東京の島で宝探し!? 伊豆大島で行う「ロゲイニング」とは?
日本

Photo by アドベンチャーディバズ

子供の頃、誰もが夢見る宝探し……あの見つけた時の喜びを東京の島・伊豆大島で体感することが出来るのはご存知だろうか? 

仲間と力を合わせ、宝(ポイント)を探しに行くロゲイニングは、40年前にオーストラリアで始まり、今では全世界で人気のアクティビティ。

今年4回目を迎える伊豆大島でのロゲイニングの魅力に迫るため、伊豆大島ジオロゲイニング大会を主催しているアドベンチャーディバズ(株)にインタビューしてみた。

ロゲイニングってご存じですか?

ロゲイニング 伊豆大島
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ロゲイニング、という言葉を聞いたことがない人もいるであろう。ロゲイニングとは、簡単にいえば”宝(ポイント)探し”だ。

用意するものは、コンパス・デジタルカメラまたは携帯・筆記用具・歩きやすい靴・そして気合
ロゲイニング伊豆大島
Phoyo by アドベンチャーディバズ

イベント当日、地図といくつかの写真が貼られた紙が渡される。そのふたつの紙を持って、写真に写ったポイントを探しに行き、そのポイントの前で写真と同じようなポーズを撮る。

その写真がどのくらい集まるかを競い合うゲームだ。2名~5名のチーム戦なので、恋人や友達、家族で楽しめる、まるで実写版RPGのようなイベントである。

伊豆大島では、島の半分の範囲を使って行われる。広範囲なのでバスは使用できるが、自転車やタクシーなどは使用禁止。制限時間内にゴールに戻らなければ失格なので、仲間と知恵を合わせることが必要となる。

伊豆大島でのロゲイニングの魅力とは

伊豆大島 三原山
伊豆大島は、島の中心に「三原山」という火口を見ることのできる山がある、自然豊かな東京の島。フルマラソンで島を1周できるほどの大きさであるが、ロゲイニングでは半島分が使われる。

山を含むので、街中はもちろん、山の美しさ、海の美しさを楽しみながらできるのが嬉しいところ。東京から2時間以内で行くことのできる東京の島にも関わらず、海は透き通り青く、山は深緑。自然の生命を感じる魅力的な島だ。

伊豆大島のロゲイニングは6時間の部と3時間の部の2種目。各クラス上位3チームには商品もあり、東海汽船の乗船券が獲得できるかも! 是非豪華賞品を目指して頑張って頂きたい。

子供連れや初心者でも楽しめる!

ロゲイニング 伊豆大島
Photo by アドベンチャーディバズ

街や山を歩きまわる、しかもコンパスと地図で……というと、ハードルが高いのではないかと思われるが、コンパスを使うのが小学校ぶり!という方でも安心して参加できる。女子同士のチームやベビーカーで子連れの方なども参加できるほど。

仲間と知恵を出し合い、島の自然の豊かさに触れながら、宝(ポイント)を探し集める。それが何よりも楽しいロゲイニングのポイントだ。また、地元の人も参加するため交流が生まれるのも楽しい。

隠れた秘密基地やポイントを探すうちに、島の魅力も発見できる。宝を探すだけではなく、東京とは思えない自然の豊かさと人の優しさに触れることの出来るのが、大きな魅力である。

実際に参加してみた!

ロゲイニングのコツとは!?

DSCN3484
今回は、6時間コースと3時間コースが選べるところ、筆者はド素人のため3時間コースをチョイス。

共に参加した、オリエンテーリングの先生である友人曰く、若さ・体力ももちろんだが、ロゲイニングで一番大事なのは最初の作戦会議だとのこと。

20分ほど設けられる作戦会議で、どのポイントをどのように周り、いつバスを何時に使い……とすべてプランニングをし、本番はそこにいくだけ。

迷う時間をなくす。迷っている時間こそが命取り!ということで、20分でゴールまでのプランニングをしっかりと行う。

歩いて探すからこそ、島の魅力を感じられる

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ポイントが高い部分は、山を登ったり見つかりにくかったりと、やはりハードなポイントが多い。筆者もひとつ小さな山を歩いて頂上の写真を撮るミッションを行ったときには、日頃の運動不足が身に染みる瞬間だった。

しかし、ロゲイニングの楽しさはポイントを稼ぐことのみならず、歩いているからこそ、その土地の発見・おもしろスポット・観光などができることにもある。

運動しながら、ゲームを楽しみながら観光ができるので、一石二鳥で満喫できるのだ。3時間だと遠くのスポットには行けなかったので、次回は6時間にチャレンジしたいと思う。

オトクなチケット情報も。仕事帰りに船に飛び乗れ!

高速船
ロゲイニングに行くならば、1泊3日にすると良いだろう。次回の開催日を例にとってみる。

次回は2017年10月28日(土)に行われるので、その前日の23時発の便で竹芝桟橋(浜松町)から大型船に乗り、朝に伊豆大島に到着する。

そのままロゲイニングを行い、ひと晩泊まって、次の日に帰る。金曜の夜の仕事終わりの後でも、船に飛び乗ることができるので、平日は忙しく、夜まで働いている人でも参加できるのが嬉しいところ。

また金曜の日中に伊豆大島に向かうことのできる人には朗報! 高速ジェット線に往復7,000円(通常の約1/2の値段)で乗ることのできるキャンペーンが、10月9日から期間限定で行われる予定だ。(詳しくはこちら→東海汽船

またただ今、全伊豆諸島では2017年10月2日より7,000円の宿泊費用を下記のウェブサイトから購入すれば、お土産屋、飲食店やアクティビティで使用できる3,000円分の旅行券がもらえる。(詳しくはこちら→電子しまぽ

伊豆大島ロゲイニング大会の締切は10月15日(日)まで。体を動かしたくなる秋。仲間と家族と恋人と……。ともに自然のなかで宝探しに出かけてみてはいかがだろうか。きっとあなたもロゲイニングにハマるはず。

伊豆大島ジオパークロゲイニング大会
開催日:2017年10月28日(土)
公式HPはこちら

この記事を書いた人

Fujico

Fujicoフリーライター/地域観光プロモーター

2015年に独立。主にフリーライターとして活動している。専門としては、トラベルや観光地域プロモーション。そして英日の翻訳・通訳も行っている。独立前は畑違いの販売業で、店舗マネージャーを務め、大阪で日々汗を流していた。 広く色々な場所にいくよりも、一つの場所を開拓するのが好きな性分で、今は月1以上のペースで東京の離島・伊豆諸島に通っている。趣味は「観光客がいない素晴らしい場所を見つけ出し、それを紹介して喜んでもらうこと。そしてその後どや顔する」ことである。音楽と英語をこよなく愛す、目指せボーダーレス女子。

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