photo;タラサ志摩 ホテル&リゾート
最近話題となり、雑誌でも取り上げらている「タラソテラピー」
その効果は美容やダイエット、ストレス解消、健康回復などの様々。
せっかく体験するなら、宿泊できるタラソセラピー施設で癒しの小旅行はいかがでしょうか?
「タラソテラピー」とは
紀元前、負傷した古代ギリシャの兵士たちが温海水で治癒したのがタラソテラピーの始まりと言われています。
“タラサ=海(ギリシャ語)”、“テラピー=療法(フランス語)”つまり海洋療法のこと。
写真を見ただけだと、ただのエステでしょ?と思われるかもしれません。
しかし古来より、生命の起源と言われている海の資源、海水・海泥・海藻などを用いて人体を内側から活性させ自然治癒力を高めるとして、治療やリハビリとして行われてきました。
タラソテラピーの療法は大きく分けて4つ。
ハイドロセラピー(水治療法)
海水を利用し、圧力や温海水の力で血行促進・代謝アップ効果をもたらすタラソテラピーのいちばん特徴的な療法。体温とほぼ同じ35度前後の温海水のプールを歩いたり、ジェットバスに浸かったりと内容は施設によって異なります。
キネジセラピー(運動療法)
水陸での運動によって身体のバランスを調整したり機能を向上させることが目的。水中での運動・エクササイズは、水の浮力を利用するので陸で行うよりも身体の負担少なく体を動かすことができます。
テルモセラピー(温熱療法)
温めた海藻によるパックなど、熱の刺激を利用した療法。デトックス効果が期待できます。
クリマセラピー(気候療法)
海洋性気候を生かしたこの療法では、潮風や海水のミストの中で呼吸することによって自律神経のバランスを整えたり、リラックス効果ももたらします。
20年ほど前から日本でもタラソテラピーは取り入れられるようになり、現在は美容目的だけでなく本来の目的である健康法として活用する人が増えてきています。
国内でタラソテラピー体験
タラソテラピーは、上記の療法を複合的に組み合わせて行います。そのためスパのように規模の大きな施設がほとんど。その中から今回は宿泊もできる2つの施設をピックアップ。
国内最大規模「タルゴ ラグーナ」(愛知県)
photo;公式サイト
南フランスのタラソテラピーブランド「タルゴ」社との提携による施設。
施設の規模に加え、健康・リラクゼーション・エイジングケアなど9つのカテゴリ別に用意されたプログラムの豊富さが魅力です。
1つのプログラムは約2時間~5時間で、〈プール、リラクゼーション(クールダウン)、トリートメント〉が組み込まれています。
ホテル「ラグーナ ヒル」も併設されており、1泊11000円~(朝食付き)。
日本初のタラソテラピー施設「タラサ志摩ホテル&リゾート」
photo;公式サイト
伊勢の海洋性気候を利用し、1~1.5トン/人の海水を利用した贅沢な本格タラソテラピーを受けられる全室オーシャンビューのリゾートホテル「タラサ志摩ホテル&リゾート」
多くの宿泊予約サイトでも高評価を獲得しているハイグレードホテルです。
タラソテラピーのプログラムは〈マッサージバス、ジェットシャワー、エクササイズなど3アイテム〉で1つのものが基本ですが、そのほかビューティーコースやエステコースも。
タラソテラピー16200円~、宿泊1泊5400円~(素泊まり)。
また、千葉県勝浦市のブルーベリーヒル勝浦にある「テルムマランパシフィーク」でも提携先との宿泊プランが用意されています。
エステとも温泉とも違う、新しいリラクゼーションの形がタラソテラピー。日帰りでも1泊2日でも、芯からの癒しを経験できる施設のご紹介でした。