• 個性がわかると愛着が湧く、マレーシアの「カメセンター」でカメ好きになれる。 | TRIP'S(トリップス)

    個性がわかると愛着が湧く、マレーシアの「カメセンター」でカメ好きになれる。
    マレーシア

    マレー半島の東海岸沿いはシンガポールからタイにかけてきれいなビーチが広がっています。海もきれいなビーチになんと毎年ウミガメが産卵にやってくるんです!

    そしてクアンタンにはそんなウミガメを保護するための施設があります。クアンタン市街地から車で45分ほどの場所にある小さな施設は、時々観光客が来てウミガメの赤ちゃんに癒されています。そんなウミガメセンターについてのレポートです。

    カメセンター


    カメセンターはクラブメッドホテルのすぐ横にあります。パハン州の州都、クアンタンからトレンガヌのチュカイに行く道を通っているとウミガメセンターの看板が出てきます。

    結構大きな看板が出ているのでわかりやすいと思います。ちなみにクラブメッドの看板も出ています。

    カメセンターの建物はマレー風の建物です。普通の民家くらいの大きさなので、「ここがウミガメセンターだ」ということを知らない人は見失ってしまうかもしれません。

    壁一面に海の絵が描かれています。

    カメセンターの外や中では猫が気持ちよさそうにくつろいでいます。そんなところも東海岸らしい風景だと思います。

    カメセンターに入ると……

    カメセンターの受付に行くと、名前を書く欄があるのでそこに記入します。特にパスポートを見せなさいと言われることもなく、名前を書くだけです。なお、カメセンターの入場は無料です。入口近くに寄付箱が設置されているので、希望者は寄付をすることもできます。

    中に入ると、まず、海やカメの説明についての展示コーナーがあります。

    海に流れているゴミのことなど環境についても触れていますので、ビーチに行ったらゴミを忘れずにきちんと持ち帰ろうという気持ちが強くなります。

    また、カメの展示のところではどうやってカメが砂の中から孵化するのかというレプリカが飾られています。頑張って砂の上に出てくる様子を想像できてとても可愛いです。展示はそれほど多くないのですぐに見終わります。

    カメセンターの外は……


    そして外に出ると、屋根付きのプールがあり、そこにカメがたくさん泳いでいます。

    特に孵化して間もない子ガメたちが一生懸命に泳いでいる姿はとても可愛いです。よく見るとカメ1匹1匹に個性があります。

    どうにかして網の外に出ようともがいているカメ。他のカメの足をつついているいじめっ子のカメ。意味もなく猛スピードで泳ぎまくってはいろいろなところに頭をぶつけているカメ。他のカメのことは知らないとばかりに昼寝を楽しんでいるカメ……。

    見ているといろいろな個性が見えてきて面白いです。何回来ても見飽きません。

    他のプールにはもう少し大きくなったカメや別の種類のカメがいます。あまり大きくない施設ですが、なぜか何度も行ってしまう施設です。

    ある時は日本からきてくれたお客さんと一緒にカメセンターに行きました。すっかりカメが可愛くなった友達は、記念にカメのぬいぐるみを買っていました。しかも可愛かったです。

    カメセンターの仕事

    カメセンターの仕事は結構ハードです。

    マレー半島の東海岸沿いのビーチは、5月の中旬から7月にかけてウミガメが産卵にやってきます。ウミガメの卵は結構高く売れるので密猟者にとって格好の標的になるようです。ウミガメは1回の産卵で約100個の卵を産みますが、卵1つ3~4RM(≒75~100円)で売れるのだそうです。産卵しているウミガメを見つけたら300RM(≒7500円)以上の儲けになることになります。

    日本人からしたら、300RMのために、危険を冒してまで犯罪をしなくていいと思うかもしれませんが。参考までに、以前見かけた求人広告によると時給5~7RM(≒125円~175円)でした。300RMがかなりの高額であることがわかります。

    ただ、ウミガメの卵を売ることは明らかに法律違反で犯罪です! そんな犯罪からカメを守るためにウミガメセンターがあります。

    ウミガメセンターの仕事はまず、カメの産卵の時期にビーチを見守っていることです。といってもウミガメも産卵の予約をしているわけではないので、いつ来るかわかりません。暗くなって明け方までずっと見張っていないといけません。大変な仕事です(時々眠っている人もいますが……それはご愛嬌です)。

    そしてウミガメが産卵に来ると、母親カメが産み落とした卵を次々に拾い上げていきます。そうしてカメが産み落とした卵を全部施設に持って帰ります。そして密猟者がやってこない安全な場所にもう1度埋め直し、孵化するのを待ちます。

    ここにカメの卵が埋められています。

    このようにしてカメを絶滅から守っているようです。本当はこんな犯罪が起きないことが一番いいのですが、今はカメが元気に大きくなってまた同じビーチに帰れるようにしてあげることが大切のようです。

    お気に入りのビーチ


    カメセンターの裏に私たちがお気に入りのビーチがあります。ほとんどプライベートビーチ状態で人がいないことが多いので、きれいなビーチを独り占めできます。

    特に4月から9月にかけての乾季は海の色がコバルトブルーで綺麗です。ウミガメの故郷のこのビーチが私たちも好きです。カメセンターに来るときには、ピクニックシートやコーヒー、お菓子を持参。道端で昼ご飯を買ってビーチでくつろぐというのが私たちの楽しみ方です。

    ただクラブメッドのプライベートビーチに入り込むと笛を鳴らされるので要注意です。

    意外に?喜んでもらえます


    私たちは遊びに来てくれた友達と一緒にカメセンターに行くことがあります。でも、カメセンターはあまり大きくないので、本当に楽しんでもらえるのかと毎回心配になります。

    ただ、今までのところ私たちが思っていた以上に喜んでくれる人が多いのでびっくりします。以前カメを飼っていたとか、今カメを飼っているのでカメに愛着がある人もいたり、実はカメ大好きなんですという人もいたりします。

    カメが好きな人は私が思っている以上に多いのかもしれないと思いました。

    カメセンター(Pusat Penerangan dan Santuari Penyu Cherating)
    KM 45, Jalan Kuantan – Kemaman, Bukit Cherating, 26080 Kuantan, Pahang, マレーシア

    カメ……。

    マレーシアにくるまではカメにそれほど愛着がなかったのですが、マレーシアに来てカメに愛着を持つようになってしまいました。

    この記事を書いた人

    yazu

    yazu

    九州出身です。
    今はマレーシアに住んで数年になります。旅行も大好きでマレーシアを拠点に、東南アジア周辺の旅行にもよく出かけます。

    マレーシアで、夫と共に、発展途上国ならではの思いがけないハプニング満載の生活を送っています。そんなことをしていたら、段々たくましくなってきました。東南アジア旅行では、いろいろな文化の違い、食事、地元の人との出会いを楽しんでいます。

    そんな中で、自分たちが経験したこと、感じたことを記事にしたいと思います。だれかに楽しんでもらえたら嬉しいです。

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