凍てつく空気が徐々に顔を覗かせつつある今日この頃。各地で趣向を凝らした温かな光、イルミネーションが灯されています。
恋人や家族とともに過ごす冬は、白い息さえもロマンチックに見えるものです。そして、大切な人とつくる思い出は、その季節を問わず心を温かくしてくれます。
今回ご紹介するのは、2016年11月10日から2017年の2月19日まで、東京ドームシティで行われているイルミネーション。今年は日伊国交150周年を記念し、イタリアをイメージしたイルミネーションとなっています。
イタリア語で大切な人、愛する人を意味する言葉アモーレ(amore)。この光で造られたイタリアは、まさにアモーレたちのための世界。
『恋するイタリア 光の魔法を、アモーレたちへ』と題されたこのイルミネーションの美しさと魅力を、各エリアごとにお伝えしたいと思います。
クリスタルアベニュー
青系統の電飾を使い、水を表現した空間『クリスタルアベニュー』。JR水道橋駅から来た場合、このエリアから足を踏み入れる方も少なくないでしょう。ここまでの道程も街路樹のイルミネーションでとても綺麗なのですが、このエリアに足を踏み入れると、一気に空気が変わります!
ベネチアの水路やゴンドラなどが表現され、水面に電飾の光が映りこむとても幻想的な空間です。金曜日の夜に撮影したのですが、あまり混雑しておらず、ゆっくり見てまわることができます。
アトラクションズエリア
上の2枚の画像は、歩きながらイルミネーションを見た場合の景色です。もちろんこれも綺麗なのですが、観覧車などのアトラクションに乗りながらイルミネーションを楽しむと素敵な思い出がつくれるのではないでしょうか。
こちらはワンダードロップというアトラクションとコラボしたイルミネーション『ドルチェフロート』。丸くて可愛いですね! アトラクションとイルミネーションがコラボしているこのエリアは、乗っても楽しい、眺めても楽しい光の空間となっています。
ラクーアエリア
動作によって変化するイルミネーション!
人間の動作を感知するキネクト(Kinect for Windows)とよばれるセンサー。このセンサーが使われているギャラクシードームとミルキーウェイのイルミネーションは、キネクトが人の動作を感知することでイルミネーションが変化するという仕掛けが施されています。
▲ギャラクシードーム
さまざまな色に変化します。ドームの模様が繊細で美しいので、ドームの下へ行って光の変化を楽しんでみて下さい!
▲ミルキーウェイ
光の輪が幻想的に変化します。混雑とまではいきませんが人気が高いです。
キネクトは2人1組でプレイすることができます。恋人同士、友達同士で楽しむのにピッタリです!
ピサの斜塔
ツリーの隣に建っているこの建物は、『ピサの斜塔』の第2リンクまでを約3分の1スケールで再現したタワー型イルミネーションです。この中には、イタリアの職人が製作した『ピサの斜塔』のモニュメントとその説明文が置かれています。
▲タワー内に展示されている『ピサの斜塔』のモニュメント
ピサの斜塔が建つピアッツァ・デイ・ミラーコリ(ピサのドゥオモ広場)は、イタリアの物理学者ガリレオ・ガリレイとも深い関わりをもっています。そもそもガリレオはピサの出身で、いくつかの実験をここで行っていたのだとか。このような面白い説明書きも載っているので、イルミネーションを楽しみつつピサの斜塔の知識を身につけられる空間となっています。
ミーツポートエリア
恋のパワースポット『ジュリエットハウス』
『ジュリエットハウス』はイタリアのヴェローナという街にある、シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』の舞台となった恋のパワースポットです。現地のジュリエットハウスには、ジュリエット宛に恋の相談や願い事が書かれた手紙が日々届いており、手紙一つひとつにジュリエットの秘書が恋のアドバイスを返しています。このエリアでは、そのジュリエットハウスを光で再現しています。
建物内にポストとカードが置かれています。ここでメッセージカードに恋の相談や願い事を記入し、このポストに投函すると、なんと現地のジュリエットハウスにメッセージカードが届けられるのです! ぜひ恋人と一緒にメッセージカードに願いを書いてみて下さい。
青の洞窟
ミーツポートエリアとアトラクションズエリアを結ぶ全長80mのトンネルです。ここでは、イルミネーション開催期間中に東京ドームでコンサートを予定しているアーティストの楽曲が流れ、曲に合わせた光の演出が行われています。
▲演出中の青の洞窟
特別な冬に
コートを着て、マフラーを巻いて、手袋をつけて。恋人や友達、家族と冬の光の中を歩いてみませんか? 星空を眺めたり、太陽で輝く雪に足跡をつけたり、イルミネーションを見に行ったり……冬には冷たいのに温かい、幻想的な光がたくさんあります。
自身のアモーレと一緒に、この冬、たくさんの光に包まれてみませんか?