「ピサの斜塔」と聞くと、イタリアを思い浮かべますよね? 実はマレーシアにもピサの斜塔と呼ばれている建物があるんです! 早速ご紹介します。
マレーシア版ピサの塔の正体は?
メナラ・チョンドン(Menara Condong)と呼ばれるこの斜塔は、1885年に建てられた時計台兼貯水タンク。これは市民の水を確保するためで、時計は市民がお金を出し合ってイギリスから取り寄せたそう。
第2次世界大戦中の日本占領時では、日本軍の監視塔として使用されていたようです。日本とも関わりがあったんですね!
堂々とそびえ立っていますが、イタリアのピサの斜塔の半分以下の高さ、25.5mのミニサイズ。
外から見ると8階建てに見えますが、実際は3階建てで天井が広いフロアに階段が付いています。夜になるとフロアごとに違うライトが付き、キレイなイルミネーションに。
どこにある?
メナラ・チョンドンは首都クアラルンプールからバスで北に2.5時間、ペラ州Teluk Intan(テロッ・インタン)にあります。ガイドブックには載っていないか、小さく書かれているだけで日本人にはあまり知られていません。
でもマレーシア国民にとっては歴史的建造物の1つで観光名所として認識されているようです。
なぜ、傾いた?
傾いた理由としては、貯蔵していた水の重みのせいだとといわれています。1889年~1895年にかけて傾いてしまったそう。
“大きな塔に水を保管していたら、そりゃいつか傾くわ!”と思われがちですが、傾いたおかげで観光名所となり、世界中からの観光客も訪れるようになって結果オーライ!
現在、貯水タンクはありませんが時計は動いていて15分毎に一度、鐘が響き渡ります。
ペンを転がしたり、スマホを活用したり、色んな手段で傾いていることを実感できます!
遠くから見てもわかり、迷ったときも良い目印に。
館内の見学は無料
誰でも自由に館内を行き来することができます。
ちなみに入場の際ノートに記帳をするそうですが、私は気づかずそのまま見学。ここは大きな街ではないので、市民の皆が1つになって仲良くやってる、という感じのようです。
壁にそってぐるぐると階段を登っていきます。細くて1人ずつしか登れないので、譲り合いを。
外には通路もあり、歩くことができます。
斜塔から眺めた街並。こじんまりとしていてかわいらしいです。
Lot 1&2, Komplex Menara Condong, Jalan Bandar, Pekan Teluk Intan, 36000 Teluk Intan, Perak, マレーシア
近くのマーケットはとってもにぎやか
インディアンタウンのようで、カラフルなものが多い!
マレーシアでは、見ただけでは何なのか分からないものがたくさんあります。このねっとりした黒いものは、辛いタレだそうです! フルーツにもスパイスが必要なんですね……。
お土産も、こういったマーケットでは安く買うことができます。
近くのおすすめレストラン
地元の人にも人気のおいしいマレーシア料理を楽しめます!
甘辛い味付けがやみつき。
ガイドブックにはなかなか載っていないマイナーな場所ですが、マレーシア版ピサの塔メナラ・チョンドンの前で写真を撮って、上まで登って、マーケットで買い物して、地元の人に愛されているおいしいシーフードを食べれば、満足。
隠れスポットを探索するのも結構おもしろいですよ!
1918, Jalan Sekolah, Pekan Teluk Intan, 36000 Teluk Intan, Perak, マレーシア
営業時間: 7:00~18:00
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