天空の城「竹田城」から見る、炎の朝日と雲海の神秘さ
日本

雲海がお城を囲い、まるで天空の城のような場所「竹田城」。

兵庫県朝来市にある竹田城は、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」の舞台と噂されていたり、
日本のマチュピチュと呼ばれていたり、その名をすでに轟かせている。

この神秘的な場所から拝む朝日と、竹田城を取り囲む幻想的な雲海のシンフォニーを是非ご覧いただきたい。

竹田城へのアクセス

朝2時頃、仮眠をとった我々は、車で竹田城へ向かった。
夏で夜も暑い日。しかし竹田城の周りは、山々がそびえ立ち、寒さが広がるとのことで、
簡単な登山ウェアを持ち、車に乗り込んだ。

大阪・梅田から車に乗り、名神高速道路を使い約2時間30分かからないかどうか。
(車でのルートはこちら。)

4時すぎにつき、まだ真っ暗な状態に、ぽつぽつと人をみかけた。皆、竹田城から朝日をみにきていたのだ。

車を駐車場に停め、入場料を支払い、早速上を目指した。

ちょっとした上り坂は我々の期待度を高めた

標高353.7メートルの頂上に竹田城はある。
竹田城までの道はきちんと整備されているが、それなりに登り坂でスニーカーでくるという選択肢をとった自分に安堵する。そこまできつい道のりではないが、運動靴は必須の場所だ。

竹田城跡の場所に近づけば近づくほど、気温は下がり夏だが寒くなっていく。
雲海も広がり、湿った空気が流れてきた。

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頂上では多くの人がいまかいまかと朝日を待つ。

我々は朝日まで時間がありそうなので、雲海の写真をとったり、竹田城跡を一周していた。

朝日が近づき、山が一瞬静まる。
そして人間もその神秘さに息をのむ。

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まるで空が炎に包まれているかのような、そんな情景だった。雲海から顔をのぞかせ、広がり、そして瞬く間に空を支配していくその炎のような太陽の光は、またたくまに山を照らし、地上を照らし、朝を連れてきた。

こんな一瞬はなかなか他の場所でも見られないであろう。
朝日はとても野生的で、これから迎える「朝」を何メートルも先から引き連れ、竹田城とその山々を照らす…そんなことを思い描けるようなシーンの、パノラマを堪能できる。そんな一瞬だ。

竹田城帰りに温泉でのんびり

壮大な朝日で、新鮮なパワーを手に入れた後は、温泉にいくのもいいだろう。
車で30分の場所に「よふど温泉」、1時間の場所には「黒川温泉」、1時間半の場所には「有馬温泉」など
兵庫県内には温泉が多く存在する。

ちなみに我々は、有馬温泉にて、一風呂浴びた後、明石までいき明石焼きを食べ、明石海峡大橋にて夕日をみる…
と朝日から夕日までまるごと一日楽しんだ。

‐交通手段とその所要時間‐
・竹田城から有馬温泉まで:車で1時間30分
・有馬温泉から明石まで:車で1時間
・明石から明石海峡大橋(明石市側)まで:車で10分
(「明石海峡大橋は壮大絶景!兵庫県が誇る夕焼けを見る。」→記事はこちら

いかがだろうか。朝から晩まで楽しむとはまさにこのこと。
一度は試して頂きたい。

竹田城から見る、神秘の光は、きっと、あなたの未来を照らしてくれるはず。

この記事を書いた人

Fujico

Fujicoフリーライター/地域観光プロモーター

2015年に独立。主にフリーライターとして活動している。専門としては、トラベルや観光地域プロモーション。そして英日の翻訳・通訳も行っている。独立前は畑違いの販売業で、店舗マネージャーを務め、大阪で日々汗を流していた。 広く色々な場所にいくよりも、一つの場所を開拓するのが好きな性分で、今は月1以上のペースで東京の離島・伊豆諸島に通っている。趣味は「観光客がいない素晴らしい場所を見つけ出し、それを紹介して喜んでもらうこと。そしてその後どや顔する」ことである。音楽と英語をこよなく愛す、目指せボーダーレス女子。

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