開幕直後はその外観が「煌びやか」「派手」ということで注目を集めていたトルクメニスタン館ですが、今はその独特の展示内容に注目が集まっています。というのも、トルクメニスタンは独裁国家として知られていて、パビリオンに入ると正面にベルドイムハメドフ大統領の写真がどーん。大阪・関西万博のコンセプト「いのち輝く未来社会のデザイン」に寄せつつも、独自路線を突っ走るこの異色のパビリオンが今大注目!
トルクメニスタンってどんな国?
トルクメニスタンは中央アジアの南西部に位置する国です。首都は大理石建築が世界一多いといわれるアシガバート。もちろん日本からの直行便なんてありません。

世界的に有名なのは「地獄の門」。ボーリング調査時に、有毒ガスの放出を食い止めるために点火したところ、可燃性ガスが地下から絶え間なく吹き出るために延々と燃え続けてしまっているらしい。今では人気の観光スポットに。
トルクメニスタンパビリオン
トルクメニスタンパビリオンはとにかく眩しい! 白を基調とした美しい外観で、夜のライトアップもひときわ目立っています。夏にパビリオンに並ぶ場合は、日差しだけではなくこの白い外観の照り返しがハンパないので要注意。日焼けだけじゃなく、目がやられるのでサングラス必須です。

入口を入ると真正面にベルドイムハメドフ大統領の肖像画がどーん。ここが一番のフォトスポットとばかりに、入場者はもれなく全員写真撮影(笑)

なんと大統領、ナショナルデーにあわせて来日して、天皇陛下と皇居で会見されたらしい。ショップには両国の国旗のピンバッジもあるし、トルクメニスタンを紹介するシアターでも日本との交流をアピールしていたので、もしかしたら親日? なのかも…?

シアターでは「異国」という言葉がぴったりの映像が見られます。このピンバッジ、買っておけばよかった。かなりレアな気がします(笑)

大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」なのですが、他のパビリオンとはかなり異なる展示内容も興味深い。ぜひ実際行ってみて確かめてみてください。他とは一味違う新鮮さがありますよ!
2階は展示室
2階は展示室になっていて、なんかやっぱり他の国のパビリオンとは様相が違う…。そこがまたトルクメニスタンパビリオンの人気の秘密かもしれません。

トルクメニスタンが世界有数の綿花の産地だとはじめて知りました。技術や産業、工芸などの展示もありますよ。
トルクメニスタングルメを楽しめるカフェ
3階にはトルクメニスタンのグルメを楽しめるかわいらしいカフェがあります。このカフェ、独裁国家と真逆のイメージ。老若女子たちが「かわいい~」とはしゃいでいます。

オーダーしたのはシェク・シェキ添えアイスクリーム(1,300円)。シェク・シェキというのは伝統的なトルクメニスタンのお菓子だそう。ブラックティーはかわいい陶器のポットでオーダー(1,000円)。カップでのオーダーもできます(300円)。

テラス席もありますが、灼熱です…。それでも日陰のテラス席に座る猛者もいました。くれぐれもご安全に。

カフェは11時オープン。先にオーダーしてから着席するスタイルです。回転は比較的早いので、平日ならさほど待たないかもしれません。