目の前に広がる太平洋の青い海、海岸沿いのフェニックスの木々、長い年月をかけて作り出された自然の絶景「鬼の洗濯岩」・・・砂岩と泥岩が交互に堆積して激しい波風にさらされ浸食され現在の姿になったといわれています。人の手を加えていない自然の圧倒的な迫力に言葉も出ないほどです。宮崎県の日南海岸はそんな絶景が楽しめるドライブルートとなっています。
その日南海岸でぜひ訪れて頂きたいのがパワースポットにもなっている鵜戸神宮です。
鮮やかな朱塗りの建物が青空に映えます
日南海岸の日向灘に面した断崖の一部に自然に作られた洞窟内に本殿が鎮座する珍しい鵜戸神宮。参拝者は崖にそって作られた石段を降りる必要があり、本殿に向かうまで絶景を楽しむことができます。階段を上って本殿を目指すのが通常の神社ですが、洞窟に向かって階段を降りていく神社としては珍しい「下り宮」となっています。
まず入口の「神門」をくぐります。右手に日向灘の絶景が広がっています。
次に見えてくるのが立派な「楼門」。鮮やかな朱塗りが青空に映えます。
ここから先は断崖にそって降りていく階段が続きます。
階段を降りていくとその先に岩窟が現れます。
自然に作られた岩窟内に朱塗りの立派な本殿が鎮座します。
この岩窟内は古来より日本書紀に登場するような主祭神が生まれたといわれる神聖な場所です。
現在でも海洋信仰や夫婦円満、安産祈願の御利益があると親しまれています。本殿をぐるっと一周できるようになっています。神聖な空気を感じながら参拝をしましょう。
「運玉」で運試しを!
お参りをしたらぜひ運試しをしてみましょう。
神々が出産の為に乗って来られたといわれる霊石亀石(れいせきかめいし)が海岸沿いにあります。この亀石の背中に桝形の窪みがあり、この窪みに男性は左手、女性は右手で「運玉」を投げ入れ、見事入ると願いが叶うといわれています。桝形のある場所はしめ縄で囲まれているのでわかりやすいです。
神聖な気持ちになると同時に自然の絶景も楽しめる鵜戸神宮。駐車場もありますが場所も狭く混雑時はかなり待つことがあります。時間に余裕をもってぜひ訪れてみて下さい。