2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博。パビリオンはほとんどが開幕に間に合い、早々と万博を楽しんだ人からは「楽しかった!」「また行きたい!」という感想が多数。その半面、「予約できなくてパビリオンに入れなかったので、外観だけ楽しんだ」という声も。ですが、建物外観だけでも楽しめるのが万博の良さ。ここでは、「タイプA」といわれるその国を象徴する外観の海外パビリオンに焦点を当ててご紹介します。
クウェート館
まずは、ひときわ目を引くクウェートのパビリオン。翼を広げたようなこの外観は、寛容性と容認性の象徴だそうです。民族衣装を着たおにーさんから「どうぞどうぞ」と呼ばれて、予定していなかったのですが入館。

予想外に内容が良く、あっという間に時間が経ってしまったので定かではないのですが、所要時間は30分くらいだと思われます。

内部はいくつかの部屋に分かれていて、それぞれの特徴がはっきりしていてかなり楽しめる内容です。特に最初の部屋では、砂漠の映像が流れる時にだけ暑くなります。よく見ると天井にヒーターが。これ、夏場はどうするんだろうな…。
サウジアラビア館
事前情報でかなり期待が高まっていたサウジアラビアパビリオン。スーク(市場)のような造りになっていて、旅をしているような気分になれます。ただ、混んでいると厳しいかもしれません。

ここでは、サウジアラビアのコーヒーが飲めますよ。お値段も500円程度なので普通に楽しめる価格。

夜はまた違った雰囲気なので、日中と夜と2回訪れるのがおすすめ。
北欧館
北欧パビリオンは、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5国による共同出展です。

館内では北欧の暮らしに触れることができます。3階にはテラスカフェがありますが、キャパ的にかなり混雑しそう。1階にショップがあって北欧グッズを買えるので、こちらだけでも楽しめそうですね。
オランダ館
光るオーブを持って館内をめぐるタイプのパビリオンです。みんなで協力するタイプのスポットも。

1階では、テイクアウトできるフードも販売。オランダの具材を使ったおにぎりもありました。

大阪・関西万博限定のミッフィーも購入できますよ。ミッフィーちゃん好きで混みそうな予感。
オーストラリア館
オーストラリアパビリオンは、固有の動植物が暮らす森、美しい夜空、豊かな海の3つで構成されています。

出入口付近ではフードやドリンクが販売されていて、オーストラリアらしい「ミートパイ」も食べられます。

このカフェはパビリオンの外にあるので、入館しなくても利用できます。飲食は、テーブルが空いていない場合は、すぐ隣の大屋根リングのベンチでどうぞ。

ミートパイ800円、フラットホワイト550円。ぜんぜん高くないですよね。
フランス館
「愛の賛歌」がテーマのフランスパビリオン。華やかで洗練されていて、ついつい引き寄せられてしまう外観です。館内はフランスのハイブランドで溢れているというのは、SNSでも多く発信されています。

オーギュスト・ロダンのアートがヴィトンのバッグに囲まれている部屋は圧巻!

ディオールとセリーヌの展示もありました。
ドイツ館
ドイツパビリオンは「わ!ドイツ」という名前がついています。調和、循環、感嘆を表すのだそう。人気のパビリオン&予約不可なので、すごく並んでいます。

レストランの入口は別に設けられていますので、パビリオンのほうが混んでいたら、レストランを先に利用してもいいかも。

ドイツグルメといえば、ソーセージやビールは見逃せません。遅い時間はノンアルコールドリンクはいくつか売り切れがあったので、ビール以外は要注意かも。日本茶は残っていました(笑)
シンガポール館
シンガポールパビリオンは予約なしで入館できるので「どこも予約できなかった!」という人はこちらに足を運んでみてください。

西ゲートに近い「セービングゾーン(Mapオレンジ色)」にあり、大屋根リングのそばの赤い球体が目印です。4階にカフェ、1階にレストランがあります。チキンライスが美味しそうでした。
スイス館
テストランでも大人気だったスイスパビリオン。白い球体が連なる外観です。

運が良ければハイジに会えるかも! ちなみに「ハイジカフェ」はキャパ的に競争率高そうです。入口はパビリオンと異なりますので、入館しなくてもカフェだけ利用可能。

奇跡的に空いていました。時間は夕方です。狙ってみてくださいね。

ベリーのノンアルコールカクテル1300円。意外と安い!
オーストリア館
クラシック音楽の聖地・ウィーンを首都とするオーストリアのパビリオンは、らせん状の五線譜のオブジェが遠くからでも目を引く外観。

とても凝っていて、シンボリック。建設の職人さんたち大変だっただろうな…。
イタリア館
イタリアパビリオンの目玉は日本初公開の「ファルネーゼ・アトラス」。ナポリ国立考古学博物館の至宝です。両手で肩の天球儀を持ち、猫背で膝を曲げたアトラスの姿が彫られています。

ファルネーゼ・アトラスについてはイタリア館のサイトで詳しく解説されています。
●ファルネーゼ・アトラス(イタリア館)
屋上にはレストランもあって、イタリア料理が楽しめますよ。
建設中のパビリオンも(4月15日時点)
まだ建設中のパビリオンもありました。直前まで「絶対間に合います!」と言っていましたが間に合わず、その後「我々には我々の時間軸がある」と明言を残したパビリオンは…

インドです! ある意味すごく人気のパビリオンで(まだオープンしていないのに)、沢山の人が工事中の写真を撮っていました。この記事が掲載される頃には完成しているのではないかと思われます。そんな裏舞台も含めて楽しんでくださいね!