アイスランドの首都レイキャビークが全然首都っぽくない理由のひとつ
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特別企画「tripro VOICE アイスランドWEEK」
アイスランド総合研究所の企画「アイスランドに関する記事募集」でご応募いただいた記事のうち、「特別賞」「優秀賞」に輝いた記事を掲載しています。
今回の記事は「優秀賞」に輝いた、小杉百合子さんによる「『アイスランドの首都レイキャビークが全然首都っぽくない理由のひとつ』」です。


レイキャビークを歩いていて思うのが、ここは本当に首都なのか、という心地よさである。高い建物はないし、人通りも少ない。
そして心地よさを感じるもう一つの理由は、町中にあるアートではないだろうか。
壁のイラストから始まり、彫刻、オブジェなどが多数存在しているのだ。
ここでは印象的だったものを3つ紹介します。

石男

写真1

石頭、という隠喩がアイスランドにもあるのかもしれないと思わされたこれ。
よく見ればスーツを着てアタッシュケースを持っているサラリーマンだと分かる。
彼が仕事の出来る人間かどうかは定かではないが、部下に厳しいのは間違いない。
と思って調べたら全く違ってましたが気にしない。
隣にいる人間も気にしないでほしい。

自転車

写真2

2007年の来氷時、パッと見たときは浮いてるのかと思い、魔法!?アイスランドならありうる!!とか今思えばどれだけ幻想を抱いてるのかと思うが(というより空想癖)、とにかく不思議な光景であった。
作品なのか、この両端の家主が趣味で用意したものかも定かではない。
2014年観光時にはなくなっていた。

写真3

さすがに憶測だけでは書けない有名なオブジェ。というわけで少し調べてみました。
Sólfariðという名前のヴァイキングの船をイメージしたもので、 Jón Gunnar Árnasonさんの作品。
(良かった、何の骨だろうと推測しなくて)
海沿いにあり、見た目にもとても美しい作品です。

やはり旅行者という立場であるためか、外に出ると少し気を張ってしまう。
そんな中、笑えてしまうようなアートを見つけるとほっとするし、おおらかな国民性なのだろうと興味がわく。
街のど真ん中にスタイリッシュな留置所(下の写真参照)があるくらいだから今更かもしれないが。
これを書くにあたって少し調べてみたら以外にも歴史的な背景を背負ったオブジェだったわけなのだが、親しみやすく、言ってしまえばオシャレなデザインに昇華しているあたり、これぞ北欧だなぁと思うわけです。

写真4

↑まさかの留置所

写真5

写真6

↑エアウェイヴス時期だったため、銅像にヘッドフォン(しかも公式)

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