九份は台湾の観光名所として必ず一度は行きたい場所。
「千と千尋の神隠し」で有名な「阿妹茶楼」のライトスポットを思い浮かべる人も多いことと思いますが、九份に行ったからには茶芸館で本格的な台湾茶を飲んでみるのはいかがでしょうか。
「阿妹茶楼」と同様に人気な茶芸館「九份茶坊」をご紹介したいと思います。
九份で有名な階段横にある「九份茶坊」
17時台になると、ライトアップを見たい人が増えて九份は活気が溢れてきます。「阿妹茶楼」がライトアップされる前にゆっくりお茶を楽しめる茶芸館が「九份茶坊」。
17時30頃に入店した時は10分待ちでした。待っている間は番号札として、番号が書かれたうちわを渡されます。順番ちの間にお手洗行ったり、店内を見学も出来るので退屈しないのが良いところです。
私が席案内される頃には待ち時間が50分程になっていたので、早めに店内入る方がゆっくりできると思います。
レジカウンター横には大きい茶壺がたくさんあります
レジカウンターの横には従業員さんが茶葉を煎じていて香ばしい匂いがします。従業員さんの制服も、店内も昔の中華時代劇に出てくるような、タイムスリップした感じです。
オープンテラスに案内され、注文
茶芸館なので店内で飲むのが一番お茶屋さんに行った気分になりますが、夜は外のテラス席も涼しくて気持ちいいです。大きな木材のテーブル席に案内されて優雅になった気分です。
今まで「東方美人」を飲んだことがなかったので注文してみたのですが、店員さんから「今日は暑いからさっぱりした阿里山茶がいいわよ」と言われ「阿里山茶」にしました。
お茶タイムの時間
日が暮れ出した頃に、阿里山茶セットが届きました。お湯はテーブルの横にあるやかんで湧かします。店員さんがやかんが熱くなるまでお茶の飲み方を説明してくださいます。
素敵な茶杯と茶壺
白で統一している茶杯と、茶葉が入っている黒の茶壺。木材テーブルと合ってて、一式持って帰りたくなるくらい素敵な茶杯なので写真を撮ってみました。
お茶の入れ方を動画で説明
わかりやすく説明するには表現が難しいので動画にしました。店員さんは片言の日本語ですが、丁寧に教えていただけます。
冷たいお茶でさっぱりするよりも、温かいお茶でさっぱりするのもいいですね。店員さんのおススメ通り、阿里山茶は夕方時にぴったりなリラックス効果があるお茶でした。
そして店員さんの説明通りに飲んでみたところ、どんどん渋みが出てきます。渋みが苦手な方は新しい茶葉に入れ替えて飲むのもいいですね。
余った茶葉を持ち帰ることが出来ます。
お会計する時にレジカウンターへ黒の茶壺を持って行くと、余った茶葉をお持ち帰り用としてパウチに入れてくれます。
日本に帰国してからも、「九份茶坊」で習った作法でお茶を美味しく飲めますよ。最初は薄くほんのりいい香りがし、その後どんどんお茶の色が濃くなり味も渋くなります。
持ち帰った茶葉だけだと物足りなくて、また「九份茶坊」まで買いに行きたくなるくらい美味しいお茶でした。お土産にもいいかもしれないですね。
九份茶坊から見えるライトアップ
近くにいた日本人の方が「阿妹茶楼が点灯し始めたよ」と言うのが聞こえたので、テラスから見える場所に行ってみました。
店内からでも十分見ごたえがありました!! あと30分待ったらもっと良かったと思うのですが、写真撮影されていた日本人の方々も感動していました。
お茶を楽しみながらテラスからライトアップを眺めたり、写真を撮ったり、余った茶葉を持ち帰ったりできる「九份茶坊」がとても気に入りました。3連休、夏休みなど大型連休に台湾旅行を考えられてる方々のご参考になれたらいいなと思います。
新北市瑞芳区基山街142号
(夕方行かれる場合)行きは忠孝復興5出口を出てすぐの1062番バス停から九份まで乗ります。帰りは、行きに降りた場所から北に行くとバス停があります。バスを待つ方も大勢おり、また台北までの1062番バスはなかなか来ないので、788系統(金瓜石~基隆)、825系統(瑞芳駅~金瓜石)、827系統(瑞芳~福山宮)に乗って「瑞芳駅」で下車し、台鐵台北駅まで帰る方が良いでしょう。
営業時間:9:00~20:30
公式HPはこちら