釧路といえば釧路湿原や阿寒湖、幣舞橋や丹頂鶴自然公園など見どころ満載で、北海道の中でも人気の観光地ですね。
ただ、グルメというと、確かに海鮮は美味しいけれど札幌のサッポロラーメンやジンギスカン、小樽のスイーツや、帯広の豚丼などに比べ少し話題のグルメが少ないのでは……などと思われがち。
しかし、釧路和商市場に立ち寄るとその考えが一掃すること間違いなしです。市場の名物「勝手丼」を中心にご紹介します。
和商市場のある釧路空港に到着
東京からは飛行機で約1時間30分で釧路空港に到着します。4月や9月あたりでもこの気温……やはり北海道ですね……。
いきなりエゾシカのはく製がお出迎えしてくれます(ちょっとびっくりします)。
ここから車で約30分、バスなら約45分で釧路駅前まで行き、そこから徒歩5分ほどで釧路和商市場に到着します。
和商市場の入り口はこちらです
和商市場に到着したのですが、入り口が地味で一瞬「え、これが市場?」と思うかもしれません。でも、大丈夫です。パラダイスはここからはじまります。
釧路の海鮮の玉手箱「和商市場」
市場に入ってすぐに目に飛び込んできたのは、この堂々たる花咲カニの陳列です。中国から来られた観光客の方々がたくさん買っていました。中国語の説明も書いてあります。
他にも、ご覧ください! この見事な時知らずの姿切り。時知らずとは、北海道の沿岸で回遊中に獲れる非常にレアな鮭で、今や有名な高級食材。脂が身に広がっていて大変美味ですね。
そして、私が今回勝手丼と同じぐらい楽しみにしていたのが、この本物のししゃもの冷凍。通常都内などでししゃもとして出されるのは実はカペリンという魚であることが多く、本物は貴重です。
オスは身がたくさんあり、メスは子持ちの30尾で3,500円は激安です! しかもここからクール宅急便で指定の日時に送る手配もしていただけます。ぜひお立ち寄りの際にはチェックしてみてください。
いよいよお待ちかねの勝手丼に挑みます
朝の飛行機で釧路空港に到着したので、お昼時は腹ペコです。さあ勝手丼だ!と意気込み、人気店「佐藤商店」に行ってました。お店にはサイン色紙がたくさんあります。
早速選ぼうとすると、お店の方から「ご飯は買われましたか?」と。「ご飯?」と言うと、「あちらでご飯は別に買っていただきます」とのこと。
「勝手丼」だけに「買って丼」と頭の中でおやじギャグで、1人笑いながら辺りを見回すとありました。ご飯を売っているところが。
ここでご飯(中)と割り箸を買って、再度挑みに行きました。
ご覧ください! このラインアップ。宝石箱のような新鮮な海鮮の数々……。ご飯の入った器をお店の方にお渡しして、目移りしながら旬のお勧めなどを訊きながら注文していくと、そのとおりにご飯の上にネタを盛っていってくれます。
マイ勝手丼のできあがり!
脂の乗った時知らずに、さんま、ボタンエビ、ウニ、花咲カニや透き通ったイカ……。
毛ガニのお味噌汁と、トロのお寿司(なんと300円!)も別で購入し一緒に頂きます。至福すぎるひと時……。本当に金額でこの量はやばいです。
是非皆さまも釧路に行かれた際には是非立ち寄ってみてください!