【ベリーズ】クルマひとつとっても違う、日本の裏側の国の文化

ベリーズ 車

せかいのおと

日本の裏側のクルマあれこれ

 加藤さん ■ライター情報
加藤茜
中米の小さなベリーズという国に2013年10月に住み始める。ベリーズは碧い海が有名だが、住まいはグアテマラとの国境の小さな町。前職は広告会社のマーケティング部門。国内外の案件に6年間携わる中で、途上国の行政機関に興味を持ち始める。退社後、協力隊として中米ベリーズの町役場に勤務中。
http://thelifeinbelize.blogspot.com/

11ヶ月ほど前から、「カリブ海の宝石」ことベリーズという中米の小さな国に滞在しています。
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引用:http://travel.nationalgeographic.com/travel/world-wonders-traveler-photos/#/world-wonders-belize-blue-reef_54477_600x450.jpg
世界で2番目に大きい珊瑚礁が比較的有名ですが、私が住んでいるのはそこから120キロほど内陸に入った小さな町。町の毎日のことや、旅をしたときのこと等々、お伝えしていきたいと思います。

きょうは車の話。

日本から最低16時間くらいかかる遠く離れた場所ですが、車の8割ぐらいが日本メーカーです。TOYOTA, NISSAN, ISUZU, MITSUBISHI, HONDA, MATSUDA、SUZUKI、等々ほぼ全てのメーカーのではないかと感じます。一つ日本と違うのは。古い。たまに新車を見かけますが、基本は年季の入った中古車です。日本車はどうやらとても丈夫なようです。
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ちなみに新車はジープ(後ろが荷台になってる形のもの)が多いのも特徴。舗装された道よりも舗装されていない道の方が多く、また、何かと運ぶ物が多いからからかもしれません。
これは町長と国の大臣の車。大臣の車のナンバープレートには“Minister”と堂々と書いてあったりするので、セキュリティはまだあまり必要ないようです。
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国民人口が33万人だからか、車の販売店はそんなに多くありません。(奈良市と同じくらいの人口が四国の大きさの国土に点在)日本メーカーの直営販売店はない気が・・。でも、車は道で買える(はず)。
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こちらに来た当初は「これぞ、直販」と関心したものでが、買っている人はいまだ見たことがありません。

じゃあ、どこで買っているのだろうと思い、友人に聞いてみました。すると、
「お父さんが、シカゴで買って乗って帰ってきた」
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文章にしたら、なんかお金持ちのかっこいい話に聞こえなくもないですが、そういうことではない。ベリーズ国内で働くより、米国で働いた方が少なくとも手取りのお給料が多いので、多くの人が米国で働いています。アメリカで働いて、ベリーズで買うより割安な中古車を購入して、4500キロくらい運転して帰ってくる。
ちなみに、その車はカローラなのに、すごいマフラー音が特徴です。
ちょうど車でグアテマラに行ってしまっているので、写真はまたの機会に。

車一つでとっても、そこにある違いがおもしろいなぁ感じる日々が続きます。

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せかいのどこかで、協力隊が見て、感じて、触れたこと。 せかいのどこかの、そこに生きる人の暮らし、習慣、文化のこと。 遠くの国のはずなのに、近くに感じる体験記をお届けします。

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