今年も開幕致しました、多くのチョコホリック&チョコラバーズが待ち望む年に1度のサロン・デュ・ショコラ!
昨年のサロン・デュ・ショコラ2015@新宿NSビル行ってきました初日レポート!今年はここに注目! | tripro VOICE同様、今年も参戦レポートをお送りいたします。
2016年も会場は新宿NSビルです。
photo by http://www.shinjuku-ns.co.jp/about/access.php
東京での開催は1/27(水)~1/31(日)、午前10時~午後8時。会場内MAPはこちら。
その他の地域の開催概要は公式サイトからご確認ください。
2分で読める!サロン・デュショコラ2016
今年のサロン・デュ・ショコラを即予習できる要点2つがこちら。
①入場制限中!時間に余裕をもって来場すべし
初日である1/27朝11時点では4時間待ちのアナウンス。
実際は2時間半程度で入れましたがそれでも大行列。
開場を出た15時半頃には90分待ち、本日1/28朝10時半には30分待ちになっていました。
後ろに予定がある方はもちろん、さくっと行ってさくっと帰る計画の方はご注意ください。
また、待ち時間に備えて暇つぶし用の何かがあるとよいと思います。
②Bean to Bar大ブーム、タブレット>>>華やかボンボンショコラ
昨年からチョコレート業界に旋風を巻き起こしている、Bean to Bar。
カカオ豆からタブレット(板チョコ)まで一貫して製造する製法のことで、去年のサロン・デュ・ショコラでもこの製法で作られたタブレットが目立ちました。
しかし今年は去年以上にタブレット満載。
華やかなボンボン&タブレット、という2パターンを扱うブランドが多かった去年に比べ、今年はタブレットのみの販売が多数です。
その分タブレット自体は種類豊富で、値段も約500円~と義理チョコにも使えそうです。
※ボンボンとは簡単にいうと真ん中に生クリームやピューレなどを入れた柔らかいチョコレートが入ってるものです。
それから女性の方、ハイヒールは避けましょう。
行列に並ぶ&歩き回る&誰かの足を踏んでしまうかもしれない混雑という前提での靴選びを。
それでは以下、詳細レポートです。
そこはまさに夢の国…最難関の大行列
初日ということもあってか、開場から1時間後の午前11時ごろ、新宿NSビル1階のエントランスに広がっていた大行列。
列はビルを飛び出し地下通路にも長く長く続いていました。
アナウンスによれば入場制限のため、「4 時 間 待 ち」。
一昨年も去年も混んではいましたが、これは史上最多なのでは…?
初日ということもあったようで、2日目の今日1/28は朝の時点では30分程度で入れるようになっていました。
行列の先にアトラクションはありませんが、麗しのチョコレートが溢れかえる会場はチョコホリックにとって“夢の国”。
本来ならば海を越えなければ出会うことのできないショコラを手にすることができると思えば、行列も喜んで!という気持ちになります。
入場制限効果あり!場内は人ごみ緩和
一昨年・去年はとにかく会場内の人口密度が高く、人の熱気でチョコが溶けるんじゃないかと思うほど。
ですが、今年は入場制限のおかげで(それでもかなり混雑していましたが)動きやすく熱気も抑えられている!
今年はイベントスペースが大ホールから中ホールに移動したので、大ホールは全て店舗になっています。
今まで通り店舗ごとでも並びますが、わたしが並んだ中で最も長かったのはエスコヤマで、購入までに30分ほどかかりました。
テイクアウトスイーツを売っているお店は比較的列が長かった印象。
フォンダンショコラが買えるファブリス・ジロット、
アイス/ソフトクリームも売っていたヨシノリ・アサミやピエール・マルコリーニ、
クイニーアマンのアンリ・ルルーなどです。
それでも最長30分ほどなのでやはり最難関は入場ですね。
ちなみに今回わたしが購入したチョコレートたちがこちらです。
タブレットの逆襲-チョコレートは「カカオ」に回帰?
上にも挙げたとおり、今年の印象はとにかくタブレットが多かったこと。
今年は商品の半数以上がタブレットだったといっても過言ではありません。
Bean to Barの特徴としてカカオ豆へのこだわりが挙げられるので、産地ごとの味の違いをまざまざと感じられるものばかりです。
サロン・デュ・ショコラに出店しているハイブランドの実力を知るためにも、目でも舌でも楽しむためにも、「やっぱり魅惑のボンボンが食べたい!」というのがわたしの正直な思い。
▲もちろん魅惑のボンボンもちゃんとありますよ!
ですがこんなにたくさんのこだわりぬかれたタブレットに出会えることもなかなかない!
製菓用のクーベルチュールではありませんが、今年はBean to Barタブレットでお菓子作りをしてみるのもいいかもしれませんね。
タブレットの中で、今回わたしが一番気に入ったのは、
ユーゴ・エ・ヴィクトールの「グレイシャ」というアールグレイのフレーバー。
ミルクチョコベースで柔らかな味わい、甘すぎず非常に上品なチョコレートです。
ショコラへの愛、それはカカオへの敬意。
まさに宝石箱というようなうっとりするボンボンコレクションがそろっていた一昨年に比べると、シンプルでやや華やかさにかける印象を受けた今年。
ですが、良く考えてみれば、シンプルなタブレットとはチョコレートの本来の姿。
全てのショコラを生み出すカカオを見つめ直し、その味と向き合うこと。
原点に回帰し、カカオへの敬意を持ってこそ、真の意味でショコラを愛することができるのではないでしょうか。
サロン・デュ・ショコラ2016―――
それはきっと、訪れた多くの人が、今までよりもっとずっと深くショコラを愛する機会となることでしょう。