台湾のランタン祭り「平溪天燈節2017」現地レポート!行き方など詳しくご紹介!
台湾

平溪天燈節

一生に一度は参加したい世界のお祭りとして知られる台湾のピンシースカイランタンフェスティバル「平溪天燈節」。2017年は2月11日(土)の開催でした。幻想的でロマンチックなランタンを見るために毎年世界中から観光客が訪れます。現地で撮影した写真と共に、当日の模様と会場までの行き方、注意点などをご紹介します!

バスはかなりワイルド!

会場まではMRT「動物園駅」から出ているシャトルバスを使ったルートを選択しました。電車で現地まで行くルートもあるのですが、遅い上に混んでいるのでおすすめはできません。
 
18:00にイベントが始まる予定だったため、16:00に滞在先を出発できれば間に合いそうでしたが、余裕をもって15:00に出発。15:45には動物園駅に到着し、バス待ちの列に並びました。バスは座席に座るか、立ち乗りか選択可能です。
平溪天燈節駅
▲動物園駅の改札を出ると、バス乗り場に誘導する看板があるので迷いません
平溪天燈節バス
▲隣はスカスカの立ち乗り列。もちろん待ち時間はゼロ
平溪天燈節バス
▲日本の路線バスと同じようなバスです
 
早速疲れてしまうわけにはいかないので、行きは座席に座る列に並びました。かなりいいペースでシャトルバスが来るので、私が並んだ時間帯ならたった15分待ちで乗れました。料金は50NT$(ニュー台湾ドル)。支払いは現金以外にMRTカード(台湾のPASMO)も使えます。
 
バスの時間はおよそ50分です。かなり揺れる上に途中休憩も無いので、酔いやすい人は酔い止め薬必須です。かなりワイルドな運転なので立っている人はすごくふらついていましたね。

ランタンの前に、十扮駅周辺を観光!

17:00前には到着したので、十扮(じゅうふん)駅周辺を散策。駅から会場までの間にはたくさんの出店があり、食事には困りません。価格はどちらかというと観光客向けです。世界各国から訪れる観光客でひしめいており、中国語、韓国語、日本語、英語、スペイン語などがあちこちで飛び交っています。
平溪天燈節おみやげ
▲お土産屋さんもたくさんあります。提灯の明かりが美しいです
平溪天燈節打ち上げ体験
▲十扮駅周辺では線路の上からランタンを飛ばす様子が見られます
平溪天燈節願い
▲吊り下げたランタンに願い事を書く人々
 
電車が来たら、全員線路から離れます。電車が通り過ぎたら一斉に線路に降りてそれぞれのランタンを飛ばし始めるのですが、すごくシュールな光景です。100~150NT$で飛ばせるのでトライしてみてもいいかも?

会場に向かってみると……!

平溪天燈節看板
▲観光に満足したら、いざ会場へ!
 
観光の時間を取ったのははっきりいって失敗でした。17:00に到着した時点、もしくはそれよりも早い時間には会場近くに待機するべきだったかもしれません。イベントスタートの18:00にあわせて会場に向かってから後悔しました。
平溪天燈節混雑
▲一斉にカメラを構える人々。大混雑
 
待機する場所も悪かったのかもしれませんが、混雑具合は朝のラッシュ時間帯の電車。つり革がつかめない、身体が浮くレベルですね。

いよいよ、ランタンに息をのむ

満員電車気分で心が折れかけていましたが、わぁという声につられて上を眺めると……。
平溪天燈節ランタン
▲見えました! 耐えたかいがあった!
平溪天燈節ランタン
▲ランタンは数回に分けて飛ばされるので、あきらめずに待てば近くで見られます
平溪天燈節遠いランタン
▲ランタンは星の様に小さくなってもぐんぐんと飛び続けます
 
1回目はかなり遠くからしか見れませんでしたが、2回目、3回目と回数を重ねるごとに前に進み、近くで見れました。
 
ランタンは思ったより速いスピードで空高くへと上がってしまいます。しかし、たくさんの人の思いを乗せたランタンが飛んでいく様子はとても幻想的で、その温かな光の美しさに思わずため息が出ます。

注意点!

今回私は参加せず見学のみでしたが、実際に平溪天燈節に参加してランタンを打ち上げたい人は朝から並んで整理券をゲットする必要がありますので、注意してください。
朝からは無理だけど、ランタンの打ち上げは体験したい!という人は、会場周辺でランタンの打ち上げ体験ができる場所がたくさんあるので、利用してみてはいかがでしょうか。
平溪天燈節バス
▲「站立」が立ち乗り列、「座位」が座席に座る列です。なんとバスなら帰りは無料
 
私は3回目までランタンを見た後、再度周辺を散策して帰りのシャトルバスの立ち乗り列に並びました。21:00に並び始めて、バスに乗れたのは21:45過ぎ。行きは待ち時間なしだった立ち乗りでも、この混雑具合です。
早めに来て、さっと見て、すぐに帰る!が吉ですね。
 
大混雑は覚悟するべきですが、「一生に一度は参加したい」と言われるだけの価値が感じられるお祭りでした。

この記事を書いた人

河野成美

河野成美海外在住ライター/酒好きトラベラー

1991年、広島生まれ。小学校の全校生徒は9人、素敵なド田舎育ち。 東京の大学を卒業後、日本脱出しました。様々な国を巡りながら生活中。海外旅行は自分のレベル上げだと思っています。 ビールは私の血液。ばっちこいプリン体!シュールで面白いものが好き。

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