バニラエアの全就航地にはどんなレバニラがあるの?

レバニラ

安く賢く旅行したいと願ったら、必ず目にする航空会社が、そう、「バニラエア」。
バニラエアはいわゆるLCC(格安航空会社)。国内にとどまらず、なんと海外にまで格安運賃で旅立てるということで、その名前を知る方も多いでしょう。
飛行機

いっぽうの、レバニラ。
レバニラ
レバーとニラを美味しく炒めたらレバニラという料理になります。この組み合わせが至高です。


そうして、よくタレの絡んだレバニラを頬張りながら、私はとある境地に達してしまいました。

「もし、バニラエアに乗って美味しいレバニラを食べに行けたら、最高にレバニラエアなのではないか。」

たぶん疲れていたのだと思います。
でも、一度思いついてしまったら、「世界のレバニラ事情ってどんなものなのだろう」「日本国内でも各地にもしかしたらご当地レバニラが存在するかもしれない」という興味関心が不思議とどんどん湧いて出てくるのです。

……そんなどうしようもない思いつきではじまってしまった本企画。ですが、本メディア・TRIP’Sのライター陣とその友人達の世界各国にまたがる情報網を駆使すれば、バニラエアの全就航地のレバニラ事情を皆様にお届けすることができると判明。今こそTRIP’Sの底力を見せるとき……と息巻いた編集部は、さっそく各地のライターへ調査依頼を発付いたしました。

バニラエアの全就航地とは?

ところで、まずはバニラエアの全就航地とはどこなのか、学んでおく必要があります。
バニラエアの公式サイトによると、2017年6月現在、下記都市に就航しているようです。

北は北海道から、南はベトナム、そしてフィリピン・セブ島まで。全11都市の空のネットワークが広がっています。そんなバニラエア・ネットワークですが、きっとそのすべての地にレバニラが存在しているはず。レバニラ・ネットワークの夢も広がります。

さっそく就航地を一覧にしました。

・成田
・札幌(千歳)
・函館
・大阪
・奄美大島
・沖縄
・台湾(台北・高雄)
・香港
・ベトナム
・フィリピン(セブ島)

これらの国や都市では、果たしていったいどんなレバニラが食されているのでしょうか?
気になって仕方ありませんね。本当に気になってきました。
ではさっそく、ライターが現地取材した各地のレバニラ事情をご覧ください!

バニラエア就航地のレバニラ事情はこれだ!

トップバッターはやっぱり成田! 成田国際空港のレバニラ事情

バニラエアの拠点となっている、成田国際空港(以下、成田空港)。成田空港でレバニラを食べないとこの企画ははじまりません。
そう考えた私は、さっそく成田国際空港株式会社を取材。職員のIさんに聞いてみました。
成田国際空港のIさん
私「成田空港内に美味しい中華料理店、ありますか?」
Iさん「第1ターミナルには唐朝刀削麺(とうちょうとうしょうめん)、第2ターミナルには謝朋殿(しゃほうでん)があります。ここからだと、第2ターミナルのほうが近いですよ。」

なるほど。というわけで、謝朋殿 成田店へ。
謝朋殿 成田店
まずは店外のディスプレイをチェック!
あれ……レバニラが見当たりません。まさか中華料理屋にレバニラがないってことはないよな。
メニューを手に取って見てみると、やはりレバニラの記載がありません。
私「すいません!」
店員さん「1名様ですか?」
私「えーっと、レバニラってありますか?」
店員さん「あー、ないんです。ごめんなさい」

このあと、唐朝刀削麺にも電話で確認したのですが、レバニラは提供していないとのこと。さっそく出鼻をくじかれる形となりました……。
ちなみに代わりに食べたのは、五目焼きそば。
五目焼きそば
豚肉、エビ、イカにタケノコやキャベツ、ニンジンなどの野菜がたっぷり入った具沢山な一品でした。
(文・写真:小林将)

謝朋殿 成田店
千葉県成田市古込1 新東京国際空港 第2ターミナル 4F
JR・京成成田空港第2ターミナル駅
成田空港駅(空港第2ビル)から100m

めげずに札幌・すすきのレバニラ事情を調査! レンコンとしめじが入って900円

札幌といえば、夜の街・すすきのが思い浮かぶ方も多いかもしれません。そんなすすきのですが、レバニラもあります。
楽○
すすきの南5西2、No.7グリーンビルの路面店「楽○」。
楽○店内
店内に入ると奥に向かってズド~ンとストレートにテーブルが対面で続きます。一番奥の左側にのみ、半個室の様な6名席があります。
レバニラを食べに来たので、さっそく注文し試食!!
レバニラ
レバニラは甘めの味付けで全体にごま油のいい香りが広がっています。レバーはプリプリで臭みもほとんどありません。
具材はニラのほかにシャキシャキのレンコンとしめじが入っていて、それがタレに絡んでとっても美味しい!

きちんとした中華料理がリーズナブルに味わえてゆっくり飲むことができる、ありがたいお店なのです! お値段は、夜のすすきの料金ということもあり、900円でした。
(文・写真:キズ)

楽○
北海道札幌市中央区南5条西2 第7グリーンビル 1F
地下鉄南北線すすきの駅より徒歩2分
豊水すすきの駅から129m

電話が鳴りっぱなしのお店。函館レバニラは、また格別でした

「函館山」「五稜郭」など、きらびやかな情景を彷彿とさせる街、函館。しかしここでは非常にローカルな中華料理店をご紹介したいと思います。
中和廊
お店の電話にはひっきりなしに出前の注文が入っており、ちょうどごはんがなくなったようでした。
少し待つと、函館のレバニラ炒めは、炊きたてのごはんとともに登場。
函館レバニラ
この店の名物「ムースールー炒飯」にピッタリな炊き加減のごはん。次はそちらにしようと思いながら、レバニラ炒めを食べ進めます。

モヤシが入らない分、盛りは少なめに見えるけれど、水っぽくならなくていい。しっかり火の通ったレバーがモソモソしないのも不思議。ショウガとニンニクの風味がクセも抑えています。

などと考えて食べているうちに、丼めしは腹に収まってしまいました。塩加減も絶妙、そして場末感も抜群です。
(文・写真:グルマン健胃知郎)

中和廊
北海道函館市山の手3-21-1
JR函館駅から車で20分
深堀町駅から2,754m

大阪のレバニラはアットホーム! カイワレ大根が添えてあります

大阪は、観光地でもある通天閣からもほど近い、天王寺からバスで7~8分ほどのところにある中華料理屋「来々軒」のレバニラ炒めをご紹介。
大阪来々軒
私の家のすぐ近くにあり、多い時は週一で通う馴染みの中華料理屋。お店の外には”三輪車に乗ったリラックマらしき人形”や”白雪姫に出てくる7人の小人”が置かれており、大将のちょっと変わった性格がうかがえます。

店内は比較的広く、L字のカウンターが10席ほど、奥には小上がり席が3つあります。
早速レバニラ炒めを注文し、食事中にマンガでも読もうと探していると、もう出来上がり。
大阪レバニラ
来々軒のレバニラ炒めは焦がしニンニクとたっぷりのニラとぷりっぷりのレバーを炒め、そこにカイワレ大根を添えるのが特徴。最初はなんでカイワレ大根が、と思ったのですが、これが箸休めにちょうど良いんです。シンプルな味付けとニンニク醤油の風味に箸が進み、ペロリと完食。1人前780円とすこーしお高いが、どんなに頑張っても家では真似できないレバニラに大満足。

お会計時には「レバニラ炒め食べたら元気でるやろ? おおきに!」といつも愛想の良い大将。また来週来ます!
(文・写真:太田選手)

来々軒
大阪府大阪市阿倍野区北畠1-13-4
阪堺電気軌道上町線北畠駅より徒歩5分

奄美大島にはレバニラ、あるのか!?

奄美大島といえば、やはり青く透き通った海と白い砂浜のイメージが強いかと思います。そんな奄美大島に、ちょっとイメージとはほど遠い「レバニラ」はあるのでしょうか。

島の中心地である奄美市名瀬、中央通り近くの中華料理店に行ってみました。
奄美大島中華料理店
地元では、お店で食べるだけではなく、出前でも親しまれています。
奄美大島中華料理店
店内は、座敷とカウンターの席。
奄美大島レバニラ
奄美大島にも、レバニラはありました。玉ねぎとピーマンがアクセントで入っていて、ご飯がよくすすみます。

レバニラは定食のみで、ご飯と味噌汁がついて900円。このあたりでは、やや高めの値段設定です。
(文・写真:リンちゃん)

南国飯店
鹿児島県奄美市名瀬港町7−17

沖縄のレバニラは、とにかく大盛り!

沖縄に訪れる目的は、海のアクティビティ、バカンス、リラクゼーション……といったものが多いと思うのですが、果たして沖縄のレバニラとはいったいどのようなものなのでしょうか。 
沖縄レバニラ
こちらの定食屋でいただきます。
沖縄レバニラ
趣のある内観です。
沖縄レバニラ
レバニラを注文。
とにかく量が多い! 普通盛りでも食べきれないひとがほとんどです。これは、この店だから大盛りだというわけではなく、沖縄の古い定食屋はみんなこんな感じです。それでいて、なんと700円という安さ。

肝心の味ですが、やや濃い目のしょうゆベースの味付け。レバー1に対して、もやし5、ニラ5なのではないかというくらい野菜がかなり多いです。レバーは最初に素揚げされます。
(文・写真:よっちゃん)

悠楽
沖縄県宜野湾市佐真下80−1

続いては海外のレバニラ事情! まずは台湾……しかしレバニラはない?

台湾といえばグルメ。夜市をはじめとして美味しい屋台が無数に存在しています。
中華圏ですので、レバニラ炒めはありそうなものですが……。
台湾式居酒屋イメージ写真
台湾ではネギ餅やネギ入り小籠包、ネギ焼きなど、ネギを食材に使った料理が幅広く提供されていますが、「レバニラ」というものはあまり食されていません。

レバニラに近いものといえば、「葱爆牛肉」(牛肉とタマネギの炒め物)です。「葱爆牛肉」は台湾式居酒屋さんであればどこでも提供しているソウルフードと言えます。(台湾では台湾式居酒屋のことを「熱炒」と呼びます。)
葱爆牛肉
葱爆牛肉の調理方法はとても簡単で、日本でも食材さえそろえば簡単に調理が可能です。
各居酒屋さんによって、隠し味や調理法が異なる場合もありますが、使用している食材は基本的に同じです。
中央市場
台北市中山区の『林森北路と新生北路』の間を走る長安東路には有名な居酒屋ストリートがあり、熱炒店がひしめき合っています。この居酒屋ストリートの中でも特別人で混み合うお店が「中央市場」てす。台湾に旅行で来た際は、ぜひ立ち寄っていただきたいです。
(文・写真:ものすく)

中央市場生猛海鮮
No. 52-1, Section 1, Chang’an E Rd, Zhongshan District, Taipei City, 台湾

では香港はどうか? 香港のレバニラは……ちょっと様子が違います

香港に来たら、きっとみなさんビクトリアピークで100万ドルの夜景を楽しむことでしょう。歩きまわってちょっと小腹が空いたときに思い出してほしいのが、今回紹介する”レバニラ”です。
八座小食
お邪魔したのは、「八座小食」という九龍湾のショッピングモールのフードコート内にあるお店です。
韮菜豬紅豬腸
これは「韮菜豬紅豬腸」という名前の料理で、香港の屋台でよく見かけるものです。韮菜=ニラ、豬紅=豚の血をゼリー状に固めたもの、豬腸=豚モツ、なので、ほとんど「レバニラ」と言っていいでしょう。

ボイルした豬紅と豬腸が、透明なスープの中に入っています。お好みでホワイトペッパーやごま油を加えます。かなり噛みごたえがあり、美味しいです。
(文・写真:Yuki)

八座小食
Shop FC02, G/F, TBG Mall, 3 Ngau Tau Kok Road, Ngau Tau Kwok

ベトナムのレバニラはハノイからお届け! 日本料理店で提供されるのは紛れもない、レバニラ!

ベトナム観光で楽しみにするものといえば、やはりグルメの方が多いです。フォーなどは日本でも人気ですね。
そんなベトナム・ハノイでレバニラにありつくことはできるのでしょうか?
ハノイレバニラ
ベトナム特有のバイクが行き交う道路から一歩入ると、突然日本語の看板が見えます。
ハノイレバニラ
店の中はハノイとは思えず、ベトナム人の店員さんの流暢な日本語が響いています。常連さんが多く、このあとなにするの、などたわいもない会話も聞こえます。喧騒から逃れて、落ちついて食事を楽しめる場所です。
ハノイレバニラ
レバニラは人気メニューのひとつです。レバーの臭みは全く気になりません。ニラともやしのシャキッとした歯ごたえと柔らかいレバーがよく合います。

レバニラは84,000ドンです。だいたい500円ぐらいでしょうか。地元の店でフォーを食べたらどんぶり一杯25,000ドンぐらいなので、少し高いですね。
(文・写真:りんご)

Quán ăn Otafuku(オタフクレストラン)
116A phố linh lang, quan Ba đình , TP hà nội

最後はフィリピン・セブ島! まさかのレバニラ発見!

セブ島は南国ならではの青い海と白い砂浜が魅力的なスポットですが、そんな南の島にもレバニラはあるのでしょうか?
セブ島のレバニラ
セブシティ内の「Banri Noodle House」に、ありました、レバニラ!
セブ島のレバニラ
こちらがその、レバニラ。新鮮なニラがたっぷり入っていて、よく炒められていて非常に美味しいです。セブ島に訪れている他の日本人の方のテーブルからも、日本の味に近いとの声が聞こえました。器もオシャレ!
(文・写真:Fova)

Banri Noodle House
Crossroads Mall, Governor Cuenco Avenue, Banilad, Cebu City, 6000, Cebu, フィリピン

世界のレバニラ事情について詳しくなってしまった

日本6都市、海外4都市のレバニラ事情についてご覧いただけたかと思いますが、それぞれの土地の個性が意外と出ていることがわかって新しい発見になったような気がします。

これらのレバニラは、当然ながら実際に食べることができるので、本当にバニラエアを使ってレバニラを食べに行く旅行プラン、ありだと思います。

本当に思いつきからはじまったけど……

記事内、多少の脚色はあるにしろ、本当に思いつきからスタートしたこの企画。
しかし、TRIP'Sなどの旅行系サービス運用で培った人脈で、その思いつきが記事となり、そしてほんの少しだけタメになる記事にまで昇華できたことを少しだけ誇らしく思います。

一時はお蔵入りになりかけた本記事、いろいろな巡り合わせがあって本日こうしてみなさまの元にお届けできて幸せです。

この記事を書いた人

春菜 由香(コロポン)

春菜 由香(コロポン)TRIP'S編集長

87年北海道名寄市生まれ、旭川市育ち。名古屋大学文学部を卒業後、しばらくゲームを作ってました。Webメディアを作る上でも、とにかく面白いと心から思えるコンテンツだけを出していきたいです。ひがし北海道マニア(自称)、旅ラン専門家(フルマラソン経験あり)、写真家(名乗れるようになりたい)

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