台湾のこんないろいろな飲み物、ご存知でしょうか(注文方法つき)
台湾

台湾の飲み物と聞いてまず最初に思いつくものは珍珠奶茶(チンジューナイチャー)という方も多いでしょう。

でも、まさかその情報を鵜呑みにして、台湾にいる間中ずっと珍珠奶茶を飲み続けている……なんてことはありませんよね?

北は亜熱帯から南は熱帯の気候をもつ台湾は、日本で言うところ春から夏、秋にかけてとんでもなく暑い国。そこで欠かせないのが、そう。カラカラに乾いた喉を潤す水分です。

年間を通して水分の補給が重要な国において、飲み物の文化が発展しない道理がありません。そういうわけで台湾には数多のドリンクスタンドが存在しますし、メニューも中々に豊富です。

そして何が一番嬉しいかって、どのドリンクスタンドの飲み物も量が多いのにとっても安い! なのになぜ、みんな珍珠奶茶ばっかりに注目するのか!(※珍珠奶茶も安くて美味しいからです)

そんなわけで今回は、珍珠奶茶以外の、台湾の魅力溢れる飲み物たちを紹介していきたいと思います。

 

飲み物を注文する前に

飲み物を注文するにあたって知っておきたいのが、注文の仕方です。台湾では飲み物を注文する際、ほぼほぼ飲み物の糖度と氷の量を合わせて注文する必要があります。

コンビニのアイスコーヒーですら、加糖か無糖か必ず問われます。そんなわけであらかじめ、台湾での飲み物の注文の仕方を記載しておきます。

糖度は大体6段階あって、低い順に以下の通り。

・無糖(ウータン)
・微糖(ウェイタン;3分程度)
・半糖(バンタン;5分程度)
・少糖(シャオタン;7分程度)
・正常(ジェンチャン)
・多糖(ドゥォータン)

氷の量は概ね4~5段階程度で、少ない順に以下の通り。

・去冰(チュービン;氷なし)
・微冰(ウェイビン;かなり少なめ)
・少冰(シャオビン;少なめ)
・正常(ジェンチャン)
・多冰(ドゥォービン)

私は飲み物を頼む時はほとんど微糖(ウェイタン)&少冰(シャオビン)ですが、これでもそこそこ甘さを感じます(たまに足りない時もあります)。

というわけで、以下にご紹介する味の感想は、概ね微糖&少冰に基づいています。何度か飲み物を頼んでみて、自分の舌に合う糖度と氷の量を研究してみてくださいね。

お茶・緑茶系列

1.果物とお茶を一緒にどうぞ「水果茶」


水果とは中国語で果物のこと。カップの中には果物が一緒に閉じ込められていて、みずみずしい味をお茶の中に溶かし出しています。

日本ではちょっと特殊な方に分類されるこのお茶も、台湾ではかなり手軽に購入することができます。

私が今回注文したのは、「一芳」の「水果茶」。中に入れられた果物は、りんご、オレンジ、パイナップル、パッションフルーツ。

果物の甘みと酸味が、飲む人の喉を爽やかに潤します。小杯45元(約165円)。パッションフルーツの種をパリパリ噛みながら飲みましょう。

一芳
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2.パイナップル独特の甘さが香る「鳳梨綠茶」


鳳梨とは、中国語でパイナップルのこと。

台湾の定番土産にパイナップルケーキがあることからもわかるように、パイナップルは台湾の名産品の1つです。ケーキのみならず、いろんなところで飲食物の材料として使われています。

名前を聞くと異色の取り合わせのように見える鳳梨綠茶ですが、この飲み物、方々のドリンクスタンドで見かけます。

私がこの飲み物を購入したのは、いがらし……もとい、黄色い看板に青い楕円のドリンクスタンド「50嵐」でした。

ただしこちらのパイナップルジュースは「旺來綠」という名称。旺來は台湾語のパイナップル、綠は緑茶の緑です。ちょっと鼻につく甘さが特徴的です。大杯50元(約180円)。

50嵐
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3.喉の奥に残る緑茶の香りが印象的「百香緑茶」


「百香」とは、パッションフルーツのこと。パッションフルーツを使った飲み物も、あちこちのドリンクスタンドでよく見かけます。「百香綠茶」もその中の1つです。

大学の先生曰く、「茶湯會」、ちょっと高いけど質のいいお茶が飲めるドリンクスタンドとのこと。そんなわけで私が茶湯會に挑戦した際注文したのが「百香緑茶」でした。

飲み口は甘酸っぱいのですが、飲み込んだ時に喉の奥にふわりと香るお茶の香りが、すっきりしていて美味しいです。一杯50元(約180円)。

茶湯會
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4.台湾で良く見かけるお茶の代表格「冬瓜緑茶」


冬瓜とは日本でも時折見かけるあの「トウガン」のことですが、台湾ではこの冬瓜で作ったお茶を良く見かけます。中医学では体の熱を下げる効果があるとされていて、特に夏に好んで飲まれているそうです。

このお茶、私は「康青龍」というドリンクスタンドで微糖にて注文したのですが、飲んでみたら、あ、甘い……!

何故そんなに甘いのかというと、冬瓜茶って、冬瓜をいっぱいの砂糖で煮てからミキサーで潰して固めたものから作るからなんですね。

お茶自体に砂糖がたくさん使われているから、緑茶とブレンドしてもまだまだ甘いです。もとが甘いので無糖で全然大丈夫。一杯40元(約145円)。

冬瓜茶+緑茶の他にもさらに暑さを払うお茶同士の組み合わせ、冬瓜茶+青茶などもありますので、ぜひ試してみてくださいね。

康青龍
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多多系列

1.「緑茶多多」の多多って何が多いのかというと


緑茶といえば、台湾に来たばかりの頃、ドリンクスタンドで結構頻繁に見かける「緑茶多多」というメニューを見て「この緑茶には一体何がたくさん入っているんだろう」と疑問に思ったりしておりました。

そしてある日、私は知ってしまったのです……多多とは養樂多、つまりヤクルトのことを指しているのだということに……(養樂多を中国語読みするとヤクルトと音がちょっと似ています)。

はい、そういうわけで、緑茶多多とは、緑茶ヤクルトのことを指しています。色は薄いヤクルトの色です(写真は色は写っていませんが……すみません)。

味としては、若干緑茶の味がする薄いヤクルト、といったところでしょうか? 微糖だとあっさりした味になるので、人によっては甘さが若干中途半端だと思うかもしれません。

私が購入したのは康青龍で、50元(約180円)でした。

2.「芭樂多多」の多多って何が(ry


芭樂とは、果物のグァバのこと。グァバだけのジュースを飲んでも十分美味しいのですが、このグァバにも、ヤクルトをミックスした「芭樂多多」という飲み物が存在します。

わざわざヤクルト混ぜなくてもいいんじゃ、などと思いつつ好奇心で飲んでみたのですが、グァバのきつすぎない甘さとヤクルトの味が絶妙にマッチして、これが意外といけるんです。

喉に残る感じがちょっとヤクルトっぽいです。私は微糖で十分ですが、人によってはちょっと甘みが足りないかもしれません。購入したのはcomebuy、一杯60元(約220円)でした。

comebuy
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果物・野菜系列

1.女性にぜひ飲んでみていただきたい「木瓜牛奶」


日本語読みしてしまうとなんとも言えない響きですが、木瓜はパパイヤ、牛奶は牛乳のことを指しています。パパイヤミルク、というと、ちょっと聞こえがいいですね。

台湾の街中ではこの木瓜牛奶、果物を使ったドリンクスタンドではほぼ必ずと言っていいほど良く見かけます。そして注文している人も良く見かけます。

コンビニでも500mlパックなどで置かれているので、それだけ台湾人に馴染み深い飲み物だということでしょう。

さて、このパパイヤ、美容方面でとある効果があると言われています。なんでも25歳より前にたくさんパパイヤを摂取していると、女性が気になるあの部分が大きくなるのだとか……

だから台湾人の女性はスタイルがいい人が多いのでしょうか? 私はもう実験検証できない年齢ですので、どなたか試された時には、ぜひ実験結果を教えていただければと思います。

私が購入したのは輔大駅の「果汁霸」というジューススタンドで、一杯40元(約145円)でした。

果汁霸
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2.冬は紅豆、夏は緑豆 「緑豆冰沙」


日本の冬の定番飲料の1つに、お汁粉があります。あずきは中医学的に体を温める効果があるのだそうです(だから日本でも冬によく飲まれているのかも?)。

そして台湾では、あずきと対をなすような効果を持つ豆も良く食べられています。それが、緑豆という豆です。

その緑豆から作られた飲料も、台湾ではよく見かけます。「緑豆冰沙」も、その中の1つです。冰沙とはフラッペのこと。

緑豆の甘さ控えめでキンキンに冷えたフラッペは、台湾の暑さをすっきりと吹き飛ばしてくれますよ。私が購入したのは師大夜市の「居泉龍」というドリンクスタンドでした。Mサイズ40元(約145円)。

3.酪梨って、梨の種類のことではなく……「酪梨布丁牛奶」


台湾には果物・野菜+牛乳という組み合わせで作られた飲料がたくさん存在します。その中で材料を知って最も驚いたのが「酪梨牛奶(ルオリーニウナイ)」でした。

酪梨って、なんとアボカドのことです。スイカ牛乳を最初に見たときもかなりびっくりしたけど、やっぱりこの飲み物に勝るインパクトはなかったです。そしてこれがまた結構美味しいという…。

そんなわけで街中で酪梨牛奶を見かけるとつい買ってしまうのですが、ある日、私はとうとう見つけてしまったのです。「酪梨布丁牛奶(アボカドプリンミルク)」という飲み物を……。

微糖で頼むとちょっと甘みが足りないので、半糖で頼むといいです。微糖だろうが半糖だろうがプリンのあの匂いはめっちゃします。これも輔大駅の「果汁霸」で購入、60元(約220円)。

アボカドプリンミルクは流石にそう多くは見かけませんが、プリンの入った飲み物というのは結構よく見かけます。形状は粉砕されたものから潔く固形が残っているものまで様々。

タピオカのみならず色々な材料の入った飲み物があるというのも、台湾の飲み物の魅力の1つです。

豆漿系列

1.無調整豆乳の味がよくします……「窯燒桂圓豆奶」


豆奶(ドウナイ)とは、豆乳を意味します(豆漿という言葉の方がよく使われているかも)。日本では乳のつくものといえば牛乳というイメージですが、台湾では牛乳と同じくらい、豆乳が良く飲まれています。

ほとんどの早餐店(朝食屋さん)で豆乳を頼むことができるほか、豆乳のドリンクを主として扱ったドリンクスタンドだって存在します。

雙城街夜市のある通りにある「SOYoung」は、豆乳を使った飲み物を主として扱うお店。私がここで注文したのは、「窯燒桂圓豆奶」という飲み物でした。

窯燒桂圓とは、ドライリュウガンのこと。リュウガンって、ライチみたいなプルプルした果肉を持つ果物です。日本ではなかなかお目にかからないですよね。

無調整豆乳の味が結構つよめでした。日頃豆乳を飲みなれないのであれば、多めに砂糖を加えてもらうと良いかと思います。一杯60元(約220円)。

SOYoung
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杏仁系列

1.中華料理のデザートとして定番のあの味「杏仁ジュース」


大豆から作った飲み物があるなら、もちろんアーモンドから作った飲み物だってあります。

中華料理のデザートとして定番のあの味を味わいたくなったら、西門駅近くの「于記杏仁」へどうぞ。ここでは杏仁(アーモンド)のジュースを味わうことができます。

何も入ってない「杏仁ジュース」から(西門は日本人のお客さんが多いためか、本当にカタカナでジュースと記載してある)、タピオカ、仙草ゼリーなどが入ったものまで、数種類から選ぶことができます。

とろっとした甘みが美味しいです。65元(約240円)なり。

于記杏仁
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飲み物+⚪︎⚪︎系列

1.やっぱりあれを加えたい……「仙人掌丸鳳梨」


タピオカミルクティー以外を紹介するって言うけど、台湾に来たならやっぱりタピオカは口にしておきたいじゃない……!という方にご紹介したいのが、西門にある「丸作」というお店です。

このお店には堂々と「タピオカの専門家」という文字が記載されています(本当に日本語でこう書いてある)。

みなさん、タピオカというと、どんなものを思い浮かべますか? 大体の方は、黒っぽい粒を想像しますよね? していますよね??

でも、こちらのタピオカはちょっと違います。なんと仙人掌(サボテン)を使った、ピンクのタピオカがあるのです! 私が注文したのは、そんなサボテンのタピオカが入った「仙人掌丸鳳梨」。

鳳梨はパイナップル。パイナップルの黄色の中にピンク色の可愛いタピオカが入っている様は、味覚のみならず、視覚までもをなんとも南国らしい気持ちにさせてくれます。

一杯60元(約220円)。ほかの種類のタピオカもあります。

丸作
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2.体も気持ちもさっぱりします「檸檬愛玉」


タピオカは年中いつ飲んでもいいかなぁ……と思いますが、夏に飲むなら、俄然「愛玉(アイユィ)」入りの飲料をお勧めします。

愛玉は、植物から作った低カロリーの、飴色のゼリー。オーギョーチ、という名前の方が日本では知られているでしょうか?

檸檬はレモン、「檸檬愛玉」は、檸檬のジュースに愛玉を入れた飲料です。中にゼリーが入っているので、ストローは太め(写真は中が見えない上にストローも刺さってないですが……)。

最初飲んだ時「清玉」というドリンクで微糖で注文したのですが、一口飲んでみたら……結構酸っぱい!

人体って疲れると酸っぱ味を強く感じると聞いたことがありますが、その疲れが一気に吹っ飛びそうな味でした。半糖以上での注文がおすすめです。

糖分の量を間違わなければ、さっぱりした檸檬味に愛玉がちゅるりとして美味しいです。大杯60元(約220円)。

清玉
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番外編:私の最も愛する台湾の飲み物……「薄荷綠茶(ミント緑茶)」

突然ですが、私はもう一種の宗教かと思うくらいミントの製品が大好きです。日本に住んでいた頃から、ミント製品と聞くとそれがベーグルであろうとたい焼きであろうと様々なところへ買いに走ったものでした。

台湾にはなんと、そんな私のために存在するといっても過言ではない(言い過ぎ)飲み物があるのです……その名も「薄荷綠茶(ミント緑茶)」!

ミントの茶葉を使っているお茶……ではなく、ミントのシロップを緑茶に混ぜたお茶です。なので色がもう、分かりやすく緑色。時にはこれにミルクを足した「薄荷奶茶」なんてのもあります。抹茶みたいな色合いですが、全然違う味ですのでどうぞご注意を(笑)。

さて、今回幾らか台湾の飲み物を紹介させていただきましたが、台湾の飲み物の種類の多さといったら、とても1回で紹介しきれるようなものではありません。実際、ドリンクスタンドの前に立つと、あまりのメニューの多さにどれを選んでいいかわからなくなって、右往左往してしまうほどです。

日本ではお目にかかれない飲み物の数々、たくさん試してみてくださいね!

この記事を書いた人

ほず

ほずライター/日本語教師

神奈川生まれの神奈川県育ち。大学の頃から中国語が好きで、最近とうとう台湾に移住しました。昼は大学の語学センターの学生、夜は新米の日本語教師として、日々つつましく生活しています。 趣味は旅行と登山。交通手段がないなら歩けばいいじゃない、をモットーに、苦行のように歩き続けるタイプの観光をよくしています。そんな具合に歩きまくっている最中に見つけた美しい光景を、拙い文章力ながら、皆様にお届けすることができれば幸いです。

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