• トロッコに乗って出発!ドイツの世界遺産ランメルスベルク鉱山の坑道ツアー | TRIP'S(トリップス)

    トロッコに乗って出発!ドイツの世界遺産ランメルスベルク鉱山の坑道ツアー
    ドイツ

    ドイツ・ハルツ地方の町ゴスラー。その町はずれにあるランメルスベルク鉱山は、旧市街と同じく世界遺産に登録されています。採掘された銀が、ゴスラーのみならず神聖ローマ帝国にとっても重要な影響を及ぼしたこの鉱山。そんな鉱山の坑道ツアーに参加してきました。

    町を繁栄へ導いた鉱山


    ランメルスベルク鉱山で採掘が始まったのは968年。金や鉛もここで採掘されていましたが、中でも銀の鉱脈の発見は、この町に大きな変化をもたらします。当時の皇帝ハインリヒ2世はこの銀を使った硬貨を作らせ、皇帝の居城「カイザープファルツ」もこの町に置かれました。
     
    銀の採掘ゴスラーを繁栄へと導いたランメルスベルク鉱山。ここでの採掘は1988年まで続きました。鉱山閉鎖後には坑道が整備され、採掘の歴史を伝える博物館としてオープンしたのです。

    テーマごとの見学コース

    ランメルスベルク鉱山内部はガイドツアーで回ることができ、テーマごとにいくつかのツアーがあります。例えば、18世紀後半の坑道や水車を見て回るツアーや、トロッコに乗って20世紀の坑道を周るツアーなどがあり、興味のあるものを選んで参加できます。時間が合えば複数のツアーを組み合わせることも可能ですよ。

    筆者が参加したのは20世紀の坑道を見学するコース。見学は、作業着などが天井からぶら下がっているこのホールからスタートします。
     
    なんであんなに高い場所にぶら下げてあるのか、不思議に思いませんか? 実はホールの上部には暑い空気が溜まるので、びしょ濡れになった作業着を早く乾かすことが出来たのだそうです。

    トロッコに乗って出発

    当時の様子について説明を聞いたら、いよいよトロッコに乗って坑道の中へ出発します。ちなみに、見学中はヘルメット着用が義務づけられています。

    筆者が乗るのがこのトロッコ。一番前は操縦席で、鉱山操業当時は後ろのボックスに作業員が乗っていました。ドアを閉めれば中は真っ暗になるので、怖いのが嫌いな方は他の人がいるボックスに乗ることを強くおすすめします。
     
    というのも、筆者は1人でボックスに入ってしまい、本当に怖い思いをしたからです。電気も無くて真っ暗なボックスの中、外も見えず聞こえるのはガタガタガタ……とトロッコが進む音のみ。バイオハザードの映画で主人公たちが地上へ出るシーンがありますが、まさにそれを想像してもらえば分かりやすいかもしれません。

    恐がりの筆者は、ここでゾンビが出てくるのではないかという要らない心配までしてしまいました。

    実際に使用された機材も




    坑道の中は薄暗く、あちこち水が滴っています。ここで実際の採掘の様子や、使われた機材などの説明をガイドの人がしてくれます。

    当時はダイナマイトで壁を壊していましたが、そのために壁に穴を空ける機械や、岩を運ぶ荷車など、間近で見ることが出来るので臨場感が伝わってきます。いくつかの機械は実際にガイドの人が動かしてくれますが、その音がまた大きくて驚きました。

    使われていた機材の発展のほか当時の労働環境などにつても話を聞くことができます。ここで採掘される銀はゴスラーに発展をもたらしましたが、それはここで働く人たちの過酷な労働によってもたらされたものだったのです。
     
    ゴスラーの歴史を語る上で欠かせないランメルスベルク鉱山。ガイドツアーで採掘について学んだ後では、町の見方も少し変わるかもしれません。

    当時は喫煙もOKだった

    ランメルスベルク鉱山は炭鉱ではなかったため、坑道内にある休憩所では喫煙もできたのだそうです。また作業服は白っぽいものが多く、これは暗い坑道内でも人がいることを分かりやすくするためなんだとか。ほかにも興味深い話が色々聞けるので、坑道ツアーぜひ参加してみてください。

    この記事を書いた人

    Mops

    Mopsドイツ在住ライター/ドイツ語翻訳

    2012年よりドイツ在住。現地でパートナーと知り合い、現在はヘッセン州のとある街に2人で暮らしています。旅行と食べる事が大好きで、旅の目的は「地元の名物」を食べること。ドイツを中心に在住者だからこそ分かる便利な旅情報やイベント、穴場スポットなどをお伝えします。

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