タイというと綺麗なビーチがたくさんあるイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
私もそういうイメージを持っていました。のちにタイに住むことになるとは思わず、新婚旅行の行き先にタイを選んだほどですから。その理由は、ビーチリゾートで何日もゆっくりのんびりしてみたかったからです。
でも、調べてみるとビーチリゾートがたくさんあって、どこがいいのかわかりませんでした。
タイに住んでから、有名なビーチリゾートには改めて足を運びました。メジャーどころだけでも、随分と雰囲気が違うことに気づきました。
そこで今回は現地在住者として、代表的な3つのビーチリゾートを独断でランキング形式にしてご紹介します!
タイの代表的なビーチリゾートは?
ご紹介するビーチリゾートは、プーケット、サムイ、クラビです。
まずは、場所を地図で確認しておきましょう。
バンコクからは、3カ所とも国内線で1時間ほどです。
プーケットとクラビは近いので両方行くこともできますが、どちらも海で遊ぶのがメインで予想以上に体力を使います。両方行くのはかなり疲れると思うので、どちらかに絞って遊ぶほうがおすすめです。
それでは、ランキング発表にうつります。
着いたらすぐに別世界の青い海が見たい!
1位 エメラルドグリーンが美しい! クラビのビーチ
クラビは、青いというか、エメラルドグリーンに近い海です。着いたらすぐに思わず「わぁ~」と言いたくなるような綺麗な海をみることができます。
独特の石灰岩でできた岩がボコボコと見える海もまた、日本では見られない景色でおすすめです。
クラビから船で1時間ほど移動すれば、ピピ島やクラダン島へも行くことができます。
そこは、真っ白な砂浜に真っ青な海が広がっています。
こちらはクラダン島です。
タイ在住のダイビング好きのガイドさんは、いろいろなタイの島へ行ったそうですが、「クラダン島が一番きれいです!」と言っていました。
確かに透き通った水にさらさらの白砂でした。足元まで熱帯魚がきて泳いでいます。
熱帯魚の数もクラビ周辺が一番多いと思います。
ピピ島は、レオナルド・ディカプリオが「ザ・ビーチ」という映画を撮影した場所です。
目が痛くなるほどビーチが白いです。海は青く透き通っています。少し船で沖の方へいけば、色とりどりの熱帯魚がたくさんいます。
2位 青い海!プーケットのビーチ
海の色は青いです。空港からホテルに向かうまでに見える海がきれいな青色なのでテンションがあがります。
とはいえ、クラビと比較するとクラビほどの感動はないかもしれません。
波が高いので、天気が悪い日に行くとまったく遊べません。
3位 サムイ
残念ながら、はっきり言って海は青くないです!! 観光案内やツアー紹介をみると、青い海に出会えそうなのですが、正直、海の色は期待しないでほしいレベルです。
私が行ったときが悪かったのかと思ったのですが、サムイに行った人のほぼ全員が同じことを言うので、海の青さを求める方にはおすすめできません。
私が滞在したのはチャウエンビーチ周辺です。
静かにのんびり過ごしたい!
1位 ゆっくりのんびり遊べる! サムイのビーチ
サムイが、一番静かなビーチです。これも、在住者が口をそろえて言います。欧米人が多く、海で遊んでいる人よりは、ビーチで肌を焼きながら読書をしている人が多いです。海で遊ぶと目立つほどです。
海沿いの町もこじんまりとしたレストランやコンビニくらいはありますが、あまり車も走っていなくて静かです。お土産を売るのに必死な感じのお店も無く、むしろサムイでお土産を買おうと思ったら困りそうなくらい、お土産屋さんは見当たりません。
他のアクティビティーといっても、特に有名な観光スポットはありません。
ゆっくり、のんびり海で遊んで過ごしたいならサムイがおすすめです。
ただし、8月のサムイは欧米人であふれかえっているという話も聞きますので、静かに過ごしたい人には向いていないかもしれませんね。
おまけ 南国っぽい! サムイの空港
サムイは、空港が独特で、開放的なつくりをしており、それも楽しいです。
南国に来た! という感じはサムイ空港が一番伝わってきます。
2位 自然がいっぱい! クラビのビーチ
自然がいっぱいで、各ホテルがバラバラの場所にあるので、各ホテルのプライベートビーチで過ごすことが多いです。クラビの街は他の街と比べ古く、あまり活気もないため、サムイと同じく買い物目的で選ばないほうが良さそうです。海の周りに屋台なども見当たりませんでした。
3位 わいわい遊びたい方におすすめ! プーケットのビーチ
日本でいうところの湘南のようなビーチです。海で開放的な気分で遊びたい!! という方にはおすすめです。
ビーチには、パラソルが所狭しとたてられ、さまざまな屋台が立ち並び、お土産物屋から、なんちゃってタトゥー屋さん、マッサージ屋さん、ビーチグッズ屋さんなどが並んでいます。
パラソルとマットはレンタルできますが、11時頃までに行かないと全て貸し出されてしまって借りられなくなりますので、お早めに。浮輪なども有料で借りられます。
バナナボートやパラセーリングなどマリンアクティビティーも豊富です。
夜になると、爆音でお酒を飲んで盛り上がっている場所もあります。
街にはお土産物街があり、買い物や食事が楽しめます。明るく賑やかなビーチリゾートです。
ホテルも乱立していて、各ホテルからビーチに人が集まります。年越しの際は盛大に花火があがり、スカイランタンもあげることができます。
併せて楽しみたい! ビーチ周辺のおすすめアクティビティー
ランキングついでに、各ビーチで楽しむことができるおすすめのアクティビティーもご紹介します。
「青の洞窟」を泳いで進む、クラビの探検ツアー
自然がいっぱいのクラビでは、アクティビティーも自然と親しむものばかりです。私は、洞窟探検ツアーに参加しました。
この洞窟は、「タイの青の洞窟」と呼ばれ、エメラルドケーブという名前です。
船で洞窟前に集合して、ロープと前の人のライフジャケットを持って、真っ暗な洞窟を一列になって泳いで進みます。ライフジャケットをつけているので泳げない人でも大丈夫です。
洞窟の中は本当に真っ暗です。ガイドさんが懐中電灯で照らしたり、ロープから離れている人はいないか常にチェックしているので、取り残されることはないと思います。
洞窟を抜けると、岸壁に囲まれた緑いっぱいの砂浜の空間にでます。蟹がいたり、滝があったり、探検気分です。
ここでしばらく休憩して、また戻るのですが、帰るときが肝心です!
なんと洞窟を出る瞬間、エメラルドの海の水が光に反射して、洞窟内が青く輝きます!
泳ぎながらの撮影なので、水中カメラでないと撮影は難しいです。
このツアーは、タイ人にも大人気なので、朝一のツアーを予約しておくことをおすすめします。
お昼くらいのツアーでは、人が多すぎて楽しさ半減だそうです。私は、朝一のツアーだったのでそこまで混雑しておらず、楽しむことができました。
ほかにも、自然にできたエメラルド色をした天然温泉のエメラルドプール、ブループールと呼ばれる場所や、シーカヤックやクラビの独特地形を利用したロッククライミングが有名です。
サムイで象に乗って思う存分お散歩できる!
タイに来たらやりたい事のベスト3に入りそうな、「象に乗る」体験。
アユタヤやダムヌンサドゥアックなど、象に乗ることのできる場所はたくさんありますが、象に乗るならサムイがおすすめです。
その理由は、エレファント・トレッキングというアクティビティーで、サムイの山の中を象に乗って1時間ほども楽しむことができるからです。
その他の観光地で象に乗るのは短時間で値段も高めなのですが、サムイのエレファントトレッキングは長時間楽しむことができ、値段も安めです。
象に乗って山の中を歩くのが新鮮で楽しいです。平地ではない場所を象が進んでくれるので、すごい角度で斜めになったり、揺れたりします。
トレッキング中、象使いさんが器用に葉っぱを編んで、指輪やネックレス、ブレスレットを作ってくれます。
遊ぶときの注意! クラビ、サムイは虫よけ必須
小さい虫の多いクラビ
クラビは、蚊を含めて、小さな虫が多いので虫よけ必須です。
ホテルの食事は、やはり開放的な屋外で食べたいのですが、蚊と闘いながら食べる事になります。ホテルが虫よけを置いてくれていたりしますが、気になる方はご自身で持参したほうが安心です。
ホテルの窓を開けっぱなしにして出かけてしまうと、夜に部屋に戻った際に小さな虫だらけだった、という話もよく耳にします。そのため窓ガラスに開けっ放し注意の警告が貼ってあったりします。
開放的な建物が多いサムイ
サムイは、空港を含め、屋根だけの東屋(あずまや)のようなつくりの場所が多く、食事をする場所も開放的なつくりとなっていることが多いです。
エアコンが効いているのはホテルの部屋だけです。そのため、とにかく暑かったとか、虫に刺された、という話が在住者間で話題になります。
実際、私が行ったときも食事をしていると、足を蚊にたくさん刺されました。ホテルの部屋にも蚊が数匹いました。クラビほどではないですが、やはり虫よけがあったほうが安心です。
ビーチ選びは目的にあわせて!
ご紹介したように、それぞれのビーチごとに随分と特色が異なっています。
せっかくタイでビーチを堪能するなら、目的にあわせてビーチ選びをしたいですよね。ご参考になれば幸いです。