キューバでアメ車が現役なのはなぜ? 1950年代の車に乗る方法を伝授!
キューバ

こんにちは、小春日和です。キューバ・ハバナの街を歩いているとよく見かけるのがカラフルなアメ車! 映画に出てきそうなクラシックカーですが、ここキューバでは現役で活躍している乗り物です! 
かわいいものからかっこいいものまで、色も形もさまざま。ハバナの青い空の下、ハバナの風を感じながらスター気分で楽しんでみましょう!

キューバでアメ車が現役なのはなぜ?

アメ車

ジェームズ・ディーンの『理由無き反抗』やスティーブ・マックィーンの『ブリット』などを思い出させるカラフルなアメ車。なぜキューバではアメ車がこんなにも、現役で活躍しているのでしょうか? それにはなんとも興味深い歴史に関係していました。
1959年以前のキューバには、アメリカの富裕層がたくさん住んでいました。しかし1959年のキューバ革命でフィデル・カストロが勝利し、全てを牛耳っていたアメリカ人は車や別荘を置いてアメリカへ帰りました。そして、残されたアメ車は改造されながら活躍しつづけているのです。
今では、ハバナの風を感じながら街を観光できることから観光客に大人気です。

1950年代のアメ車に乗ろう!

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ハバナの旧市街近くの劇場前に停まっているアメ車は、タクシーとして使うことができます! 
ハバナのタクシーはメーター制ではなく、乗る前に料金を交渉します。目安として旧市街から新市街のホテルまで、約25分ほどで10兌換(だかん)ペソくらいでしょうか。(1兌換ペソ≒106円 2016年7月現在)

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おすすめはオープンカータイプ。
せっかく乗るのであれば、なるべく綺麗な車に乗りたいですよね。結構ボロボロで手入れのされていない車もあるので、選んで乗ってみてください。

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屋根付きのクラシックカー。ちなみにクーラーはありません。窓全開で走ると気持ちいいです。

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クラシックカーの前で写真を撮る観光客。

クラシックカーのおすすめの利用法は、1時間くらい貸し切って、新市街の革命広場やコッペリア公園、海沿いのプロムナードのルートを走ること。助手席に1名、後ろに3名で最大4名まで乗ることができます。

ハバナ大劇場

こんなの見たことない!かわいらしいココナッツタクシーも

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もうひとつおすすめの乗り物はこのココナッツタクシー。
最大3名まで乗ることができますが、荷物などがある時は2名までのほうがおすすめです。

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形がココナッツに似ていることから名付けられたココナッツタクシー。こちらも街中でよく見かけます。
タクシーとして利用でき小回りが利くので、ハバナの旧市街まで行くこともできて意外と便利です。こちらも料金は交渉制なので、乗る前に必ず料金を決めて乗ってくださいね。
 
いかがでしたか? キューバは今観光に力を入れていて、クラシックカーの数も以前よりかなり増えたように感じました。
乗ればキューバならではの思い出になること間違いなしです。ハバナを訪れたらぜひ体験乗車してみてください!

この記事を書いた人

小春日和

小春日和旅行コンシェルジュ 現役添乗員

これまで約200回、50か国以上を旅してきた大の旅好き。社会人になってからスペイン語も習得し、スペインはもちろん、イタリア、ポルトガル、フランス、イタリア、中南米が特に詳しいです。 東京と京都に拠点をおき、国内も時間のある時は車でドライブ。常に何か面白いものはないかとアンテナをはっています!かわいらしい小物やお菓子が大好きです。

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