(アルゼンチン/ブラジル)のご紹介です。
よく「どれがお薦め??」と質問されますが正直、どの滝もお薦め!! でも訪れる順番はとても大切です。これは食べる順番と似たようなもので例えば甘いバナナを食べた後にイチゴを食べるとイチゴの甘さが少し鈍りますよね。
それと同じで個人的な意見でいうとイグアスの滝を訪れた後にナイアガラの滝を見ても滝の迫力はそこまで感じないと思います。ということで旅にも順番が大切なんですね。今回は滝を訪れる順番やポイントについてお伝えします!
手軽に楽しめるナイアガラの滝
アメリカとカナダとの国境となるナイアガラの滝。三大瀑布の中では1番日本からも近く、気候もそこまで過酷な場所ではないので手軽に楽しめる滝ということができます。
落差は約58m。落差も幅はそこまで広くないですが春から初夏にかけての水量はもの凄いです!! 隣の人との会話の声が聞こえないくらいの轟音! 展望台からのぞき込むと吸い込まれそうな錯覚をおぼえ、足がすくみます……。
そしてこの滝は「霧の乙女号」という船で滝つぼの近くまで行くことができその迫力を手軽に体験することができます。みんなが着ている青いカッパは貸してくれますが、風向きによっては凄く濡れます。面白い体験ですよ!
滝の下に赤い遊歩道があるのが見えますね。滝の裏側に行くことができるんです! これもずぶぬれになることを覚悟でいきましょう!
下から見上げる滝は迫力あります。
実はこの滝のすぐ近くには街があり、都会の高層ビルと大自然というこの組み合わせも他の2つにはない光景です。
サファリも楽しめるビクトリアの滝
続いてご紹介するのはアフリカのジンバブエとザンビアにまたがるビクトリアの滝。
この滝は雨期(11月~3月)と乾期(4月~10月)でなんと水量は10倍の差になります。訪れる時期により景観が全く違うんです。私が行ったのは乾季で雨期の時期には絶対にみれない峡谷の全貌を見ることができました。
見てください! これがビクトリアの滝! 乾季の時期はほぼお水がないのですが、その分この峡谷が見渡せます。滝の地形がよくわかりますよね。
滝の落差は108mで、ナイアガラの滝の約2倍。雨期の時期は水量がすごく峡谷は水しぶきで真っ白なので私個人的には乾季もおすすめ。
乾期でも水が全くないわけではありません!
落差108mの滝なので迫力あります。
このような遊歩道が峡谷沿いに作られ、一部柵もない所があり、峡谷をのぞき込めるのですが、注意が必要です!
乾期にしか見れない峡谷。奥にはザンビアとジンバブエを結ぶ鉄道の橋が見えますね。雨期になると水しぶきでこのような景色は見れません。
水はなくともこの峡谷の全貌は迫力あります! もし雨期の時期に行かれる方は遊歩道を歩くだけでも水しぶきで濡れますので雨合羽は必要です。そして雨期の時期に訪れたのならぜひ空からの遊覧飛行をお薦めします。
もう1つビクトリアの滝を訪れたらはずせないのがこのザンベジ川のクルーズサファリ。ザンベジ川の水がさきほどのビクトリアの滝となるわけですが、上流部分で船を使ってのサファリを体験することができます。
運が良ければこのように像の大群が川を渡る場面に出くわすかも!!
そしてなんといってもザンベジ川に沈む夕日はロマンティック! アフリカの太陽は何かが違う……。
全てが1番! 最後に訪れたいイグアスの滝
もし3つの滝の中で1つ行くなら?と聞かれたら規模、水量とも世界一を誇るイグアスの滝をお薦めします。でも日本から一番遠い! 日本のほぼ裏側にあります……。
イグアスの滝も雨季と乾季があります。乾季といっても十分な水量がありますので、ずぶぬれになることを覚悟で行きましょう! イグアスとは現地の言葉で「大いなる水」です。
イグアスの滝はブラジル側とアルゼンチン側の2か国で観光することができます。ブラジル側はこのような遊歩道が設置されていて、南米の面白い鳥や植物を見ながらいろいろな展望台から角度を変えて滝をみることができます。
全長は4kmともいわれ遊覧飛行をしないかぎり全貌を見渡すことはできませんが、一部を切り取ってもスケールは大きい!
イグアスの滝では、滝つぼに向かってアタックするよう突き進むボートクルーズがあります。かなり無謀なことをしますが、イグアスの滝の水圧を肌で感じたい方にはおすすめ! 水着着用で濡れることは覚悟でいきましょう!
遊歩道をそのまま進んでいくと「どうやって作ったの??」と思わずびっくりしてしまうような所にも展望台があります。崩れないかヒヤヒヤしながら勇気を持って写真を撮りに行きましょう!
見てください! この水量!! 滝をほぼ真横から見れます。よく見るとこの水壁を突き抜けて鳥が中に入り巣をつくっているんです。自然で生き延びる智恵ですね。
こちらはアルゼンチン側の遊歩道。
奥には洪水で流されてしまった古い橋……やはり危険ですよね……。自然の力にはかなわないなと思いつつ歩いていくと……
着きました!! これが「悪魔ののど笛」と呼ばれる1番迫力のある場所です! すごい轟音!! ブラジル側と違って滝を上から見下ろす形です。水量、規模ともに世界一です!
まとめ
私個人の感想ではありますが、ナイアガラ→ビクトリア→イグアスという順番で訪れたほうが旅の面白さや感動は持続すると思います。また水量は時期によって変わるのでそれぞれの時期のメリット、デメリットをよく調べていくのがいいですね。
水量が多い時期は迫力はありますが、正直水しぶきで前が見えないほどになります。その分遊覧飛行などすると滝の全貌が見えるので滝の迫力は感じることができるでしょう。乾季は滝の地形がよくわかりあまり濡れないというメリットはありますが、とても暑いなど体力面で大変なこともあります。まずはきちっと下調べをしていくこと。これが一番大事ですね!