photo:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/gabrielorozco.html
皆様あけましておめでとうございます。2015年、わたしの抱負は“芸術に貪欲に!”
観劇に読書、そしてもちろん、美術館のアート展にもたくさん足を運びたいですね。
今年もやっぱり行きたいのが東京都現代美術館。1/24(土)から、新しい展覧会4つがスタートです。
開館20周年記念 MOTコレクション特別企画
『コレクション・ビカミング』
photo:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/motcollection-becoming.html
“美術館のコレクションについて”という珍しいテーマ。
展示から先しか知らない美術館の活動、その裏側を初めてみる方も多いはず。
普段足を運び、見ている作品がどんな風に扱われ、また美術館はどう扱っているのか。新しい視点で美術館を見つめることができる機会、楽しそうですね。
収蔵される作品がどのような軌跡をたどって―――どうやって作られたか、どんなルーツで美術館にやってきたのか、美術館の課題である作品の保存修復についても触れるなどの裏側も見どころです。
また、伊藤公象の〈アルミナのエロス(白い固形は…)〉は展示のたびに進化する作品。
1984年の個展から30年経った今も、変化を続けます。会期中にも進む作品の成長を、肉眼で確かめてみてはいかがでしょう。
時間:10時~18時(最終入場は閉館30分前)
会場:常設展示室 1階、3階
料金:一般500円/大学生400円/65歳以上・高校生250円/中学生以下無料
HP:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/motcollection-becoming.html
未見の星座〈コンステレーション〉-つながり/発見のプラクティス
photo:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/constellations.html
点と点をつないだ線。そのつながりを、空の上では星座、心理学の世界では“コンステレーション”と呼ばれます。
コンステレーションとは、心理状況と偶然にも一致するかのように起こる出来事を結びつけまとまった意味として認知すること。
7人の作家たちがそうした、関連性のない点と点のつながりをコンステレーションとして捉え、作品に転化させました。
何の疑問すら持たない日常をまるで違う何かとつないだり、美術館を出た街にもプロジェクトは広がっています。
線でつながれた作品と、わたしたちを繋ぐ線も生まれる企画展ですね。わたしたちの周りに存在する点や線のつながりに、新たな発見が多いこと間違いなし!
世界各地の土と、美術館周辺の土を使って作られる〈泥絵〉の公開制作も行われるので、ぜひ作品の作られる様子を。
時間:10時~18時(最終入場は閉館30分前)
会場:常設展示室 1階ほか
料金:一般1,100円/大学生・専門学校生・65歳以上800円/中高生600円/小学生以下無料
HP:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/constellations.html
ガブリエル・オロスコ展-内なる複数のサイクル
photo:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/gabrielorozco.html
メキシコ人モダンアート作家ガブリエル・オロスコの日本初個展の開催です。
路上に捨てられたものや日常の中から作品を発見し、人工物・自然物を新たな視点で読み解く楽しさにわくわくします!
今回の展示では、自動車を使った大きな作品やキャンバス作品を展示、さらに真ん中に池が作られた奇妙な卓球台では実際に遊ぶことも。話題の体験アートここにもアリ、です。
時間:10時~18時(最終入場は閉館30分前)
会場:常設展示室 1階、3階
料金:一般1,100円/大学生・専門学校生・65歳以上800円/中高生600円/小学生以下無料
HP:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/gabrielorozco.html
菅 木志雄 置かれた潜在性
photo:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/kishiosuga.html
石、木、金属板などを用いた空間インスタレーションが展示作品。物質と物質の共存によって成り立つ空間インスタレーションは、もののあり方や空間をめぐる問いを考えさせされる作品となっています。
意味を持たないと思われる物質が組み合わさって、何かのメッセージを示唆する作品。それが彼の作品です。
複雑で難解ではありますが、その意味を問うことに、真の意味があるのかもしれません。
また、このほか製作ノートも展示され、タイトルの意味など、どのような思考によって作品が生み出されたのかを知ることができる点が見どころと言えるでしょう。
自ら考えた後の答え合わせもできますね。
時間:10時~18時(最終入場は閉館30分前)
会場:常設展示室 地下2階
料金:一般1,100円/大学生・専門学校生・65歳以上800円/中高生600円/小学生以下無料
HP:http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/kishiosuga.html
今回紹介したスポット
-
東京都現代美術館
清澄白河駅から徒歩約10分ほどの木場エリアにあります。
地下には、近現代美術の資料約10万冊が収蔵された美術図書館も併設。
収蔵作品は4700点で、現代美術の流れのわかる作品が常設されています。また、企画展ではアニメ、建築、ファッション、デザインなど様々なジャンルを取扱い、誰もが楽しめる美術館です。