2018年1月2日は「スーパームーン」!日本百名月スポットでスマホ撮影に挑んでみる!
日本

2017年はスーパームーンが見られない年の「シャイムーンイヤー」でしたが、2018年1月2日に2年ぶりの「スーパームーン」が見られるそうです。2016年に次いで2番目に近い距離となる予定です。

どうせなら、日本百名月に認定された場所で「スーパームーン」を見てみたい。アレコレと探した結果、新たに2017年9月7日「多摩湖にのぼる月」に認定された旅館の展望レストランから、見てみることを思い立ちました。

その旅館の様子と、「スーパームーン」をスマホで上手に撮影するコツを紹介します。

スーパームーンとは?


満月または新月の状態で、地球の周りを楕円軌道で周回する月が地球へ最接近した際、地球から大きく見える月を「スーパームーン」と呼びます。

2016年にあったスーパームーンは、68年ぶりに近づいたため「ウルトラスーパームーン」と呼ばれて盛り上がりました。なお、2018年1月2日の「スーパームーン」は、世界標準時間では1月1日ですが、タイムゾーンの影響により日本時間では1月2日にずれ込んでしまいます。

日本では、かぐや姫の伝説やお月見の文化が残っていることからもわかるように、月には昔から神秘的なパワーがあると信じられてきました。満月の時の恋愛運や金運アップを願うように、月光浴を試す女性が増えているとか……。

今の時代、せっかくなら月をカメラで撮りたい。ですが、上手く撮るのはなかなか難しいもの。やっぱり、一眼レフのようなカメラじゃないと上手く撮れないのでしょうか?

日本百名月に認定された『多摩湖にのぼる月』の掬水亭


さて今回、「多摩湖にのぼる月」が日本百名月に新たに認定された、掬水亭を撮影地に選びました。予行練習を兼ねて、月の撮影をしたいと思います。

選んだ理由は、多摩湖を見下ろせる展望レストラン「天外天」があるからです。

レストランは、「寒さをしのげる・場所取りをしなくて済む・見通しが良い」という条件が揃い、一石二鳥ならぬ一石三鳥になる絶好の場所です。

レストラン天外天は、マニアのなかでは眺望の良い場所として知られていて、天気さえ良ければ夕陽に浮き上がるように見える富士山が見える「穴場スポット」でもあります。

レストラン天外天では、満月の日に限って「多摩湖にのぼる月」を愛でてほしいという趣旨のもと、レストランの照明の照度を落されています。暗い夜空に浮かぶ満月の鑑賞の邪魔にならないよう、配慮されているレストランです。

なお、時間を追うごとに月は移動するので、月を撮るにあたっては追いかける必要があります。カメラを向ける方向の自由度がある屋外と違い、建物の窓からだけしか夜空を望むことができない条件の中で撮影してみたいと思います。

スーパームーンになるのはいつ?


外はまだ明るいですが、レストラン天外天でディナーコースの食事を始めます。本格中国料理は1皿ずつ運ばれてきますので、ゆっくりと食事をしながら満月の撮影に挑みます。

しかし、夕方になるにつれて雲がではじめてしまい、シャッターチャンスを逃してしまいました。仕方ないので、ゆっくりディナーを味わいました。気を取り直して、スーパームーンの当日に向けて、傾向と対策をまとめます。

レストラン天外天からスーパームーンが見える時間は?


日本時間では満月のピーク時は昼11時24分頃と言われています。ただ、昼間なので月を見ることができません。そこで、東の地平線が見えるところを確保して、空が暗くなりはじめる前に満月の位置を確認しておきましょう。1番綺麗に見える時間帯は16:30前後から18時までと予想されます。

スーパームーンをスマホ撮影する3つのコツ


普通の満月よりスーパームーンは、大きくキレイで迫力があります。ちょっとした工夫で、スマホでもキレイで迫力のある写真を撮ってみましょう。

コツの1つ目:シャッターチャンスを見逃さないように真っ暗になる前に撮影する


シャッターチャンスは、日没直後で東の地平線近くを昇り始めるころです。空が真っ暗になる前に、満月の姿をカメラに収めてしまいましょう。

コツの2つ目:まわりの風景も一緒に写真に収める


地上にある建物などの大きさと対比してカメラに収めると、月を大きく感じることができるはずです。周りの風景も入るようにして、写真全体で見たときのバランスを整えるように心がけましょう。結果として、写真の中にあるスーパームーンが美しく映えるでしょう。

コツの3つ目:プロセスを楽しもう


身も蓋もない話ですが、スマホで撮るのには限界があります。一眼レフに敵わないことは承知で、純粋に天体ショーを楽しみましょう。

「掬水亭」の名称の由来に関係する? 満月の時に試したい恋愛運アップ


ところで掬水亭の名称は……、唐の于良史(うりょうし)による漢詩の一節、「掬水月在手」に由来します。「水を掬った(すくった)手の中に浮かぶ月を眺める風情」です。

「夜空に輝くたった1つの月も、手で水を掬えば手の中にすることができる」というもので、「たった1つの真実は、だれでも手にすることができる」という意味のある名称の由来があります。なんだか……ロマンチックな思いが込められているように感じます。

掬水亭の名称の由来を知ったところで、多摩湖を望みながら満月で試してみたいことがあります。恋愛運アップする方法の「月水」です。飲み物に満月を映して飲むというものです。

水でもジュースでもお酒でも良いようです。おまじないだと思って難しく考えず、掬水亭のレストラン天外天で大切に思う人と一緒に飲んでみましょう。きっといい関係になるように信じてみてはどうでしょう。

錯覚もスーパームーンの魅力の1つ


本来ならば、夜空の真上にある満月が距離的に1番近いはずなので大きく見えるはずです。しかしながら、水平線を昇り始めた満月のほうが、大きく見えます。この錯覚を利用して月を鑑賞してみるもの一案です。

マニアックな情報ですが、天気が良ければ1月2日の日の出(6:30頃)前、西の空に「ほぼ」満月が沈んでいく様子を見ることができます。満月が地球を挟んで、太陽と反対の方向にあることを実感できる天体ショーを楽しみましょう。

レストラン 天外天
埼玉県所沢市山口2492 掬水亭6階
公式HPはこちら

この記事を書いた人

MAKIJI

MAKIJI

秋田生まれ東京育ち。中年デビューのスピリチュアル系フリーライターとして、都市伝説でウワサされる神秘的なエリアをotaku感覚で追いかけます。日本人が忘れかけている魅力的なスポットの隠された謎を一緒に紐解きしませんか?五感をフル活用した情報であなたの背中をそっと後押したいと思います。

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