突然ですが、皆さんは「フランチャコルタ」を知っていますか?
聞いたことがあるようなないような…?お酒好き、特にワイン好きの方はご存じかもしれません。
そう、フランチャコルタとはお酒の名前!イタリア産のスパークリングワインです。
イタリア産といっても、フランチャコルタという地方(ミラノの近く)で採れる葡萄を使ったもののみを指します。
日本ではまだあまり知名度がないうえに、ワインって難しい。
何が何だかわからない!状態だった私は勿論最近まで知らなかったのですが、知れば知るほど飲むのが美味しく楽しくなっていきます。
また、2015年はフランチャコルタを目にする機会が増えるはずなので、絶対に知っておくべきです。
その理由も含め、フランチャコルタについて順を追って説明致します!
フランチャコルタについて詳しく!
スパークリングワインというと、シャンパーニュを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
私もそうでした。また実際にレストランでワインリストを見ても、シャンパンとスパークリングワインは何が違うの?とか、スプマンテって?ランブルスコって何?などワインの世界は分からないことだらけ。
これらは全て、スパークリングワインの種類です。生産地や生産方式の違いで区別されています。
高品質ワインならではの製造方法
フランチャコルタ地方の109のワイナリーで製造されますが、発酵方式は共通。
葡萄を手摘みした後、密封してボトルをセラー(貯蔵目的の地下室や穴蔵)内へ。そのまま自然に二次発酵させて、数か月かけて酵母を自己分解させる「瓶内二次発酵方式」という方式で製造されます。
スパークリングワインの製造には、この瓶内二次発酵方式やタンク内二次発酵方式、炭酸ガス注入方式など色々と種類がありますが、瓶内二次発酵方式が最もトラディショナルな方法。酵母が自己分解することで香りの複雑さが増すので、葡萄の芳醇な香りが楽しめるのがポイントです。
ちなみに、前述のシャンパーニュもカヴァもこの製造方法。高級スパークリングワインは、全部この方式なのか!とお気づきのあなた。
そう、これらの高級ワインは、ワインの製造に手があまりかからない分、葡萄の栽培に手がかかっているのです。つまり素材勝負。
美味しいワインは、美味しい葡萄があってこそなんだな、と再確認致しました!
フランチャコルタ地方、というブランド
また、ラベルの表記も特徴の1つ。
フランチャコルタは、ラベルに原産地呼称のみが表記(信頼されている証!)される特別なワインなんです。「フランチャコルタ」と明記されていれば、生産地の領域も生産方式もワイン名もすべてわかるということ。
そんな特別な認定を受けているワインは、ヨーロッパ中でも10の地方だけなんだそう。
フランチャコルタは、同じく認定を受けているスペインのカヴァやフランスのシャンパーニュと並ぶヨーロッパを代表するスパークリングワインだったんですね。
気になるお値段は…?
そして気になるお値段ですが、意外や意外。
どの銘柄も、フルボトルで1万円いかないくらい。平均7~8千円とのことなので、ちょっと良いワインが飲みたいな、というときにぴったり。
世の中には5万や10万、それ以上のワインもありますが、個人的にはカジュアル使いもできる5千円~1万円の価格帯のものが一番使いやすい気がします!
高すぎないのに高品質保証がされているのがポイント高いです。私のようなワイン初心者は、並んでいるとどれにすればいいのかわからなくなってしまうので…。品質が保証されていたり、何かの認定を受けていると安心できるんですよね。
国を挙げてのPR。イタリア大使館でパーティー開催!
2014年11月13日、港区・在日イタリア大使館にて「フランチャコルタパーティー2014(Franciacorta 1st Anniversary Party 2014)」が開かれました。
フランチャコルタ協会の日本事務局設立1周年を記念した、Franciacorta Dayの一環として開かれたこのパーティー。
12日にグランドハイアット東京で開かれた試飲会(この日の様子については別記事をご覧ください。おすすめの銘柄も記載)に続き、多くの出席者で賑わう華やかな会となりました。
▲イタリア大使館外観
会場の様子
このパーティーの為にイタリアから来日したフランチャコルタ協会会長のマウリッツィオ・ザネッラ氏(右)やイタリア農業大臣のジャンニ・ファヴァ氏(左)も出席。
▲会長らの挨拶の様子
▲集合写真。フランチャコルタ協会ゼネラルマネージャーのジュゼッペ・サルヴィオーニ氏、リッチクルバストロ社オーナーのリカルド・リッチ・クルバストロ氏ら
会場はとても賑わっていました。
スクリーンでは、ワインが製造されるまでの様子を上映。実際に飲むだけでなく、映像やお話など多方面からフランチャコルタを理解することができる仕様です。
大切に育てられた葡萄は、そのままでも美味しそうでした…。
そうか、ワインって葡萄なんだよな、と当たり前のことを改めて実感。
イタリア大使館はとにかく綺麗で、広々とした空間。中庭に出ることもできたので、外でもフランチャコルタを味わいました。
外のひんやりした空気との相性も抜群。なんだか贅沢な気分!
上の写真は、中庭から見た会場の様子です。
こちらは中庭のお写真。日本庭園のような感じです。綺麗にライトアップされていて、見とれてしまいました…!
やはり夜の庭園は素敵ですよね。
この日も会場には沢山の銘柄のフランチャコルタが用意されていました。
用意されたグラスは、フランチャコルタを味わうのに一番適したグラスなんだそう。
飲み口が広く、葡萄の良い香りをいっぱいに感じられます。
フィンガーフードも充実。お寿司にも合うんですね!
とても驚いたのですが、なんと日本はフランチャコルタの消費量がイタリアに次いで世界で2番目に多いのだとか。
もしかすると、イタリアンレストラン等で知らない間に飲んでいたかも…?!
フランチャコルタは、お寿司だけでなく和食全般と相性が良いとのこと。和食とワインのマリアージュ、これからもっと流行りそう。
豪華なゲストが多数参加
日本の著名人も多く出席されました。
川島なお美氏(左)、とよた真帆氏(中)、GQ編集長の鈴木正文氏(右)
マリクレール編集長の田居克人氏(左)、ファッションディレクターの干場義雅氏(中)、ドン小西氏(右)
ティファニー&カンパニージャパン Vice Presidentの斉田陽児氏(左)、アルマーニジャパン Vice PresidentのFrancesco Formiconi氏(右)
他にも沢山の方が出席。フランチャコルタと共に素敵な時間を過ごされました。
フランチャコルタが気になる方は…
2014年11月27日から11月30日まで、シャングリ・ラ ホテル 東京のイタリアンレストラン・ピャチェーレでは「Italian Senses – Eat, Drink and Travel」を開催。
ランチやディナーをフランチャコルタと共にいただく「ワインペアリング」の体験や、オペラ歌手によるアリア歌唱なども楽しめます。
また、期間中に実施される抽選キャンペーンにも注目。アリタリア航空ビジネスクラスで行く東京・ミラノの往復航空券、フランチャコルタワイン(マグナムボトル)、シャングリ・ラ ホテル 東京の宿泊券やお食事券など、豪華賞品が用意されているそうですよ。
(詳細は、公式サイトのページをご覧ください。)
また、フランチャコルタは2015年に日本も出展するミラノ国際万博(http://www.expo2015.jp/)の公式ワインに決定したそう!
これが、2015年は特に注目といった理由です!ミラノ万博、いまから楽しみですね。
普通にお店で購入することもできますし、レストランでの取り扱いも増えているので、フランチャコルタを目にする機会がますます増えてくると思います。知っておくと、きっと役にたちますよ。
一口飲めばわかる、泡が口にすっと溶けるあの感覚!
泡を「感じる」フランチャコルタは、シーンを選ばず美味しくいただけること間違いなし。
私はクリスマスパーティーに持っていこうかな、と思っています。
和食に合うので、年越し蕎麦やおせちに合わせるのもモダンでいいかも…。
いま最も注目すべきスパークリングワインのフランチャコルタ、皆さんも是非味わってみてください!
http://japan.franciacorta.net/