昨今「お得!」と旅界隈をざわつかせているJR西日本の「tabiwa by WESTER」。エリアによっては使い方にちょっとクセがありますが、コツさえ掴めばとてもお得にお目当ての旅エリアを周遊できます。実際にどのように使うのかを試すべく、tabiwaの「神戸・姫路 夏の体験デジタルパス」を購入して楽しんできましたのでご紹介します。
「tabiwa」神戸・姫路 夏のデジタルパス
「tabiwa」は、交通機関が乗り放題の周遊パスや観光関連のチケット購入、スポット情報など、旅に必要なサービスが詰まったJR西日本が提供する観光ナビです。まずは「tabiwa by WESTER」のアプリをスマホに入れて使用するICOCAを登録しましょう。
現在2025年の3月末まで利用できる「小浜線tabiwaパス」、「北陸おでかけtabiwaパス」など、いくつかのエリアの周遊パスが販売されていますが、今回は画像右の「神戸・姫路 夏のデジタルパス」を購入。
乗車方法と利用できる範囲
冒頭で「クセがある」と言いましたが、このパスは3,300円で購入するのですが、乗車時には自分のICOCAで改札を通るので、一時的に二重に支払っているような感じになりちょっと気持ち悪いのが特徴と言えば特徴。つまり、パスを購入しても乗車運賃分以上のICOCA残高が必要なので、じゅうぶんな額のチャージしておく必要があります。
ただ、このICOCA使用分は本来必要のない運賃なので(パスを購入しているので)翌月末にWESTERポイントとして戻ってきます。ちゃんとポイントで戻ってくるように、公式HPやアプリで説明を熟読しておきましょう。
次に利用できるJR線の範囲です。こちらも少々クセがありますので、必ずアプリで確認しましょう。例えば上の画像のように、東は新大阪、西は播州赤穂までなのですが、京都駅から乗車した場合は、必ず一度パスの有効範囲の東端である新大阪で一度改札を出てから再度改札を通る(ICOCAを使用する)必要があります。京都から姫路に行きたいからといって、そのままスルーで行くと適用外になってしまいます。大阪や新大阪から出発する人は、そのまま神戸方面へ向かっても大丈夫です。
くどいようですが、諸々の条件等は公式HPでしっかりご確認を!
姫路駅でレンタサイクル&姫路城観光
「神戸・姫路 夏の体験デジタルパス」には、JR線以外の乗車券(引き換えが必要)が付いています。例えば神戸市営地下鉄・三宮駅から神戸電鉄を利用して、有馬温泉に行くことも可能です。
観光施設やレンタサイクルなどのクーポンも付いているので、今回は姫路駅で「駅リンくん」を借りて姫路城へ。
自転車があると姫路城の周囲を楽に散策できるので、いつもとは違ったお城の姿を楽しめますよ!
もちろんパスのクーポンを提示すれば無料で城内、天守閣にも入れます。
2日目は神戸散策
神戸散策を楽しめるクーポンも付いているので、翌日は神戸に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
パスがあれば神戸市内の観光地を巡る「ポートループ」、「シティーループ」が2日間乗り放題です。神戸ポートタワーや神戸リゾートクルーズ、異人館街の萌黄の館などが無料で利用できるので充実した神戸観光を楽しめますよ!
条件はしっかりチェック!
これだけ内容が充実していてたったの3,300円。とってもお得だからこそ、条件はきちんと確認する必要があります。大まかな注意点はご紹介しましたが、必ず出発前にご自身でHPやアプリで諸条件を漏れのないように再確認して、夏の神戸・姫路旅を楽しみましょう!