国歌マニアが元気を出したい時に聞く国歌のプレイリストを公開します

こんにちは、ライターの新田です。

今回は久しぶりに国歌を取り上げます。

国歌は国を代表する音楽なので、基本的に歌いやすいメロディー、覚えやすいメロディーが採用されます。

 

そのためか明るく元気が出る曲が多い、と感じています。実際、落ち込んだときや元気を出したい時には国歌を聞いて気持ちを持ち直すことがあります。

今回は元気を出したいときに使える国歌を一気に紹介します。

なお、政治信条と国歌は別物なので、あくまでも趣味として楽しんでくださいね。

1. ロシア国歌


あまりにもベタですが、元気が出る国歌部門でロシア国歌に勝るものはないと思います。

ロシア国歌は旧ソ連国歌のメロディーを拝借していますが、歌詞は書き換えられています。

 

ロシア国歌にハマり、ロシアに興味を持つ人も少なくないとか。いずれにせよ、このド迫力な合唱はあなたを虜にするはず。

2. アブハジア共和国国歌


「アブハジア」と聞いて、ピンと来た人は相当のマニアです。

アブハジアはコーカサスの国、ジョージアの中にある「未承認国家」。「未承認国家」とは事実上独立しているものの、どの国からも承認されていない国を指します。

アブハジア共和国の場合、ロシアと一部の小国を除き、国連加盟国から国家承認は得ていません。

 

アブハジア共和国国歌の特徴はとにかく長いこと。そして何回も曲調が変わり、最後は元気がでるフィナーレで終わります。

日常生活では滅多に聞くことがないであろうアブハジア語と共に楽しんでください。

3. アルゼンチン国歌


長い国歌といえば、アルゼンチン国歌を忘れてはいけません。

アルゼンチン国歌のメロディーは緩急があること。つまり、早いリズムとゆったりリズムが混在しています。

 

軽いようで荘厳な雰囲気を醸し出すメロディーがたまりません。個人的にはアルゼンチンとアブハジア共和国国歌を聞き比べるのもおもしろいと思います。

4. シンガポール国歌


「素直系の元気が出る」国歌はシンガポールですね。

文章を読む前にシンガポール国歌を聞いてみましょう。思わず口ずさみたくなるメロディーではありませんか。特に最後の「進め! シンガポール」がツボですね。

 

アジア圏で一番覚えやいメロディーがシンガポール国歌だと思います。

5. 旧リビア国歌


北アフリカの国、リビア。

ここで紹介するリビアの国歌はカダフィー大佐時代(1969年~2011年)のもの。何回も「アッラーアクバル(神は偉大なり)」が聞こえ、クセになるようなメロディーが繰り返されます。

 

実はこの国歌はカダフィー体制の崩壊と共に消えました。国歌も採用時の体制の消滅と共に消え去ることは少なくありません。

6. トルクメニスタン国歌


エキゾチックで元気に出る国歌といえば、中央アジアのトルクメニスタン。

こちらも旧リビア国歌と負けず劣らず個性的なメロディーです。

 

トルクメニスタンは数年前まで、個性的なニヤゾフ大統領が健在でした。

指導者のキャラクターは国歌にも反映されるのでしょうか。

7. エチオピア国歌


アフリカ一押しの国歌はエチオピアです。

こちらもまずはメロディーに耳を傾けてみましょう。まるで日本の演歌のように聞こえませんか。

エチオピアでは演歌のようなメロディーが人気のようです。

 

一説によると、朝鮮戦争に出兵したエチオピア兵が休暇で日本を訪れ演歌を耳にしたとか。

兵士は演歌のメロディーに感動し、本国に持ち帰ったそうですよ。

8. イギリス国歌


ある意味、世界で最も有名な国歌ではないでしょうか。

イギリス国歌のメロディーは「元気が出る」というより「背筋がピンとなる」もの。

 

就職や転職の面接前にピッタリだと思います。

なお国歌の歌詞において「クイーン(女王)」とありますが、トップが男性になると「キング(王)」になります。

9. スロベニア国歌


スロベニア国歌はメロディーだけでなく歌詞からも元気がもらえます。

多くの国歌は国の素晴らしさを前面に出していますが、スロベニア国歌の歌詞は全世界の平和を願ったもの。

聞いていると、何となくピースフルな心持ちになりますよ。

10. 初代「君が代」


日本の国歌「君が代」ですが、現在使われているメロディーは「2代目」であることを知っていましたか。

初代「君が代」は明治初期、イギリス人のジョン・ウィリアム・フェントンによって作曲されました。

 

ところがメロディーと歌詞が合っていないと不評だったとか。

個人的には荘厳で元気が出るよいメロディーだと思いますが。

最後に

外で国歌を聞くときはイヤホン、ヘッドホンの用意を忘れずに。

街のど真ん中で国歌が流れると、多くの人がドン引きすると思います。

 

また国歌はあくまでも文化交流の手段や趣味として楽しむのがコツ。過度に政治を絡めるとややこしくなりますから。

どうぞ、思い思いのやり方で国歌を楽しんでくださいね。

この記事を書いた人

新田浩之

新田浩之鉄道&中東欧旅行研究家

1987年生まれ。神戸市在住。専門は鉄道と中東欧です。国内では鉄道系イベントの取材、国外では中欧、東欧、ロシアの歴史スポットを訪ね歩いています。チェコアンバサダー2018

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