2014年11月12日、「Franciacorta Day」の一環としてフランチャコルタ試飲会が開催されました。
場所は六本木・グランドハイアット 東京。

フランチャコルタは、イタリアで造られるワインのうちのひとつ。その深い味わいの虜になる人が年々増えてきていて、日本でも注目されています。
tripro VOICE編集部も試飲会に参加してまいりましたので、その様子をレポート致します！

フランチャコルタの特徴

フランチャコルタは、瓶内二次発酵方式のみで造られるイタリアのスパークリングワイン。
葡萄を手摘した後、密封してボトルをセラー内へ。そのまま自然に二次発酵させて、数か月かけて酵母を自己分解させる。
これが、瓶内二次発酵方式です。
酵母が自己分解することで香りの複雑さが増し、フランチャコルタ特有の官能特性が感じられるようになるのです…！

もう1つの特徴は、ラベルの表記。
フランチャコルタは、ラベルに原産地呼称のみが表記(信頼されている証！)される特別なワインなんです。
「フランチャコルタ」と明記されていれば、生産地の領域も生産方式もワイン名もすべてわかるということ。
そんな特別な認定を受けているワインは、ヨーロッパ中でも10の地方だけ。更にその中でも、瓶内二次発酵方式で造られるのは、フランチャコルタとカヴァ、シャンパーニュだけなんです！
簡単に言うなら、スペインの代表的スパークリングワインがカヴァ、フランスの代表的スパークリングワインがシャンパーニュ、そしてイタリアの代表的スパークリングワインがフランチャコルタ、ということ。
一般的に広く認知されているカヴァやシャンパーニュと同様に、フランチャコルタの知名度も最近じわじわ上がってきているんですよ！

いざ試飲！

気になるフランチャコルタのお味ですが、期待通り美味しい！
どう美味しいのかというと、泡が細かくて繊細なお味です。
口の中でその小さな泡がすっと吸い込まれるような、綺麗なものを口に含んでいるのがわかる感じ。

会場でお話ししたエキスパートの方おすすめの、CA’ DEL BOSCO(カ・デル・ボスコ)。

こちらもおすすめの、BELLAVISTA(ベラヴィスタ)。

会場でいただいたBELLAVISTAのパンフレットです。
ボディも洗練されたデザインでお洒落！女性受けも良さそうですね。お土産にもいいかも。

会場の様子

会場は大盛況。
担当者の方によると、試飲会をホテルで開催するのは珍しいのだとか。普段は倉庫などで行うこともあるようです。
今回は、ホテルやレストランの方やワインソムリエの方、私たちのようなメディア関係者が多く出席。
150名程がグラスを片手に美味しいワインをいただく会が、1日に2回開かれました。

ディスプレイも綺麗で、見ているだけで楽しかったです。

今回ワインを出す為に揃ったのは、29社。
大体どこも2～3種類(ロゼ、リゼルヴァなど。収穫からの期間が違い)出していたので、60種類以上のフランチャコルタが集合したことになります。
さすがに全種類いただくのは難しいですね。。

各々回って好きなワインをいただくスタイルだったので、おすすめのものや気になるものを中心に色々飲ませていただきました。

こんな風についでいただいて

少しずつ味わう感じ。

こちらはお土産用のコルクキーホルダー。可愛いです。

実は、フランチャコルタ協会日本事務局が設立されて1周年！

1990年に、フランチャコルタのワインの品質保護を目的として設立されたフランチャコルタ協会。
ちょうど1年前の2013年11月に、その日本事務局が設立されました。
今回の試飲会も、協会による企画だったのです。
日本でのフランチャコルタの地位向上や認知度上昇をすべく活動しているフランチャコルタ協会、これからも目が離せません！

総括して、ワイン初心者の私でも、とても楽しむことができた会でした！
あの上品な味わいが忘れられないので、今度個人的に飲みに行こうと目論んでおります。
普通に購入できますし、最近はフランチャコルタを取り扱うお店も増えているようです。これからはもっと気軽に飲むことができそうですね。
特別な一時に似合うフランチャコルタ、個人的には普段のお食事を格上げするカジュアルな使い方もありだと思いました！
皆さんも是非味わってみてください。