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日本語&英語で即興コント!?「パイレーツ・オブ・東京湾」のむせるほど笑えるショーとは?

4th Anniversary show 7 @ Roppongi © Michael Holmes

(photo by Michael Holmes)

4年ほど前から、私にはずっと大好きなコメディグループがあります。
その名も「パイレーツ・オブ・東京湾(Pirates of Tokyo Bay)」! 
うーん、初めて聞いた人もなんだか聞き馴染みのある素敵なグループ名。

彼らはただのコメディ集団ではありません。「即興」しかも「日本語&英語」でコメディーショーを行う関東唯一のグループなんです。

初めてショーを見たとき

パイレーツ・オブ・東京湾の2周年
2012年12月、初めて彼らのショーを見たときの衝撃は今も覚えています。

「めずらしいショーがあるから行こう!」とパートナーに誘われて、恵比寿からすぐの「What the dickens」というバーに向かいました。

開場は19:00。早めに着いた友人と私たちは一番前の席に座れたので、ラッキー!と思ったことを覚えています。
お酒を飲みながら待っていると、19:30には開演。直前になるとカウントダウンが始まります。「0!」の声が上がったとき、パフォーマー達が登場して、ショーがとうとう開演!

最初のうちは、びっくりしすぎてポカンと口を開けていたかもしれません。
即興コントだとは信じられないほどテンポよく交わされる言葉。しかも、日本語と英語の両方を使って。

たくさんのお客さんを巻き込んで笑いを起こすパフォーマーたちに圧倒されました。
そして、驚きの感情が収まってくると、だんだんと笑いが止まらなくなっていきました。最終的にはむせるぐらいに。

英語のネイティブスピーカーであるパートナー・友人はショーをとても楽しんでいました。
同じように、日本人の私も楽しむことができたんです。

言葉の壁を乗り越えて笑いを提供してくれたコメディグループ。それこそが「パイレーツ・オブ・東京湾」でした。
あれ以来、私は都合がつけば彼らのショーを見ています。

パイレーツ・オブ・東京湾

5th Anniversary show 5 @ Roppongi © Michael Holmes (driving)
(photo by Michael Holmes)

即興コメディって、知ってますか? 英語でimprov comedy。
欧米では1つのお笑いのジャンルとして確立されているもののようですが、日本ではあまり聞きなれない・見たことがないものだと思います。

パイレーツ・オブ・東京湾のパフォーマーは、台本を持ちません。コント内容の打ち合わせはしません。
ただ、お題を観客から募り、2つの言語でそれを面白おかしくコメディとして表現します。時には意味のないデタラメ言葉で表現することも。彼らは関東唯一の日本語&英語の「即興コメディグループ」なんです。

所属するパフォーマーたちの国籍、年齢、性別、バックグラウンドなどは様々。
彼らには決まった役やセリフはないですが、普段からくり返し即興の練習を行っているそうです。

異なった文化を持つパフォーマーが集まっていても、普段の生活や練習の中で深い信頼関係を築いているからこそ、即興のかけあいというものが成立しているのかも。そして母国語ではない言語でコントを行うことも。

ショーの流れ

5th Anniversary show 5 @ Roppongi © Michael Holmes (vote 3)
(photo by Michael Holmes)

パフォーマーたちは赤チームと白チームに分かれて、十数種類の「ゲーム」で競います。
彼らは演目のひとつひとつをゲームと呼んでおり、たくさんの種類があります。

それぞれにルールがありますが、ゲームごとにまずは観客からお題を募り、即興でコントを作り上げます。
観客は「お題を出す」もしくは「自分が面白いと思ったチームに投票する」形でショーに参加できるんです。

日本語&英語のショーと聞くと、「英語がわからないと楽しめないんじゃない?」と思っている人も居るかもしれません。安心してください。私自身の英語は中学生レベルですが、いつも笑わされています。

ゲームが始まる前に日本語&英語で丁寧に説明をしてくれますし、ひとたびシーンが動き始めるとパフォーマーたちは言葉だけでなく表情・体全体を使って即興コントをします。たまに難しい英単語があっても、「おもしろい」のほうが勝ってしまうんですね。

普段の公演は2,000円でワンドリンク付き! チケットは事前の予約ができます。事前にチケットをとっておらず、当日券の場合には、早めに入場して席を確保することを強くおすすめします。

事前予約では追加料金で座席の指定も可能です。お酒や食事をしながら見てOKなんですが、吹き出さないように注意は必要です。休憩時間にはお酒をおかわりしながら楽しめます。

6周年のステージ

パイレーツ・オブ・東京湾の6周年
今回私が訪れたのは記念すべき6周年のショー。なかなか都合がつかず、久しぶりのショーでした。
毎月のショーは恵比寿のバー「What the dickens」で開催されますが、周年記念のショーはよりたくさんの観客が集まるため、六本木の「SuperDeluxe」で行われます。4年前と一緒で、私は一番前の席につきました。

ほぼ全編笑っていたんですが、一番笑ったのはコント中に人がどんどんと人が入れ替わってしまう「バトンタッチ!」というゲームでした。

ショー中に写真撮っておこうと思ったんですが、楽しすぎて忘れていました。毎回なんです、「たのしむぞー」「写真撮るぞー」って思いでショーに臨むんですが、コントに夢中で写真だけは必ず忘れます。

パイレーツ・オブ・東京湾の即興コントを見ると、大声で笑って、すっきりします。観客みんな笑ってるので、大声で笑うのは恥ずかしくありません。そしてどんなに笑い疲れていても、清々しい気持ちで帰れます。
今回もたくさん笑って、すっきりとした気持ちにさせてもらいました。

Group shot 0 © Michael Holmes
(photo by Michael Holmes)

パイレーツ・オブ・東京湾が2010年に旗揚げして以降、彼らの笑いを愛する人はだんだんとその数を増やしていっています。これまでの4年間と変わらず、これからもずっと、私は彼らの笑いに魅了され続けることでしょう。

彼らのゲームのほんの一部をYouTubeで見ることができます。ですが動画でアップされているもの以外、彼らが披露してきた即興コントは、二度と同じものが見れません。

台本はないので、今回のショーで私が笑ってしまったゲームの数々もおそらく誰も再現できないでしょう。パフォーマーと観客だけがたくさん笑った思い出を心に刻めるという点も、彼らのショーが素敵なポイントかも。

パイレーツ・オブ・東京湾
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Youtubeはこちら
詳しくは公式HP

英語が苦手な人に見てほしい

私は自分の経験から、英語を得意とする人だけでなく、英語にいわゆるアレルギーがある人にもぜひ見てほしいと思っています。私はパイレーツ・オブ・東京湾のコメディに緻密に計算されたコントにはない魅力を感じています。
彼らのHPには「笑いすぎても当グループは一切責任を負いませんのでご了承くださいませ」とありますので、きっとおなかがよじれても助けてはくれません。
ちなみに、音楽も即興です。
英語が苦手な人に見てほしい

(photo by Michael Holmes)

この記事を書いた人

河野成美

河野成美フリーライター

1991年、広島生まれ。小学校の全校児童は9人、素敵なド田舎育ち。 東京の大学を卒業後、猛烈に海外での暮らしに憧れ、引っ越し癖の激しいパートナーと日本脱出しました。 シュールで面白いものが好き。おでかけとお酒はもっと好き。