この場所にくるまで、ロサンゼルスとは、エンターテイメントとビーチの街というイメージだった。
大都会がある傍ら、遊園地、ポップミュージックなどのエンターテイメイントが数多く存在し、少し車を走らせればすぐビーチまでいき、リラックスできる。そんなイメージだった。
あながちこれは間違っていないとは思う。
しかし、こんなにも美しく、広々とし、四季を楽しめ、最新のエッジの利いたアートに出会えるなんて思いもしなかった。ここに来るまでは。
まず最初に見えるのは自然が作ったアート
ゲティ美術館・ゲティセンター、またはゲティ財団の美術館を総称し、J・ポール・ゲティ美術館と呼ばれることもあるThe Getty。
私と友人は車でそこに向かった。パーキング料金は一回につき15ドル、5時以降だと10ドルと少し高めではあるが、入館料は無料だった。
車を止め、向かった先はなんと専用トラム。これを登った先に美術館?今までの私の歴史にはなんとも理解しがたいシチュエーションだったが、とりあえず上に登った。
トラムから見える木々や街、海。「こんなにも緑があったのか」とLAの意外性に驚きつつ、頂上についた。
なんとも驚くべき光景。ただ一言「壮大」だった。こんなにもLAの自然体な美しさを見れるところは、なかなか少ないであろう。
景色だけではない、ガーデン・ビルディングも素晴らしい。
ちなみに11月中旬にいったこともあり、比較的温かなLAで四季も垣間見れた。
土曜日のみ21時まであいているので、夜景も楽しんで頂ける。
クラシックな物から現代アートまで手掛ける、幅広い美術館
ヨーロッパ美術から現代アートまで、形・表現方法にとらわれず、幅広いジャンルのアートを手掛けるのもゲティセンターの魅力の一つ。
どれも期間があるのだが、今現在やっている(2014年12月現在)展覧会で、是非見てほしいのはこちら。
ヨゼフ・コウデルカ(Josef Koudelka): Nationality Doubtful(2015年3月22日まで)
Photo:http://www.getty.edu/museum/
チェコスロバキア出身のヨゼフは、「プラハの春」の写真を撮り、ロバート・キャパ・ゴールドメダルを受賞したことで知られる。
白黒の写真が、よりリアル感を伝え、1960年代からそれ以降の時代をクリアに物語っている。
フィルムがみれたりワークショップをやったり、多数のイベントも行われている。作品もどんどん変わっていくので、是非ホームページをチェックしていただきたい。
そして、The Gettyに行った際には是非訪れてほしいのが、図書館。あの広大な景色を見ながら、静かに穏やかに本を読んでいられる素晴らしい場所。時間がある方は少しゆっくりしていくのも、いいのではないだろうか。
入館料無料とは到底思えないこのクオリティ。LAにきたら是非立ち寄ってほしい。
HP: http://www.getty.edu/
入館料:無料
パーキング:15ドル(5時以降10ドル)
火曜日–金曜日、日曜日: 10:00 a.m.–5:30 p.m.
土曜日: 10:00 a.m.–9:00 p.m.
月曜日:休館