大阪庶民のおやつ、みたらし団子の有名どころ「喜八洲総本舗」と「甘党まえだ」。どちらも人気のためデパ地下や商業施設で購入できるようになって久しいですが、今回は喜八洲総本舗の本店(十三)と、甘党まえだの最新店舗(カフェ)で購入して、いろいろと比較してみました!
十三に本店を持つ喜八洲総本舗
喜八洲総本舗と言えば、十三(じゅうそう)にある本店の佇まいと十三駅構内の高速ラッピングで知られるみたらし団子の人気店。
本店はデパ地下の販売所とは異なり、地元のお客さんが多い印象。みたらし団子以外の商品を買い求める人も多く見かけました。
喜八洲総本舗のみたらし団子は、餅粉と米粉を絶妙なバランスで配合して蒸し上げた団子を使っているそうです。みたらし団子は注文してから焼いてくれます。時間がかかりそうに思いますが、強い直火で炙るのであっという間。
ちなみに、コゲ加減を選ぶことも可能! 私の後に注文していた人は「5本はコゲ少な目、10本は普通で」とツウなオーダーをしていました。おそらくご近所の常連さんかと思われます。
私は2本だけのオーダーだったのですが、小口オーダーでもちゃんと注文後に焼いてくれるのが嬉しいところ。喜八洲総本舗の団子の形は俵型をしています。これは、炙った時に焦げ目がつきやすいのと、タレの絡みをよくするためだそうですよ。
カフェ形態の甘党まえだ
続いて甘党まえだ。こちらはカフェ形態で商業施設にも入っているので、比較的若い世代が親しみやすいのが特徴。直近では2024年7月31日にホワイティうめだ(以前の泉の広場辺り)にもオープンしました。
みたらし団子とセットになったスイーツ“美味しさギュっせっと”は、みたらし団子だけではなくいろんな味を楽しみたい人におすすめ。
みたらし団子とわらび餅とクリームみつまめ(ぜんざいやかき氷、ところてんなどもあり)とドリンクがセットになっています。
もちろんお持ち帰りのみたらし団子もありますよ。甘党まえだのみたらし団子は平たい丸型。しっかりと火を通すことができるための形だそうです。
喜八洲総本舗のタレと甘党まえだのタレ
喜八洲総本舗のタレは、北海道厚岸産の上質昆布でダシをとり、香川県産たまり醤油と白ざら糖を使用。甘党まえだのタレは、50年以上変わらない味を守り続けているのだとか。どちらもこだわりを感じさせます。
若干まえだのタレのほうが口当たりが柔らかいような気も。ちなみに団子は喜八洲総本舗のほうが団子らしい風味を感じました。どちらも非常に美味しく、もう好みの問題でしかなさそう。あと、喜八洲総本舗は5粒、甘党まえだは3粒なので、小さなお子さんやご高齢の人は喜八洲総本舗のほうが食べやすいかもしれませんね。反対に甘党まえだは一粒が大きいので食べ応えがあります。
どちらのお持ち帰りにもたっぷりとみたらしのタレが入っているので、タレの味が好きな人はビニールのタレをスプーンですくって追いタレしてみてもいいと思いますよ。
●喜八洲総本舗
●甘党まえだ