星の王子さまミュージアム!フランスの町並みと夢のような空間に魅了される。
日本

星の王子さまミュージアム

箱根といえば温泉を思い浮かべる人が多いとは思うが、あの有名な本・星の王子さまのミュージアムがあることはご存知だろうか? まるでフランスにいるような外観と、本当に星の王子さまの世界にいるようなミュージアム内。
このために箱根に行っても価値があるのでは? と思うぐらい、夢のような星の王子さまの空間をご紹介したいと思う。

まるでフランスの宮殿のよう……星の王子さまミュージアムへようこそ。

星の王子さまミュージアム
星の王子さまを覚えているだろうか? 筆者の家にも星の王子さまの本があるが、子どもだった自分には、星の王子さまの空間が、不思議な空間だったことを覚えている。
内容を忘れてしまった人のために、星の王子さまの物語をまず説明しよう。

“小惑星「B612」にひとりきりで暮らしていた王子さまは、わがままなバラとのいさかいをきっかけに、星を飛び出し旅に出ます。星から星へと旅する王子さまと、そこで出会った人々との会話から、「本当に大切なことは何か」をみつける物語。”星の王子さまミュージアム公式ウェブサイトより抜粋

子どもだけではなく、大人にも、世界中で愛されている星の王子さま。その星の王子さまのミュージアムが神奈川県・箱根にある。

当初箱根に温泉目的で訪れていた筆者は、正直、星の王子さまミュージアムにそこまで期待をしていなかったのだが、想像を軽く越すほどのクオリティで、かなり楽しめた。
星の王子さまミュージアム
星の王子さまミュージアム
まるで王宮のような門構え。入り口には小惑星「B612」にのった星の王子さまが出迎えてくれる。物語はここからはじまる。

一歩入ればフランスの世界。

星の王子さまミュージアム
入場料の1,600円を払い、いざ星の王子さまワールドへ。暖かい季節にはバラなど花々が咲き誇る美しいガーデンを通り過ぎ、フランスの町並みに向かう。
星の王子さまミュージアム
星の王子さまミュージアム
思いの外本格的な町並みを再現しておりビックリする。星の王子さまはよく知らないが、フランスが好き! な人とかにも、おすすめな場所だ。
特に何もしていないが、ちょっと疲れたのでカフェで休憩。
星の王子さまミュージアム
パリでカフェを飲んでいるかのような雰囲気。町並み自体がフランスの雰囲気なこともあり、気分は完全にパリジェンヌである。 
星の王子さまミュージアム
街の中にはところどころに、星の王子さまで登場したキャラクターなどがいたり、
星の王子さまミュージアム
お持ち帰りしたくなるほど可愛いベンチがあったり、
星の王子さまミュージアム
ついつい将来の約束をしてしまいそうになる、小さく可愛い教会などがあり、この町並みだけでも十分に楽しめる作りになっていた。

いざ建物の中へ! 星の王子さまの世界に迷い込む。

パリジェンヌ気分をたっぷり味わったら、お目当ての星の王子さまの世界へ。
星の王子さまミュージアム
ミュージアム内は、星の王子さまの原作者、サン=テグジュペリの一生と、星の王子さまの誕生、星の王子さまの世界が広がっている。
ぱっとこのように羅列すると、面白いの? と思われるかもしれないが、夢の国のように世界観がでていて、かなり楽しい。例えばサン=テグジュペリがニューヨークにいたら、その時の町並み・風景が楽しめたり、星の王子様のワンシーンが部屋一面に広がり、まるで本の中にいる気分になれる。
館内は撮影禁止なので、写真をお見せすることはできないが、星の王子さまの世界に迷い込める、そんなミュージアムだ。公式ホームページでも詳しいミュージアム内のことは書かれておらず、「来た人にしかわからない、夢の世界」を演出している。
飛行士でもあったサン=テグジュペリの紆余曲折の人生。そしてさまざまな国にいったサン=デグジュペリが見た風景や景色が、そのまま体験できるのだ。

星の王子さまの世界から帰ってきた後は、優雅にレストランへ。

星の王子さまの世界にどっぷり使った後は、ボナペティ! ということで、星の王子さまに併設されているレストランへ。
星の王子さまミュージアム
筆者は時間がなく、残念ながらレストランで食事はできなかったが、星の王子さまのキャラクターが隠れていたり、楽しむことができるそうだ。
フランス庭園側にテラスも設けられているため、宮殿を見ながら優雅にご飯など、いかがだろうか。
星の王子さまミュージアム
クリスマス時期にいくと、大きなツリーが庭園に。
フランス好きも、星の王子さま好きも、夢の世界好きも楽しめる星の王子さまミュージアム。ぜひ夢の世界にトリップしてみていただきたい。星の王子さまがあなたを待っていてくれるはず。

星の王子さまミュージアム
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原909
営業時間:9:00〜18:00(最終入館17:00)年中無休
公式HPはこちら

この記事を書いた人

Fujico

Fujicoフリーライター/地域観光プロモーター

2015年に独立。主にフリーライターとして活動している。専門としては、トラベルや観光地域プロモーション。そして英日の翻訳・通訳も行っている。独立前は畑違いの販売業で、店舗マネージャーを務め、大阪で日々汗を流していた。 広く色々な場所にいくよりも、一つの場所を開拓するのが好きな性分で、今は月1以上のペースで東京の離島・伊豆諸島に通っている。趣味は「観光客がいない素晴らしい場所を見つけ出し、それを紹介して喜んでもらうこと。そしてその後どや顔する」ことである。音楽と英語をこよなく愛す、目指せボーダーレス女子。

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