• ニュージーランドに移民で賑わう「ナイトマーケット」出現。ジャンク市や屋台、なんでもあり! | TRIP'S(トリップス)

    ニュージーランドに移民で賑わう「ナイトマーケット」出現。ジャンク市や屋台、なんでもあり!
    ニュージーランド

    パクランガ ナイトマーケット

    羊がいっぱい、自然もいっぱいなニュージーランドですが、近年は特に移民もいっぱいな移民国家でもあります。もとは大昔にマオリ族という先住民が南太平洋からやってきて、そこにヨーロッパ人が加わり、近年はインドや中国などアジア系の移民も加わって国が発展してきたニュージーランド。最大都市オークランドを歩けば、「ここはどこだ?」と思うほど多様な人種が暮らしています。

    最大都市オークランド
    ▲ニュージーランドの最大都市オークランド

    さて、各国からの移民が増えることで必然的にチョイスの幅が広がるのが、そう、食事です。イギリス系の国はどこもそうだったように「食事と言えばフィッシュアンドチップス」一辺倒だったかつてのニュージーランドの食事風景も変わりつつあって、我らが日本のスシはもちろん(具材はちょっとおかしいですが)、インド、中国、フレンチなど、各国の料理が楽しめるようになってきています。

    オークランドには、そんな移民国家を反映した大規模な週末マーケットがあります。その名も、パクランガ・ナイト・マーケット。観光客にはあまり知られていない、現地に暮らす人々が集うこのナイトマーケットは、移民の熱気を体いっぱい&お腹いっぱいに感じることができるイチオシスポットです。どんな場所か、さっそく見に行ってみましょう!

    移民が集うパクランガ・ナイト・マーケットへ!

    いい具合にお腹を空かせた土曜日の夕方、“お祭りのような賑わいがすごい”と聞いて楽しみにしていたパクランガ・ナイト・マーケットに足を向けてみました。パクランガはオークランド中心部から車で20分ほどの街で、南太平洋系の移民たちも割と多く暮らす、普段の観光ではあまり行くことのない地域です。

    辺りも十分薄暗くなった頃に着くと、すでにものすごい車の渋滞! このナイトマーケットはウェアハウスという巨大なショッピングセンターの地下駐車場を借りて行われていて、駐車場の奥半分が屋台街のようになっています。それにしても、閑静な街の一角に突如煌々と現れる地下の屋台街……屋台から出る煙や湯気が充満する空間、そこにひしめく人々……傍からみているとちょっと入るのに勇気が要りますね。しかし、これこそ生のニュージーランド。観光ルートから外れた観光スポットを前に、ワクワクしてきます。

    宝探しのようなジャンク市!

    パクランガ ナイトマーケット
    ▲オークランドのパクランガ ・ナイトマーケット

    地下駐車場にひしめく屋台はなんと200以上! ニュージーランドらしいイギリス調の洗練された雰囲気とは無縁の、まるでアジアの夜市のような雑踏と熱気が感じられます。「明らかにニセモノでしょう、これ?」……と思うような“純正”ケータイケースや貴金属、衣服におもちゃ。いったいどこから仕入れてきたんだい、と思うような怪しい品々が無造作に並んでいて、それらを前に皆熱心に言葉を交わしています。そうかと思えば次のブースにはタトゥーを入れる店があって、その横には中国系の八百屋が並んでいます。混沌というか、もう何でもありのようです。

    パクランガ ナイトマーケット
    ▲いかにもアヤシイ品の数々……

    それにしても文字通り足場もないほどの人の数。毎週やっているとは到底思えないお祭り騒ぎです。NZ人らしき白人はほとんどおらず、お客の多くは太平洋系やマオリの人たちなのにも驚かされます。

    移民の数だけ食事がある!

    まるで夏祭りの縁日のようにずらりと並ぶ屋台。一つとして同じ屋台はなく、僕が確認できただけでも、中国、台湾、日本、ベトナム、タイ、マレーシア、インド、イギリス、南太平洋(トンガ?)、ニュージーランド、トルコなどなど、まるで移民の出身国の割合をそのまま反映したかのような構成で屋台が軒を連ねています。

    パクランガ ナイトマーケット
    ▲おいしそうな各国の屋台料理。

    パクランガ ナイトマーケット
    ▲こちらは……たい焼き!?

    僕はおいしそうな焼売や小龍包をいただきました。小龍包は6つで5ドル(400円ほど)。ほかの食事もだいたいライス付きで10ドル程度(800円ほど)と、ニュージーランドにしては格安です。どれも思ったよりクオリティは高く、そして安いので、友人らと一緒にいくと周りの高揚した雰囲気もあってとても楽しめそうです。

    毎日どこかで開催されるナイトマーケット

    もともとはこのパクランガだけで開催されていたナイトマーケットも年々発展しており、現在では毎日オークランド近郊のどこかの街でやっています。

    パクランガの他にも、シティに近くアクセスがよいグレンフィールドや、マオリ系住民の多いヘンダーソンという町のナイトマーケットも魅力的です。最後にナイトマーケットの公式ページのリンクを張るので、探してみてください。しかし、僕はこれまですべてのナイトマーケットに足を運んでみましたが、やはり規模や雰囲気は元祖ナイトマーケットのパクランガが一番です。

    アクセスはオークランド目抜き通りにある大きなバス停からパクランガ方面が出ています。所要時間は40分ほど。しかし、NZとはいえ夜の郊外です、一人で行かず友人らと一緒にいくか、レンタカーなど車で行くほうが安心できます。移民国家ニュージーランドの熱気を、皆さんも肌で感じてみてくださいね。

    オークランドのナイトマーケット
    開催場所・時間は曜日によって変わるので、詳細はHPをご覧ください。
    公式HPはこちら

    この記事を書いた人

    外山みのる

    外山みのるアウトドアライター

    1984年愛知県生まれ。ニュージーランド(オークランド)在住。20代はバックパッカーや一万キロ海外自転車旅など世界を放する。2015年に念願だったアウトドア天国NZへ移住し、国際結婚・留学・仕事と毎日奮闘中。NZウェブマガジン『ネイチャーニュージーランド』運営。多方面に観光、エコツアー情報を発信しています。

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