パリのルーブル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館と並び三大美術館と称されるウフィツィ美術館。莫大なお金を持っていたメディチ家が集めた、ルネッサンス時代の珠玉の絵画作品がおさめられています。その内容は、ルネッサンス初期のジョットに始まり、ボッティチェリ、ルネッサンスの三大巨匠であるレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、そしてバロックの巨匠カラバッジョに至るまで、見応えがある作品ばかりです。
絶対に見てほしい作品 ルネッサンス時代の珠玉の作品
ギリシャ神話を題材にしたボッティチェリの「春」。よく見ると地面に細かい野の花が描かれています。
同じくギリシャ神話を題材にしたボッティチェリの「ヴィーナス誕生」
ミケランジェロの「聖家族」。彫刻家を自負していたミケランジェロなので、聖母マリア様に筋肉がついて力強く描かれています。円盤に描かれるのも珍しいとのこと。
ラファエロの「ひわの聖母」。甘く優しいマリア様が特徴的。キリストはマリア様の足を踏んでいます。かわいらしいですね。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」。大天使ガブリエルの羽は本物の鳥の羽を見ながら描いたとか。
作品以外のおすすめポイント
美術館はコの字型をしており、回廊には古代ギリシャやローマの彫像が置かれています。ルネッサンスの巨匠はこのような古代の作品を参考にして作品を描いたそうです。
美術館はアルノ川の近くにあり、メディチ家が居住していたピッティ宮殿と、彼らの仕事場だったヴェッキオ宮殿、現在のウフィツィ美術館を結ぶヴァザーリの回廊が窓から見ることができます。
美術館の中にカフェテリアがあります。膨大な数の作品を見ているとやはり疲れますよね。ちょうど途中くらいにあるので、休憩しながら美術鑑賞を楽しむことができます。
カフェテリアは屋外テラスにもなっていてお天気がいいと外でお茶をすることもできます。目の前にヴェッキオ宮殿があり写真撮影スポットになっています。
アクセス情報・注意事項
人気のある美術館なのでピークシーズンはかなり行列になります。また、入口でセキュリティーチェックがあります(水の持ち込みはOK)。フラッシュなしでのカメラの撮影は可能です。
その他イタリアの観光スポットはこちら→イタリア観光地31選! 現地取材で調べあげたおすすめスポット | TRIP’S(トリップス)