ヨーロッパで一番おいしい国はスペインだと思う
あくまでも個人的な意見です。でも私はスペインほど食べ物がおいしくてリーズナブルな国はないと思っています。
美食の国と言われるフランスは確かにおいしいのですが、お値段が高い上にフランス人は本当に食にうるさいので気軽に食べられない印象です。
イタリアは、魚介やパスタは量も多く食べ応えがあってしかも安いのですが、味は日本で食べるカルボナーラの方がおいしかった……。
その点スペインは、ボリュームがあるにもかかわらず価格が安く、作法やマナーを気にせず、食べたいものを食べたいように食べられます。
ここは屋台のように路面販売しているお店ですが、スーパーの中でも見かけることが出来ます。
大きさや種類、そのときのレートにもよりますが、3000円くらいから買うことができるので、日本で買うより5分の1で済むこともありそうです。
スペイン定番朝食・チュロス&コーヒー
スペインの定番の朝食はチュロスです。
日本で定番のお砂糖の付いたものから、シュークリームの生地に似たようなチュロスもあります。
長いチュロスをその場ではさみで切り分けてくれます。
ちょっと古そうな、あまりおしゃれでないスタンド的なところでいただくのが実はおすすめ。
地元のおじさんたちの憩いの場で、楽しそうにおしゃべりしながら立ったまま食べるのです。
ゴミは床に捨ててOK。
キレイ好きで行儀のいい日本人には最初は慣れないかもしれませんが、ぜひ雰囲気に流されるまま楽しんでみて欲しい、朝の風景です。
チュロスの他にも、トルティーヤパタタス(オムレツの中にポテトが入った、スパニッシュオムレツと言われている玉子料理です)などのタパスもあります。
写真は2種類のチュロスを2本ずつ、ラテ、エスプレッソで500円ちょっとでした(2015年9月のレートだと、900円くらいになってしまいますが…)。
食事はバケット付き
レストランで注文すると、ほぼ必ずバケットを持ってきてくれます。なくなったら足してくれるレストランもあるほど。
写真はミートボールと半熟玉子にトマトソースとチーズをかけてオーブンで焼いたものです。
バケットと一緒に食べるとおいしく、日本人にとっては充分な量です。
日本では高い食材もスーパーで安く手に入る
オリーブや生ハム、サーモン、クリームチーズ、シードルというりんごの炭酸酒。
どれも日本の半分以下の値段で買えます。
写真のトルティーヤ以外は、材料がそろえばホテルの部屋でも簡単に準備できるので、ぜひスーパーには寄ってみて欲しいと思います。
もしホテルにキッチンなどが付いているのであれば、トルティーヤもぜひ作ってみて下さい。
ヨーロッパはじゃがいもが本当に安くで手に入り、おいしいですよ。
オマケ…スペインの家庭に1つはあるもの
炊飯器……???いえいえ、違います。ポテトを揚げるための機械です。
スペインを始め、ヨーロッパの家庭ではどこにでもあります。
フライドポテトを作る以外に用途があるのか謎ですが、ごちそうになったときは有名なバーガーショップのものよりおいしかったです。
最後に…
他にもスペインといったらパエリアやカラマリなどがありますが、もし魚介が食べたかったら海の近くの町へ行くといいですよ。
マドリッドはスペインのド真ん中、内陸にあるので、そういう町と比べたら魚介は不得意な分野です。
北のガリシアという海に近い町では、港付近でタコを茹でて塩だけで振舞ってくれる屋台などがありました。
お好みに合わせて、おいしいスペインを発見してくださいね。