パリ、ウイーンのオペラ座と並び、三大オペラ座と称されるミラノのスカラ座。外観は比較的シンプルですが、プッチーニの蝶々夫人やトゥーランドットが初演された格式高いオペラ座です。
残念ながらオリジナルの18世紀の建物は第二次世界大戦で壊滅状態になったので、現在の建物は再建されたものです。
見どころポイント
スカラ座の正面左手に博物館の入口があり、そこからスカラ座内部を見学することができます。
チケットを買って階段を上り中に入ると、オペラの休憩時間で使う、シャンデリアが豪華なホワイエがあります。2,800人を収容できる会場はビロード一色。格式の高さを感じます。
ボックス席はかなり狭いので、順番に入って写真を撮ることができます。
博物館の中にはたくさんの音楽家の胸像がありますが、幼少期のかわいらしいモーツァルトの像もあります。
イタリアの国民的英雄でもありイタリアの父とも言われるヴェルディ。「ナブッコ」はこのスカラ座で初演され大成功を納めました。
奥様が何人かいたようです。
スカラ座から徒歩5分くらいの所にあるグランドホテルミラノにて88歳の生涯を閉じたヴェルディ。その時の写真やデスマスク、彼が最後まで使っていたペンなども展示してあります。
この博物館にはたくさんの音楽家の手の石膏型が保管されていて、時々、掃除をして配置を変えた際に誰の手の石膏かわからなくなることがあるそう……。
こちらはショパンの繊細な手。この石膏型にはちゃんとショパンのサインが入っているので間違えることはないそうです。
マリア・カラスはこのスカラ座で「椿姫」を歌いました。
スカラ座への入り方
街の中心ドゥオーモ広場から、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のギャレリアを抜けたところすぐ。スカラ座広場に面しています。
入場料は一般が7ユーロ。グループや65歳以上の方は証明書などがあれば5ユーロになります。
通常午前は9時~12時半まで、午後は13時半から17時半までですが、日によるので確認が必要です。イースターやクリスマスなどの祝日は休みなのでご注意ください。
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