外観は要塞のようなヴェッキオ宮殿ですが、宮殿というだけあって内部は華やか。コジモ1世の時代に増改築した巨大な五百人広間、レオナルド・ダ・ヴィンチに関する逸話が残る絵画、コジモ1世の妻エレオノーラの居室など見どころたっぷりです。
現在も市役所として使われています。
おすすめポイント1 圧巻の五百人広間
フィレンツェ共和国の会議場だった五百人広間
両側にはヴァザーリによる「ピサ攻略」「シエナ攻略」の大作の絵が飾られています。実はこの部屋は昔ミケランジェロとレオナルド・ダ・ヴィンチが絵を描く競争をした場所。しかしレオナルド・ダ・ヴィンチは途中で描くことを断念しました。その絵の上にヴァザーリが絵を描いたので、今でもその絵の下にレオナルド・ダ・ヴィンチの絵が隠されていると言われています。暗号めいた文字も、絵の中に隠されているそうですよ。
天井もお見逃しなく。中央にはやはりコジモ1世。
おすすめポイント2 エレオノーラの居室
五百人広間に続いてご覧いただきたいのはコジモ1世の奥様エレオノーラの居室。専用の礼拝室などもあります。
「神曲」を書いたダンテのデスマスクもあります。
そして面白いのが「地図の間」。500年前の世界の地図です。もちろん日本も描かれていますが、今とはかなり違う描かれ方になっています。ぜひ見つけてみてください!
その他イタリアの観光スポットはこちら→イタリア観光地31選! 現地取材で調べあげたおすすめスポット | TRIP’S(トリップス)
アクセス情報
シニョーリア広場に面しています。